写真A 写真B 写真C 写真D - T-PLAN

クラシックジャグラーで実際に使われたクレマンを検証する
写真A
写真C
写真B
写真Aで見る限り従来の「クレマン」と大きな差があるようには見受けられません。 写真A,Bの赤丸部分の小さなスイッチをメダルで押すことで動作します。(写真C) 写真Bは、完全に差し込む一歩手前の状態です。完全に差し込んでしまうと肉眼で見つけることは困難です。 写真Dはセットした状態。(撮影のためセレクターカバーは外しています) 黄丸部分が「異物」を検知するはずの仕組みですが、実験ではほぼ検知されることなくセット可能でした。 「クレマン」という呼び名は「クレジット」を「満タン」にするところに由来しています。 事実、従来の電動式クレマンでは、スイッチを押している間はクレジットが満タンになるまで上がり続けていま
した。 満タンになったクレジットを精算する、これを繰り返す手口も良く知られています。 ところが、目の前のこのクレマンはスイッチを押しても3枚しかクレジットが上がりません。 スイッチを長押ししても同じです。 右手にメダルを持ち投入口に入れる(ふりをする)、そしてレバーを叩きストップボタンを押す。 再び右手のメダルを投入するふりをする、くりかえし、くりかえし・・・。 まったく不審な動作には見えないことでしょう、真後ろにいてもわからないほどです。 自力で大当たりを引くまでこの繰り返しです。 一気にメダルを抜くことはしませんから「誤差メダル」も目立ちにくいわけです。 時間のかかる手口ですが、発見されにくい「いまどき」のクレマンです。 写真D