学内報告会資料 ~これからのインターンシップの在り方について

産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業
産業界のニ
ズに対応した教育改善 充実体制整備事業
大分大学成果報告会
2015.3.20 大分大学
これからのインターンシップ
のあり方について
教育/学習とインターンシップ
石川雄一 ishichem@oita‐u.ac.jp 大分大学工学部応用化学科
CONTENTS
• 「教育/学習」における
教育/学習」 おける
インターンシップ - 位置づけ
Deep Active-Learning
• 企業にとっても、大学にとっても利点があ
るインタ ンシップ
るインターンシップ
• そのためには何がボトムラインか
Deep Learning と Active Learning
(京都大学 松下佳代、2015/3/15)
深いアプローチ
スキル(分析、総
合、評価)と、書く、
話す、発表するな
ど活動に関与する。
自身の価値観や
態度の探求に軸
足。
アクティブ・
ラーニング
ラ
ング
ディープ・
ラ
ラーニング
ング
概念を概有の
知識に関連付け
自分で理解する
(知識再構築)
浅いアプローチ
スキルの育
成に重点
認知プロセ
スの外化
知識と行動の解離
手(体)だけ動かして頭
を動かしていない
を動かしていない。
外面だけでなく内面
(頭)もアクティブなこと
深い学習
深
学習
深い理解
深い関与
深
関
無関係な知識の
無関係な知識
断片で暗記。新
概念の意味付け
困難。
忘れ残り
集中し忘我状態
腑に落ちた価値 ×
やれそうか(着手点と方法がみえる)
Deep Active-Learning
学習活動のプロセス
Engeström,
g
1994
腑に落ちた課題-着手点とやり方-知識の取込-知識の活用-知識の再配置
動機づけ-方向づけ-内化-外化-批評
振り返り
・知識伝達型の講義 : 知識の内化に偏っている
・アクティブ・ラーニング
アクテ ブ ラ
ング : 認知プロセスの外化に〃
認知プ セ の外化に
内化と外化を組 合わ る策
内化と外化を組み合わせる策
・ PBL (Project/Problem-Based Learning)
・インターンシップ
イ タ
シ プ ・反転学習 ・リーダーシップ教育
リ ダ シ プ教育
CONTENTS
• 「教育/学習」における
教育/学習」 おける
インターンシップ - 位置づけ
Deep Active-Learning
• 企業にとっても、大学にとっても利点があ
るインタ ンシップ
るインターンシップ
• そのためには何がボトムラインか
リーダーシップ教育 必修
前期
起業グループプロジェ
クト(両輪を回す)
BL4
日向野幹也 立教大学 経営学部
http //cob rikk o ac jp/blp/abo t html
http://cob.rikkyo.ac.jp/blp/about.html
両輪そろって
社会人
後期
後輪:
専門力
・講義とグループワーク
課題解決グループプ
ロジェクト
BL2
リーダーシップ入門
プ
BL0
(経験をリーダーシップ理論で振り返
り定着促進)
・グループ討論
(コミュニケーションスキル養成)
・対話法と添削による文章表現改
善(批判的思考の養成)
批
考 養
BL3
ライティング
(論理的思考力の養成)
BL1
成果例 就活: B2C 開始でなく B2B 開始となる
前輪:リ
リーダーシップ
ダ シップ
権限、役職、カリスマ性
とは関係無い
・目標共有
・率先垂範
率先垂範
・同僚支援
(環境整備)
・不満を苦情として伝える
消費者ではなく、不満を提
案に変えて展開させる
・グループワークで全員の
理解を最大化しようと全員
が支援しあう環境整備
インターンシップの分類(経産省)
学生は「お客」
体験中心
1日~
数週間
企業のメリット
意義
仕事理解型
組織の広報
働く意義、業界理解、
働く意義
業界理解
自己の志向性の理解
採用直結型
採用マッチング
社会への円滑な移行
斬新な若者発想、
熱いエネルギーを
活かした組織の活
性化と事業推進
対人基礎力、対自己基礎力、
リーダーシップの向上
プ
業務補助型
実践中心
2週間~
数ヶ月
課題協働型
事業参画型
学生は「大人」
会社と学生の双方
が本気で向き合う
将来の産業界を担う若
者の育成
プロジェクト設計
最初
会社が本気でやりたいことを
学生に任せる
インターンシップ@リーダーシップ教育
・アクティブ・ラーニングの第一歩 ・ キャリア教育
・インターンシップ
インタ ンシップ
・産学連携
産学連携 など
仕事理解型
インターンシップ
事業参画型
インターンシップ
企業 CSR としての活動
企業の成長エンジンとなる利点
社員が今やっている仕事の
中に学生を組み込む
(社員と学生)
世話は重荷、単なる労働力
経営者(陣)が会社でやっていない
事に学生を組み込む。
(経営者と4名程度の「よそ若者」の
グループ)
基礎講習を受けた希望学
生全員
やる気、リテラシー、コンピーテン
シーに富む学生が必要
富む学生が必
新しい事業で収益をあげる
Deep Active-Learning
企業と大学-共に利点があるインターンシップ
ボトムライン ?
学生の本気 × 仲介者の本気 × 企業の本気
• 経営者に対し
経営者に対し、気づいていないその企業や新しい事業の価
気づいていないその企業や新しい事業の価
値/コンテンツを提示できる Research Work/Concept Work
の力
• 経営者が本気でやりたいことに大学として共感できる点を明
確 す
確にする意志
• 企業のやる気をそぐことなく、新しい課題を学生に努力をした
ら対応可能なレベルに調整する能力
(学生の Creative Work に適したレベルへ課題を調整)
• 大学側の教育に対する想いを企業に共感してもらえるよう伝
える意志
大学などの
科学研究も
同じ回路
観る
聴く
調べ
る
圧縮
Research Work
Feedback
厳選
順位
決定
Concept Work
着想
idea
感性
技術
sense
skill
Creative Work
・点、線、面
・新しい視点
・編集
・キューレーション
・着眼点
着眼点
Media Work & Activity
市場創造、関係創造、試験販売、実体実験、トライアル
九州デザインサミットin熊本、2015年2月20日、 谷口正和
(日本デザインコンサルタント協会副代表理事、日本デザイン機構理事、(株)ジャパンライフデザインシステムズ 代表取締役社長)
「これからの技術革新に必要なマーケティング志向」、藤井雅俊
産業能率大学 情報センター デジタルコンテンツラボ, Annual Rport vol.2, 10‐11, 2013.
考える
観る
聴く
調べる
Research
Work
Feedback
権利?
<ものづくり?>
厳選
圧縮
順位決定
Concept
Work
着想 idea
感性 sense
技術 skill
Creative Work
(権利を ものを)つくる
(権利を、ものを)つくる
暗黙知
<考えたこと>
明示知
<見える化する>
まとめ
スキル :
分析、総
合、評価
Deep Active-Learning
Active Learning
アクティブ
アクティブ・
ラーニング
・スキルの
育成に重点
・認知プロセ
スの外化に
軸足(内化少)
ディ プ
ディープ・
ラーニング
・深い学習
深 学習
・深い理解
・深い関与
インターンシップ@リーダーシップ教育
(特に事業参画型)