長野県産材利用啓発事業運営要領

木造住宅等地域材利用拡大事業
長野県産材利用啓発事業運営要領
長野県木材協同組合連合会
平 成 2 7 年 6 月 1 0 日
第1
趣 旨
木造住宅等地域材利用拡大事業の内、長野県産材利用啓発事業の実施にあたっては、こ
の運営要領により実施するものとする。
第2
用語の定義
(1)「事業実施主体」
産地の明らかな木材(以下「県産材」という。)の利用を行う住宅・建築物に自ら居住
する者又はその住宅・建築物を自ら利用する者とする。(施主)
(2)「給付申請者」
事業実施主体が利用する住宅・建築物等の施工者(工務店等)又は発注者(施主)と
する。
第3 給付対象
給付金交付事業者(長野県木連)は、各項に定める項目を基本として、柱材・床板材・壁
板材を利用する場合に県産材等の使用実績に応じて実施主体(施主)に対する現物支給相当
額の給付を行うものとする。
ただし、平成27年4月1日から平成27年10月31日までに工事に着手した物件とす
る。
第4
給付金の額
給付金の額は、下記の規定のとおりとする。
県産木材利用区分
柱
住宅等給付額(円/件)
材
床板材
壁板材
新築・増築・リフォーム
150,000
(震災復興住宅 250,000)
柱材・床板材・
壁板材の組合せ
第5
使用する木材
県産材については長野県産の木材を利用し、信州木材認証製品センターが出荷証明する
認証製品を使用すること。
第6
対象とする木材利用
対象とする木材利用は、前項に定める県産材を住宅・建築物の対象工法による新築又は
増築その他リフォームを行う場合に、住宅・建築物の構造躯体、内装等に長期的に利用す
ることとする。
なお、可能な限り使用した木材等が外観から見える工法を工夫すること。
第7
対象工法
スギ、ヒノキ、カラマツ、アカマツ、又はサワラ等を主要構造材等として使用する木造
軸組み工法の住宅
2 スギ、ヒノキ、カラマツ、アカマツ、又はサワラ等を主要構造材等として使用する丸
1
太組工法住宅
3 スギ、ヒノキ、カラマツ、アカマツ、又はサワラ等を主要構造材等として使用する枠
組壁工法の住宅
第8
木材利用量
対象となる県産材の利用量は、信州木材認証製品センターの出荷証明がされた材で金額
にして一般住宅で15万円以上、震災復興住宅で25万円以上使用した住宅等を対象とす
る。
第9
公共施設
第3に規定する住宅・建築物には、公共施設を除くものとする。
第10
他の国庫事業等との重複
第3に規定する給付対象が他の国庫補助事業(信州型住宅リフォーム助成金、信州ふる
さと環の住まい等)及び県・市町村事業の対象となる場合は、給付を行うことができない
ものとする。
第11
第12
給付の単位
給付の対象は、1件あたり住宅・建築物1棟とする。
給付金申請
給付金の申請等は、県産材等の利用を継続的に行うことを目的とすることから、給付金
申請者(工務店・施主等)が行うものとする。
なお、施主が行う場合は施工業者との情報交換を密とする。
第13
事業の完了
給付事業等が完了したときとは、当該事業に係る行為の種別ごとに以下のとおりとする。
(1) 住宅の新築・増築・リフォームで使用する給付対象となる県産材の全ての県産材の
納入が完了した日とする。
ただし、建売住宅の場合は、住宅購入者との売買契約が完了した時点とする。
(2) 前項の規定による完了期限は、原則として平成27年10月31日とする。
第14
給付金の交付申請
給付金申請者(工務店・施主等)は事業が完了したとき、長野県産材利用啓発事業給付
金交付申請書(様式第1号)を給付金交付事業者(長野県木連)に提出するものとする。
給付金交付申請書を提出するときは、県産材等の利用実績がわかる書類(信州木材認証
製品センターが発行する信州木材認証製品出荷証明書写、供給事業者からの請求書写、写
真等)を添えて申請するものとする。
長野県木材協同組合連合会は、必要に応じて給付金の交付申請書の提出期限を別に定め
ることができる。
(2) 長野県木材協同組合連合会は、前項に規定する給付金交付申請書の提出があったと
きは、内容を審査の上、予算状況に応じて事業の適否を決定するものとする。
(3) 長野県木材協同組合連合会は、前項の規定により適否を決定したときは、事業実施
主体に通知しなければならない。
第15 給付金交付申請書の受理
(1) 長野県産材利用啓発事業給付金交付申請書の提出があった際は、交付申請書を受理
した日による先着順に審査する。
ただし、予算残額以上に交付申請書の提出があったときは、当該適認の決定をすべ
きものと認めた交付申請書のうちから、抽選等により調整し決定しなければならない。
2
(2) 前項の抽選等により交付申請書の適認の判定がなされなかったものは補欠とし、交
付の決定の取り消しが生じたときは繰り上げて事業の適否を判定するものとする。こ
の場合において、補欠の順位は、あらかじめ抽選により決定する。
第16
審 査
長野県木材協同組合連合会は、給付金申請者(工務店・施主等)から実績概要書の提出
があった際は、次に掲げる事項について調査を実施するものとする。
(1)県産材等の利用実績の確認
(2)その他実績報告書に記載された事項の確認
給付金交付事業者(長野県木連)は、実績報告書の提出があった際は、現地調査がで
きるものとする。
また、この調査に関し、給付金申請者(工務店・施主等)及び事業実施主体(施主)
は立会その他協力をしなければならない。
第17
確 定
給付金交付事業者(長野県木連)は、第12による実績概要書の内容を調査し、適当と認
められるときは、給付申請者(工務店・施主等)に対し、長野県産材利用啓発事業給付金
確定通知(様式第2号)により、給付金の交付確定を行うものとする。
第18
請 求
給付金申請者(工務店・施主等)は、給付金の交付請求を行うときは、長野県産材利用
啓発事業給付金請求書(様式第3号)によるものとする。
第19
事業の中止、廃止又は完了期限延長
給付金申請者(工務店・施主等)は事業を中止、又は廃止しようとする場合は、長野県
産材利用啓発事業給付金交付申請書取下申請書(様式第4号)を給付金交付事業者(長野
県木連)に提出するものとする。
長野県木材協同組合連合会は、前項の規定による取下申請書の提出があったときは、中
止等をしようとする事業の調査を行うものとし、やむを得ないものと認められるときは同
意するものとする。
第20
事故報告
給付金申請者は、処分制限期間内に天災及びその他の事故により、当該事業により取得
した住宅・建築物等の財産に事故があったときは、長野県木材協同組合連合会に届け出る
ものとする。
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