15-07-31116:25 1 平成 26年 塾:籟 (ワ )第 259号 損害賠償等請求事 件 原 告 封馬 被 告 株式会社 ファン ドクリエー ション 外 1名 靖人 文書提 出命令 申立 に対す る意見書 平成 静岡地方裁 半J所 沼津支 部 民事 部 lA係 御 27年 7月 31日 中 被告株式会社 ファンドクリエーシ ョン 訴訟代理人 弁護士 鐘 薦 養 記 1,甲 第 23号 証に表示されて いる借入比率に関す る数値のうち、平成 17年 3 月か ら平成 20年 8月 までの間の借入比率の数値 のもとになった文書について。 甲第 2号 証 1の 交付 目論見書 の 30頁 に 「フ ァン ドは、純 資産 の 10%の 範囲 内でのみ借入 を行 うことができます.Jと 記11さ れているが、 34頁 には 「各営 業者およびジェネラル・パー トナー は、投資および取引行 為に際 し、金銭 を借 り入れることができます。 フ ァン ドによる借入は、その純資産価額の 10%ま でに11限 されています が、管理会社 も受託会社 も、各営業者または リミテ ッ ド パー トナー シ ップによる借入および債務負担などの投資活動をコン トロールす る法的な権限を有 して い ません。 」 と記1裁 されてお り、純資産 の 10%と い う借 入れのf制 限はファン ド自体 の借入れについてであり,各 営業者の借入れに関す る制限でな い ことは明 らかで ある。 FCイ ンペス トメン ト・ リミテッドは、フ ァン ドの管理会社 として受益証券の # 発行 によ り集 めた資金 を社債 に投資す るので あり、金融機関か ら借入れてまで 社債 に投資する ことはあ り得な い。 社債 に投資 した後 に受益者か ら買戻 し請求 を受けた場合 にお いて、買戻請求 に 応 じる現金 を保有 して いな い場合 も想定 され、そ のよ うな場合 の資金調達と し て当座貸越契約 を利用 して 一時的に借入れることを想定 し (実 際 に借入れた事 実 はな い)、 このような借入れについて純資産 の 10%と い う制限 をもうけたの である。 乙第 2号 証 の 3枚 目に 2015年 4月 30日 時点 のフ ァン ド借入比率が 58. 5%と 記1裁 されてお り、ファン ド借入比率 の計算式 が記11さ れて い る。 ファン ド借入比率はフ ァン ドの純資産総額 と有利子負債 (営 業者等 による借入れを含 む)に よ り算出され、純資産総額は乙第 2号 証の 2枚 日に、有利子 負債 の総額 は 4枚 目に記11さ れている。 以 上のとお り「借入比率」は純資産総額 と有利子負債総額 によ り算出 されるも のであ り、「借入比率」 に関す る文書 は存在 しない。 2.平 成 20年 1月 か ら平成 21年 12月 まで の間 の各収益源物件 ごとの稼働率 )の 数値 の もとに (FF第 11号 証の 2枚 目及び 3枚 目に記載されて いる稼 ffJill率 な つて いる文書 につ いて。 ‖外 に記載 されているとお り、稼働率は、各収益源物 甲第 11号 証 の 3枚 目の有 件 の賃貸可能面積 に占める賃貸面積 の割合であり、各収益源物件の賃貸可能面 積は、区分所有法で い う専有部分 の総床面積であるが、 この総床面積 に関する 文書 は存在せず 、各収益源物件 のプ ロパ ティマネー ジャーがパ ソコ ン上のデー タとして保有 して いるだけである。 賃貸面積 は、賃貸借契約 に基づき賃借人が 占有 している専有部分 の総床面積で あるが、 この総床面積 に関する文書 は存在せず、各収益源物件 のプ ロパ テ ィマ ネー ジャーが空室 の専有部分 を把握 してお り、空室 の専有部分 がわかれ ば稼働 率 を算出できるのである。 3/ 9 15-07-31i16:25 : # 3.甲 第 24号 証及び甲第 29号 証 に記載 されている金額の もとになって いる平 成 20年 1月 か ら平成 21年 12月 までの間の各収益 源物件 ごとの賃料収益に 関する個 々のデー タが記12さ れた文書について。 甲第 24号 証および甲第 29号 証 に記載さ4て いる「不動産賃貸等 による収益J は、各営業者が事 務委託 して いる会計事 務所が不動産賃貸等による収益を算出 して会計デー タとして東京共同会 計事務所 に提供 し、東京共 同会計事務所 が す べ ての営業者 に関する不動産賃貸等 による収益 の会言ト データを集約 して被告株 式会社 ファン ドクリエー ションに提供 した数値であ り、被告株式会社ファン ド ク リエーシ ョンは、賃料収益に関する個 々のデータが記載 され た文書を所持 し ‐ 「いプ い。 て コ に 4.平 成 20年 1月 か ら平成 21年 12月 までの間の各月の収益還元率が記載さ れて いる文書 について. 