港の役割のまき

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海と船イの
ル
情報ファ
3
港の役割のまき
おしえて、シップじいさん!
は じ め に
オイルターミナル
日本は資源や原料、食料の多くを
輸入にたよっておる。こうした輸
入品と日本からの輸出品の、なん
と99.7%を船が運んでおるのだ!
すごい!ぼくらの
生活は、船にささ
えられてるんだね
沖にある海上の基地(シーバース)
に船を着け、パイプラインを通し
て、原油を陸の貯蔵基地や製油所、
火力発電所に送る。
おしえて、
シップじいさん!
輸出用の自動車を置く広大なスペ
ースがある。専門のドライバーの
運転で、ランプウェイという通路
を走り、1台ずつ船に積む。
輸入依存度
原油貯蔵タンク
自動車ふ頭
LNG 専用ふ頭
火力発電所
船に積んだタンク内の液化天然ガ
ス
(LNG)
を、海上の基地からパイ
プラインで、陸上のガス会社や電
力会社の貯蔵タンクへと送る。
石油
LNG
鉄鉱石
99.6%
96.4%
100%
木材ふ頭
木材ふ頭
コンテナターミナル
製鉄コンビナート
自動車ふ頭
うむ。貿易の窓口として重大な役割
をになっておるのが、港じゃ。では
港の設備を解説してしんぜよう
食料
木材
綿花
60%
77%
100%
輸入した原木を海にうかべたまま
保管する、水面貯木場がある。製
材や加工された木材などは荷あげ
して、陸上の倉庫に保管する。
客船ターミナル
穀物ふ頭
冷凍倉庫
石炭ふ頭
船にばら積みされた石炭や鉄鉱石
を、アンローダーというあげ荷役
専用の装置で荷あげして、ベルト
コンベアにのせて貯炭場へ運ぶ。
内航貨物ふ頭
マリーナ
内航貨物ふ頭
フェリーターミナル
魚市場
輸送機関別国内貨物輸送(2007 年度)
内航
自動車
60.9%
34.9%
輸入品は、
ここから日本各地に
輸送されるんだね
客船ふ頭・フェリーふ頭
電気製品や衣類などの雑貨を収納
したコンテナ(容器)を、岸壁に
設置したガントリークレーンとい
う設備で、積みおろしする。
穀物ふ頭
(2,030億トンキロ)
(3,548億トンキロ)
航空
鉄道
貨物を積んで日本各地の港をいき
きする船が着く。国内での貨物輸
送量は、トラックに次いで2位だ。
コンテナふ頭
漁港
4.0%
0.2%
(11億トンキロ)
(233億トンキロ)
※船など、輸送機関の活動量を表す単位で、貨物
の輸送量
(トン)
に輸送距離
(km)
をかけたもの。
どれ、わしも
手伝ってこよう。
きみたち、
またな
人が乗船・下船するための乗降用
タラップやゲート、待合所などの
施設がある。
円筒形のサイロが目印。船にばら
積みされた穀物を、ニューマチッ
クアンローダーという設備で吸い
上げて、サイロに貯蔵する。