優れたデザインを有した高付加価値住宅を 地域不動産ポータルサイトで

2016年8月22日
国土交通省「平成28年度 住宅ストック維持・向上促進事業」採択事業
優れたデザインを有した高付加価値住宅を
地域不動産ポータルサイトで公開する事業
信州中古住宅流通ネットワーク
ネクスティ
信州中古住宅流通ネットワーク(NEX-T)
長野県松本市笹賀 7189-2 (株)ランバーテック内
0263-86-3486
ネクスティ
信州中古住宅流通ネットワーク(NEX-T)のご紹介
創立 / 2013年9月 設立 / 2016年8月
構成 / 宅建業者(5社)・工務店(1社)・検査機構(1社)・検査、住宅履歴事業者(1社)
建築士(1社)・不動産鑑定士(1社)・不動産ポータル運営(1社)
(沿革 )
2013年度
2014年度
2015年度
2016年度
中古住宅活性化の自主的勉強会として8社でスタート
中古住宅取引をテーマとした講習会や、少子高齢化による市場縮小や課題点の改善、販路
拡大について約60回以上の意見交換を現在にかけ行う
ウェスト東京不動産流通ネットワーク(西東京市)と共同で国土交通省の「中古不動産取
引における情報提供促進モデル事業」に採択され、事業化の一歩を踏み出す
多彩な業者を加えて組織を拡充し、国土交通省の「住宅ストック維持・向上促進事業」に
単独で採択される
本事業の採択を機会に今まで検討を行ってきた事柄を具現化していきたいと考えています。
多彩な業種で構成された組織体制
信州中古住宅流通ネットワーク
宅建業者
建築士
工務店
検査機構
不動産鑑定士
検査履歴事業者
不動産ポータル運営
会員一覧(五十音順)
役 員
(会 長)小林 稔政(株式会社小林創建)
(会 計)丸山 淳治(株式会社ランバーテック)
(副会長)鈴木 孝之(株式会社中央不動産)
(監 事)宮崎 崇徳(有限会社ライフポート安曇野)
(副会長)松本 義隆(株式会社JOHO)
採択事業の概要
(ステップ1)住宅資産価値向上の取り組み
検査事業者・住宅履歴管理
(有)ライフポート安曇野
サンエネック(株)
(株)中央不動産
(有)松本住まいの情報センター
(有)アイタウンエステイト
日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合
長野県窓口:(株)ランバーテック
中古住宅の提供
資産価値の査定
不動産取引実務
住宅診断
修繕履歴
定期メンテナンス
工務店
(株)小林創建
優遇金利の
住宅ローン
瑕疵保険付保
不動産鑑定
オーソライズ
金融機関
検査機構
不動産鑑定士
積算
パース作成
デザイン提案
新築住宅の提供
リフォーム施工
一般社団法人JBN(全国工務店協会)
政策調査委員会 委員長
株式会社 価値総合研究所
アクティブ・プロパティマネジメント
デザイナー
プロデューサー 小林 稔政
アドバイザー 小沢 理市郎
建築士
ノウハウ提供
宅建業者
新築
中古
資産価値向上
長野県不動産ポータルサイト
(株)JOHO
価値が伝わる宣伝広報
一般消費者
(株)八十二銀行
(株)日本住宅保証検査機構
(株)都市開発研究所
(ステップ2)住宅資産価値向上の評価
価値が伝わることで市場拡大
(ステップ3)価値が伝わる情報提供による市場拡大
ステップ1 住宅の資産価値を向上させる取組みを実施。
ステップ2 向上させた資産価値を評価してもらい「高付加価値住宅」が誕生する。
ステップ3 「高付加価値住宅」の価値が伝わる情報提供を一般消費者へ向け行う。
採択事業の説明 1/4
(1)住宅の資産価値向上の取組み
・ホームインスペクション(一級建物アドバイザー保持者による)
