集団生活をしていく上で子どもたちは些細なことで、友だち同士でトラブル

名取市親学習プログラム資料
集団生活をしていく上で子どもたちは些細なことで、友だち同士でトラブルを
おこします。低学年のころは、ちょっとしたことでけんかをします。原因は様々
ですが、今、喧嘩をしていても、次の休み時間にはさっき、喧嘩かをしていた
相手とあそんでいます。
このように、子どもの喧嘩は大人とは違いますので、仲直りするのも早いので
す。また、トラブルがいつまでも続くようであれば、学級担任も指導しますの
で心配はいりません。
仲良く遊ぶいい子が望まれる中「けんかはいけないもの」という風に思いがち
です。しかしけんかをする事で自己表現や自己主張をする事、ぶつかる中でそ
れを乗り越え我慢したりいろいろな対人関係を考えたりする事などを身につけ
ていきます。けんかも社会性を育てる為にとても大切な経験なのです。大人が
強要した「ごめんなさい」がけんか終了の為の呪文になってしまわないように、
すぐには止めずに見守って欲しいものです。もちろん「けんかは当たり前」と
ほったらかしにするのではなく、危険のある場合など大人が間に入る事が必要
な場合もあります。
一番大切なことは、親が子どもの喧嘩に口を出し、相手の親に電話をかけたり
することは、トラブルをさらに大きくする元になりますので、避けてほしいと
思います。困った時には、担任の先生に相談するのがいいと思います。
子どもたちは、集団生活を通して将来、社会に出た時の人間関係を学んでいき
ます。喧嘩をするという経験を通していろいろなことを学ぶ場でもありますの
で、今こうして、自分の子どもだけではなく、お互いが育ち合っている過程に
あるというような、少し緩やかで、温かな目線をもちあうことが特に必要なこ
とのように思われます。