ユニバーシアードチーム(男子テニス)の強化活動報告

ユニバーシアードチーム(男子テニス)の強化活動報告 -­‐3大会のメダル獲得に至った強化事業から-­‐ 宮地弘太郎(大阪体育大学)道上静香(滋賀大学)細木祐子(園田学園女子大学)高橋仁大(鹿屋体育大学) 小屋菜穂子(九州共立大学)北村哲(びわこ成蹊スポーツ大学)梅林薫(大阪体育大学)
はじめに
1200"" m/回
3.00##
代表選考基準(世界ランキングに関して) ATPランキングシングルス500位内・ダブル
ス300位内/Futures $10000 シングルスで
優勝
1000""
2.50##
800""
2.00##
600""
1.50##
7me
505#
Yo1Yo1Lv2"
400""
本大会結果
ユニバーシアード深圳(混合ダブルス銅メダ
ル)ユニバーシアードカザン(混合ダブルス
銀メダル)東アジア競技大会(男子個人シン
グルス金メダル・ダブルス銅メダル・混合ダ
ブルス銅メダル・団体銅メダル) SS→SR
SS→FD
1.00##
SS→FD
200""
0.50##
0""
#
#
#
Y.O#
May/13$
M.S#
S.T#
T.E#
S.K#
図3アジリティー5項目(カザン・東アジア候補5
選手)
図2持久力(有気的、無気的)(カザン・
東アジア5選手)
Jan/13$
#
0.00##
E.T" S.K" S.T" M.S" Y.O"
方法
SS→SR
Sep/13$
1$
本大会(期間中・期間外の事例)
301$
527$
•映像フィードバック
601$
•大会期間中(合宿中)の選手の(試合・マッ
チ練習)映像・及び対戦選手の映像を撮影し
エラーの頻度・シチュエーション・得意パター
ン、選手からの要望項目を抽出しフィードバッ
ク(高橋ら2013)の手法を用いて •国内合宿
901$
544$
638$
710$
788$
666$
653$
707$
881$
959$
1201$
1501$
1801$
•目標の設定及びツアーリングに関しての座学 •他の種目指導者における代表としての心 構え •ドーピング講習・栄養学の講習
Katayama$
S$
Katayama$
D$
Tagawa$S$
Tagawa$D$
図4 ユニバ・カザン/東アジア代表選手 ATP(S/D)ランキング推移
図5実際のゲームにおけるフィードバック
(高橋ら2013) S1−120
!
Tour!1000
•体力測定合宿
•ラボテスト・フィールドテストの実施によ り個人の課題を年間を通じてクリアする •男子テニス選手に必要とされる体力因子(無 気的パワー・アジリテイー・有気・無気的持久 力)の3因子から.メディシンボール,立ち幅跳び ,インターミッテン,シャトルラン・YOYO,アジリティ ー(505,SS-­‐SR,SS-­‐FD右左)のデータを示す 16.00#
498$
847$
500!
S1−30
13045p6555P
13045p61245p
250!
D100
D22−230
(
670p)
(
12600p6336P)
S D/MIX)
H
S300
(
160P)!D300
(
210P)
(
S D/MIX)
)ATP!S500/D300!
m
14.00#
12.00#
図5 ユニバーシアードチーム具体的目標
10.00#
8.00#
6.00#
A#
4.00#
B#
2.00#
#
#
M
B
B
M
M
B
(
(
M
B
)
)
(
#
)
(
#
)
)#
)
(
(
M
B
M
B
3
#
0.00#
まとめ
(ユニバーシアードカザン・東アジア大会においてメダル獲得に至った要因)
1)  明確なランキング目標値(効果的なツアーリング)によりテニスの質向上 2)  有効的なゲーム分析による選手へのフィードバック(高橋ら2013) 3)  継続的なフィットネス管理(データを選手へフィードバック) 4)  マッチ練習(特に混合Dにおいて男子Dを相手にした) 図1 パワー系項目のユニバ・カザン/東アジア代表選手の結果