・家歴書ネット ※いえかるて準拠(日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合)
・おうちケア定期便 ※定期点検・シロアリ検査等のトータルアフターサービス( 〃 )
・優遇金利による住宅ローン
・瑕疵保険付保
・公益財団不動産流通推進センターの既存住宅価格査定マニュアルを用いた査定
(2)長野県の市場のマーケティング
提案構成者が主な対象エリアとする長野県中南信地域(以下本地域)において、戸建住宅・中古
住宅を販売している事業者(工務店・宅建事業者)、金融機関等からのヒアリングおよび不動産
ポータルサイトのデータベースをもとに、本地域の消費者の購入可能な価格帯の分析を行う。
また、首都圏と比較し地方では市場が未成熟なことを踏まえ、本スキームの適用性(関心度や
支払って良いコスト感 等)をWEBアンケートを用いて調査、検証を行う。
マーケティング
本地域内の傾向
∼ ヒアリング ∼
調査結果と検証、
スキームの最適化
新築
中古
宅建業者 工務店 金融機関 不動産データベース
FPなど (ココスマ、後述)
本スキームの地方における適用性
∼WEBアンケート∼
中信エリア
(松本・安曇野方面)
南信エリア
(諏訪・伊那方面)
・近年の取引事例
・住宅ローン融資額
・住宅取得世代のライフプラン
・公開中物件のデータ、アクセス
・地方適用性の課題と改善点
(3)デザインを主体としたブランディング
都市部では既にトレンドとなっているリノベーションが、本地域では店舗設計・意匠設計を中心
に流行していることを鑑み、住宅取得を志向する若年世帯が好むデザインを地元デザイナーから
ヒアリングを行い、デザイン企画のパッケージとブランドとして立案する。
デザイン主体の
ブランディング
工務店
新築
店舗・意匠設計における
リノベーションの流行
デザイナー
工務店とデザイナーが連携
中古
デザイン価値を付加
・住宅取得世帯が好むデザイン
・デザインをパッケージする
採択事業の説明 2/4
(4)中古住宅のデザインも含めた性能向上
デザインが消費者から認知される集客としての機能を果たすことは新築事業の成果から実証済み
だが、デザイン提案に加え中古住宅の性能向上を提案できる企画をパッケージとして立案する。
デザインも含む
住宅性能の向上
新築
中古
中古
購入価格帯の
マーケティング
デザイン + 住宅性能 + 住宅診断 + 修繕履歴 + 定期メンテナンス
・耐震、制震
・温熱デザイン(パッシブ)
・住宅取得世帯が好むデザイン
(5)デザインの標準化・積算スピード・魅せるパース化
スピード感のある売買を目指して消費者に魅力のあるデザインを標準化し、積算の簡易さと魅せ
るパースをスピーディーに提供することによって市場に応える。
(パース図)
(積算シート)
採択事業の説明 3/4
(6)持続可能な仕組みの構築
本事業は「高付加価値住宅」の単発的な作成に留まらず、「高付加価値住宅を継続的に生み出し
続ける=流通を拡大させ続ける」を目的としている。
そのため「高付加価値住宅」を生み出す一連の流れ・作業をシステム化し「高付加価値住宅」を
一定のスピード感で供給し続けることができる仕組みを構築する。
高付加価値住宅の持続的な供給システム
1
2
・瑕疵保険の審査
・瑕疵保険の付保
検査機構
3
・リフォーム提案
・店舗・意匠設計者などと協力した性能とデザイン企画
デザイナー
工務店
4
3
0
・スピーディーな積算
・魅せるパース作成
建築士
日︶
宅建業者 コーディネート
パッケージ化・組織化︵最短
検査事業者・住宅履歴管理
・ホームインスペクションの実施
└診断書作成
・修繕履歴サービスの提供
・定期メンテナンス計画
高付加価値住宅の誕生
