みどりのまち親愛 (平成27年度事業計画)

みどりのまち親愛
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(平成27年度事業計画)
事業の設置目的
法人が経営する福祉サービス事業所のある市内第6圏域における高齢者福祉を担
う拠点として、介護サービスを専門とする特別養護老人ホームを設置 し、併せて現
在利用されている事業所の高齢病弱者の次の受け皿としての役割に資する。
特養ホームは老人福祉法令、介護保険法令を根拠法としており、法令・制 度を遵
守しつつ、入居利用者の介護の充実、職員の人材確保育成、さらに 適切な施設経営・
運営を図ることを目的とする。
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経営方針
特別養護老人ホーム「みどりのまち親愛」は利用者定員90床、短期入所生活
介護事業10床、通所介護事業30人の認可を受けて、平成27年7月1日に開
設する予定である。
開設にあたり、人材確保や当初予算の見込みが厳しい状況下にあるが、入居者
一人ひとりに質の高いサービスを提供し、経営の効率化と安定化を図る。
(1)特別養護老人ホーム
ア
入居者の自己決定や自主性を尊重し、可能な限り自立した生活ができるよ
うに支援を行うとともに、安心・安全な介護サービスを提供するように努め
る。
イ
介護と医療との連携を図り、医療ケアの必要な入居者に支援の充実を図り、
家族との関係づくりを推進する。
ウ
入居者の個性や成育歴を尊重して、個別に生活の楽しみを見出せるように
心身の機能の保持に努め、安定した生活ができるように努める。
エ
経営基盤の確立を図るため、入居率 の向上を目指して取組むとともに、消
耗品や什器備品の管理や水道光熱費など適性管理に努める。
オ
介護人材の確保とサービスの向上を図るために人材育成に努め 、外部研修
への参加と内部研修の充実を図る。
(2)短期入所生活介護事業
ア
在宅の生活の継続として心身機能の維持や家庭との連絡を図り支援する。
イ
個別ニーズに沿って、クラブ・機能訓練・行事等を行い、生活に潤いを持
たせて充実した生活習慣を身につけるようにする。
ウ
経営基盤の確立を図るため、利用率の向上を図る。
エ
利用者の生活状況及び心身機能の維持・向上を図るともに、 必要な日常生
活上の支援及び運動機能向上その他必要な援助を行う。
(3)通所介護事業
ア
利用者の社会的孤立感の解消及び心身機能の維持に務め、在宅においても
自立的で安定的な生活が送れるよう努める。
イ
家族とのコミュニケーションを密に行い、双方の協力関係の基で 家族の身
体的・精神的負担の軽減に努める。
ウ
経営基盤の確立を図るため 心の通うサービスを提供することで利用率 の向
上を図る。
エ
各種研修を通じ対人援助技術やサービスの質向上を図 り、人材育成に努め
る。
オ
レクリェーション活動・行事への参加は自己決定を尊重し、利用者主体の
活動を提供する。
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事業経営の具体策
(1)入居者支援
ア
24時間シートを活用しこれまでの生活習慣や生活様式を尊重し、できるだけ
自律した生活が送れるよう、本人の意向、自己決定を大切にした介助を行うよ
う努める。
イ
施設サービス計画書や栄養ケア計画書の充実・改善を図り、それらに基づい
て入居者が安心して生活できるよう個別ケアに努める。
ウ
入居者一人ひとりが心身共に健康で、充実した日常生活を送れるよう、個別
ケアプランに基づき、個々の状態の変化に応じた健康管理に努める。
(2)地域社会との共生
短期入所・通所介護それぞれの事業を積極的に行い、地域の利用者にとって在
宅での生活が維持できるよう、家族支援も含 め在宅福祉の向上に努める。
(3)施設管理・効率的な施設経営
ア
居室担当者は、入居者一人ひとりが安心して生活できるよう、家族の協力を
得ながら、各受け持ち居室の環境づくりに努める。
イ
入居に関して透明性・公平性を確保するために、「 みどりのまち親愛入居判
定委員会」を毎月1回開催し、入居者を決定する。
ウ
「事故発生の防止のための指針」に基づき、事故防止対策委員会を定例 開催
し事故防止体制の強化に努める。
(4)職員研修
ア
介護保険施設の安定した運営に支える人材の確保と人材の育成に努めるとと
もに、直接処遇職員(介護職員と医療職員)と間接処遇職員との一層の連携、
協働に努める。
イ
ユニットケアを積極的に推進するため研修への 参加を積極的に行う。
(5)災害防止、危機管理
親愛会災害対応マニュアル及び消防計画に則り、食 料及び飲料水、日用品防災
用資材の備蓄を行い、定期的に入れ替えを行う。
みどりのまち親愛事故対応マニュアルにおいては、緊急事態発生の際の対応や
連携について全職員に周知する。
(6)その他
ア
安心・安全・快適な生活環境の整備
特に、ベッド、ベッドサイド、トイレ、洗面台その他の工夫など 住環境の整
備に心掛けて、住みやすい暮らしを提供する。
イ
健康維持
入居者の身体的、精神的状況の把握に努め、状態に変化が生じたときは、配
置医や訪問医さらには協力医療機関との連携のもと適切に対応する。
ウ
苦情対応について
苦情解決責任者(施設長)並びに苦情受付担当(生活相談員)は、苦情に対
して真摯に受け止め、理解を得るように努める。
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重点目標
(1)人材確保
ア
人材確保のため、福祉系の高等学校・専門学校、短大・大学を積極的に訪問
し事業所の説明を実施する。
イ
ハローワーク、インターネット等を活用し介護・看護職員の確保に努める。
(2)人材育成
ア
介護員について、介護技術の「基本」を徹底すると共にリスクを予見し事前
に対応ができるレベルまで介護知識・技術を高める。
イ
ユニットリーダーについて、多様な機能障がいに対応できるよう介護の専門
性を高める。さらにユニット内におけるマネジメント力を高める。
(3)入居者数と稼働率
ア
特養ホームについて、早期の段階で稼働率90%目指す。短期入所について
はサービスの質の向上を図ることによって利用を促進する。
イ
デイサービスについて、早期の段階で30名以上の契約者数の確保を目指し、
利用者ニーズに応えるサービスを提供する 。