収益還元 率 (収 益還元利回 り)は 不動産 鑑定評価書に記11さ れている数値であ り、収益還元率のみが記1裁 されている文書は存在しない。リーマンショックが 発生した平成 20年 9月 以前は半期ごとに不動産鑑定評価書が作成され、リー マンショックが発生した後は四半期 ごとに作成されている。従って、収益還元 率は、毎月算出される数値ではない。 5,甲 第 24号 証及び甲第 29号 証の 「経費」 の値の もとになって いるデー タが 記載されて いる文書の うち、平成 2 0年 1月 か ら平成 21年 12月 までの間の 各月の経費 に関する文書 について。 平成 20年 1月 か ら平成 21年 11月 までの間 はレジ ッ トファン ドの管理事務 代行会社であるHSBCィ ンスティテュー ショナル・ トラス ト・ サー ビシーズ リミテ ッ ドが経 費 に関するデータを保有 し、平成 21年 12月 以降は三菱 UF Jグ ローバルカス トデ ィ・ ェス・ ェイが経 費 に関するデー タを保有 して いる。 4/ 9 00 I1 訴外宮本は、甲第 24号 証を作成するにあた り、上記各社か ら経 費 に関するデ ー タ (甲 第 24号 証 に記載 されて いる数値)の 提供を受けたものであ り、経費 に関する文書は存在 しな い。なお、経費項 目である受託者報酬、管理者報酬、 監査報酬、その他 の費用 については、 FCフ ァン ド・ レジ ッ トの損益 計算書 に 記載されてお り、半期 ごとに公表されて い る。 6.甲 第 29号 証に手書きで記1支 された 「REIT運 用益」の値のもとになって いるデ ー タが記載 されて いる文書 の うち、平成 20年 1月 か ら平 成 21年 12 月までの間の各月の上記文書 について。 レジ ッ ト・ アル ファ・ イ ンクは、平成 20年 1月 か ら平成 21年 間、 J一 REITに 12月 までの 投資 した ことがな い。ただ し、平成 20年 1月 か ら同年 5 月までの間 に、主として リミテ ッ ドバー トナ‐ シ ップを通 じて 」‐REITを 組み入れた投資信託 に投資 した ことはある。なお、その投資信託 に投資 して い た期間が短期間であったため、 REIT運 用益に当Lじ る損益を記載 した文書は 存在 しな い。 7.レ ジ ッ ト ワアル フ ァカ=各 営業者 と匿名組合契約を締結 した際の、契約金およ び投資額が記1裁 された契約書 について. レジ ッ ト・ アル ファと各営業者 との間で締結 される匿名組合契約書には、 レジ ッ ト・ アルフ ァの投資総額が記11さ れて いるだ けであ り、収益源物件の不動産 価格及び不動産受益権 のrllli格 は記載されて いな い。 各営業者は レジ ッ ト・ アル フ ァか ら提供される資金を原資 と して収益源 となる 不動産 を購入 した り、不動産の受益権を1出 入するのであるか ら、匿名組合契約 書 に不動産価格等が記載 されることはな い。 8,レ ジ ッ ト リアルフ ァが各営業者 と匿名組合契約 を締締 した契約を解約する際 の、金銭の授受に関する文書 について。 4 5/ 9 15-07-31116:25 1 # レジ ッ ト・ アル フ ァ・ ィ ンクが匿名組合契約の終 了を求めた場合 、各営業者は レジ ッ ト・ アルフ ァ・ ィ ンクに対 し、終了通知書を発行 した うえで、匿名組合 事業決算報告書 (事 業年度 の始期か ら終了日までの間 の匿名組合事業 の貸借対 照表及び損益 計算書)を 作成 して交付するが、金銭の授受に関する文書は交付 され な い。 9.甲 第 29号 証の「鑑定評価益Jの 値のもとになっているデータが記載された 文書 (平 成 20年 1月 か ら平成 21年 12月 までの間の各 月の各収益源物件 ご との評価額に関する文書)に ついて。 前記の とお リリーマ ンショック発生前は半期 ごとに、 リーマンシ ョック発生後 は四半期 ごとに不動産鑑定評価書が作成されている.半 期 ごとに作成され る不 動産鑑定評価 書 に記11さ れている評価額を比較 して差器 を算出することはなか つたが、四半期 ごとに不動産鑑定評価訃を作成す るよ うになつてか ら、鑑定評 ‖F益 を算出 している。 なお、鑑定評価益は、四半期 ごとに作成される不動産鑑 定評価書 に記1裁 されている鑑定評佃F額 を比較 した場合 の差益にすぎず、鑑定評 価益 に関する文書は存在 しない。 ところで、不動産鑑定評価書は、 2月 、 5月 、 8月 、11月 の四半期 ごとに作 に伴 い、平成 20年 12月 及び平成 21 ノポー トに鑑定評fllF額 が記1我 されている。 れたマ ンス リー レポー トには収益源物件 の鑑定評価額が記1支 されている。 以上 │― 12つ raう 1,こ 6/ 9
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