5
宅建業者
6
・不動産取引の実務
・ポータルサイト登録
・高付加価値住宅の周知広告
・リフォーム
・住宅の建築(新築の場合)
工務店
7
・優遇ローンの融資実行
金融機関
8
検査事業者・住宅履歴管理
・ラベリング
・定期点検 など
採択事業の説明 4/4
(7)高付加価値住宅の一般消費者への正確な情報提供
本事業で持続的に供給をする「高付加価値住宅」だが、現状広報面(特に不動産探しの入口とな
るWEBサイト)で「通常の中古住宅」との差別化が難しい状態となっている。これは付加価値に
繋がる様々な登録項目が、広報システムにそもそも備わっていないことが主な原因であり、一般
消費者へ「高付加価値住宅」の情報を正確に力強く伝える必要がある。
これからの流通促進において重要であるが
整備されていない登録項目
多くの WEB サイトの現状の登録項目
強い
付加価値
(現状)物件概要、写真・動画など
簡略
住宅診断
修繕履歴
定期メンテ計画
瑕疵保険
リフォーム提案
優遇ローン など
住宅の不動産情報
関心の喚起
弱い
詳細
長野県専門の不動産ポータルサイト「ココスマ」の登録データベースシステムを拡張し、「高付
加価値住宅」の配信を行う。これにより、長野県の住宅購入を検討している一般消費者に「高付
加価値住宅」の性能が正確に伝わり、市場の拡大へ繋がる。
ポータルサイト別加盟数
2005年よりサービス開始
(株)JOHO調べ2016.7
ココスマ
アットホーム
ホームズ
スーモ
558社
319社
149社
115社
(1) 県内宅建業者は約1,800社(宅建協会1500社・全日本不動産協会300社)。
そのうち実際に不動産業を営んでいる割合は約半数(900社、推測)となり、約50%の
宅建業者がココスマへ加盟している。
(2) いずれにしろ、県内においては大手ポータルと比較してもサービス加盟数が最多なため、
多くの宅建業者に良質な住宅の情報配信を行ってもらえる下地が備わっている。
なお、本システムは2015年より、長野県・(一社)長野県宅建協会にも採用
され、楽園信州空き家バンク(長野県版空き家バンクポータル)の運営にも
利用されている。
付加価値項目の増設
登録システム
公開中の住宅情報
・住宅診断の実施有無
└診断内容
・瑕疵保険の有無
・リフォーム提案
└パース図、目安金額
・修繕履歴サービス有無
・優遇金利ローン 等
良質
器として
約1,300件
2016年5月31日 現在
一般消費者の高付加価値
住宅の理解、差別化
強い
ポータルが関心の喚起を最大化
物件概要、写真・動画など
簡略
住宅の不動産情報
住宅診断
修繕履歴
定期メンテ計画
瑕疵保険
リフォーム提案
優遇ローン など
詳細
関心の喚起
弱い
事業スケジュール
勉強会 第
回
1
イベント準備
イベント実施
勉強会 第
2017年1月
イベント内容の検討
プレスリリース実施
12月
登録システム・サイト変更作業 ∼ 登録の開始 ∼ 高付加価値住宅、ポータルサイトからの一般公開
11月
高付加価値住宅の制作
10月
アンケート実施
9月
W
E
B
登録システム仕様の検討
8月
高付加価値住宅 仕様の検討と決定
2016年7月
回
2
事業のまとめ
2月
3月
平成29年度以降の事業スケジュール
平成29年度(2017年)
周知のイベント開催、高付加価値住宅のブラッシュアップ、不動産鑑定による査定研究・ワークショッ
プ、金融商品開発、棟数範囲の拡大、案内テーブル(店舗ブース)の設置検討
平成30年度(2018年)
高付加価値住宅のブラッシュアップ、他地方地域への範囲拡大、高付加価値住宅購入居住者との共同検
証、広報システムの見直し、評価要素の新規導入 など