農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する計画(東村)

農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する計画
東
村
1 促進計画の区域
別紙地図に記載のとおりとする。
2 促進計画の目標
(1)高江地域
[現況]
本地域は、本村の中心集落の平良集落より北東へ 15km の位置にあり、集落は海抜
100m程度の山間部に散在している。本集落地域には平地は少なく、ほとんどが国有林
であるため農用地面積、経営耕地面積も村内で最も小さい地域である。
村有地及び国有地を払い下げて、農地開発事業により農地造成を行っており、基盤
整備では耕土流出防止対策事業も行われている。主にパインアップル、さとうきび、
かぼちゃ、野菜類、ハーブ等が栽培されている。
また、地域の課題として、過疎化の人口減少に伴い、農家数の減少及び農業従事者
の高齢化、若者の村外への流出等により農業の担い手不足が見られ、農地の有効な維
持管理が困難になってきている。そのため、農地の持つ多面的機能の発揮に影響が出
てきている。
[目標]
現況を踏まえ、本地域では、法第 3 条第 3 項第 1 号に掲げる事業を行うよう働きか
けることにより、多面的機能の発揮の促進を図ることとする。また、村農業委員会や
沖縄県農業協同組合と連携し、遊休農地の解消についても働きかけ、担い手への農地
集積を図っていき、今後についても基幹作物の栽培推進を行っていく。
(2)宮城地域
[現況]
本地域は、本村の中心集落の平良集落より東へ 3km から 7km の位置にあり、集落
は海岸線の高台に散在している。ほとんどの農地が山間部へかけて広がり、農地は戦
後の山地開墾により造成された畑地であり、農業の基盤整備については農道整備が中
心に整備されている。また、一部農地開発事業で造成された農地もあり、主にパイン
アップル、さとうきび、マンゴー、花卉、たんかん等が栽培されている。
また、地域の課題として、過疎化の人口減少に伴い、農家数の減少及び農業従事者
の高齢化、若者の村外への流出等により農業の担い手不足が見られ、農地の有効な維
持管理が困難になってきている。そのため、農地の持つ多面的機能の発揮に影響が出
てきている。
[目標]
現況を踏まえ、本地域では、法第 3 条第 3 項第 1 号に掲げる事業を推進することに
より、多面的機能の発揮の促進を図ることとする。また、村農業委員会及び沖縄県農
業協同組合と連携し、遊休農地の解消についても働きかけ、担い手への農地集積を図
っていき、今後についても基幹作物の栽培推進を行っていく。
(3)川田地域
[現況]
本地域は、本村の中心集落の平良集落より東へ 1.5km の海岸線に中心集落があり、
その西側福地川沿いには小集落がある。中心集落後方から山間部へかけて農地が広が
り、福地川河口周辺及び農地間に介在する森林原野においても農地として利用されて
いる。農業の基盤整備は、畑地帯の要所には 3 型給水所が整備されている。主にパイ
ンアップル、さとうきび、花卉、かぼちゃ等が栽培されている。
また、地域の課題として、過疎化の人口減少に伴い、農家数の減少及び農業従事者
の高齢化、若者の村外への流出等により農業の担い手不足が見られ、農地の有効な維
持管理が困難になってきている。そのため、農地の持つ多面的機能の発揮に影響が出
てきている。
[目標]
現況を踏まえ、本地域では、法第 3 条第 3 項第 1 号に掲げる事業を行うよう働きか
けることにより、多面的機能の発揮の促進を図ることとする。また、村農業委員会及
び沖縄県農業協同組合と連携し、遊休農地の解消についても働きかけ、担い手への農
地集積を図っていき、今後についても基幹作物の栽培推進を行っていく。
(4)平良地域
[現況]
本地域は、本村の中心集落であり、役場、JA、保健福祉センター、村営体育館・
運動場等があり村民生活の中心施設の多くが本集落にある。本集落の後方には、圃場
整備事業が完了した農地があり、また、西側山間部においては農地開発事業により造
成された農地がある。農地間に介在する森林原野においても農地として利用され、主
にパインアップル、さとうきび、花卉、お茶等が栽培されている。
また、地域の課題として、過疎化の人口減少に伴い、農家数の減少及び農業従事者
の高齢化、若者の村外への流出等により農業の担い手不足が見られ、農地の有効な維
持管理が困難になってきている。そのため、農地の持つ多面的機能の発揮に影響が出
てきている。
[目標]
現況を踏まえ、本地域では、法第 3 条第 3 項第 1 号に掲げる事業を行うよう働きか
けることにより、多面的機能の発揮の促進を図ることとする。また、村農業委員会及
び沖縄県農業協同組合と連携し、遊休農地の解消についても働きかけ、担い手への農
地集積を図っていき、今後についても基幹作物の栽培推進を行っていく。
(5)慶佐次地域
[現況]
本地域は、本村の中心集落の平良集落より南へ 4km の位置にあり、慶佐次川の河口
周辺に集落が形成されている。慶佐次川下流域に旧田地帯の農地があり、集落背後の
平地においては団体営圃場整備事業が実施されており、また、山地部の農用地区域に
おいても畑地としての利用がされ、主にパインアップル、さとうきび、花卉、野菜等
が栽培されている。
また、地域の課題として、過疎化の人口減少に伴い、農家数の減少及び農業従事者
の高齢化、若者の村外への流出等により農業の担い手不足が見られ、農地の有効な維
持管理が困難になってきている。そのため、農地の持つ多面的機能の発揮に影響が出
てきている。
[目標]
現況を踏まえ、本地域では、法第 3 条第 3 項第 1 号に掲げる事業を行うよう働きか
けることにより、多面的機能の発揮の促進を図ることとする。また、村農業委員会及
び沖縄県農業協同組合と連携し、遊休農地の解消についても働きかけ、担い手への農
地集積を図っていき、今後についても基幹作物の栽培推進を行っていく。
(6)有銘地域
[現況]
本地域は、本村の中心集落の平良集落より南へ 7km の位置にあり、有銘川河口に広
がる農地と山地との境界に集落が形成されている。集落周辺の農用地については、団
体営圃場整備事業が完了されているが、遊休化した農地が散見される。また、山間部
においても農地開発事業が完了し、その他の農用地区域においても畑地としての利用
がされ、主にパインアップル、さとうきび、マンゴー、たんかん、花卉等が栽培され
ている。
また、地域の課題として、過疎化の人口減少に伴い、農家数の減少及び農業従事者
の高齢化、若者の村外への流出等により農業の担い手不足が見られ、農地の有効な維
持管理が困難になってきている。そのため、農地の持つ多面的機能の発揮に影響が出
てきている。
[目標]
現況を踏まえ、本地域では、法第 3 条第 3 項第 1 号に掲げる事業を行うよう働きか
けることにより、多面的機能の発揮の促進を図ることとする。また、村農業委員会及
び沖縄県農業協同組合と連携し、遊休農地の解消についても働きかけ、担い手への農
地集積を図っていき、今後についても基幹作物の栽培推進を行っていく。
3 法第6条第2項第1号の区域内において、その実施を推進する多面的機能発揮促進
事業に関する事項
実施を推進する区域
宮城地域
実施を推進する事業
法第3条第3項第1号に掲げる事業
4 法第6条第2項第1号の区域内において、特に重点的に多面的機能発揮促進事業の
実施を推進する区域を定める場合にあっては、その区域
設定しない。
5 その他促進計画の実施に関し市町村が必要と認める事項
特になし。