1 特別養護老人ホーム 訪問調査年 平成27年 ○医療と介護の連携による適切なリハビリ等を含む施設サービスの提供 ・健康管理について 内科の嘱託医が入所者の健康管理に熱心で、緊急時の往診、看取り等にも 対応してもらっていた。また、看護、介護職員への指示を詳細にしてくれる のでサービスの提供に役立っているとのこと。 認知症の入居者については、周辺症状が出現しても、嘱託医に薬の調整等 をしてもらいながらサービスを提供している。常時介護員が付きっきりで見 守りながら支援している入居者もいた。また、精神科の嘱託医は入居者に対 する直接的な診察だけではなく、職員からの認知症対応の相談等にも対応し てもらっていた。 ・機能訓練について 機能訓練指導員として月2回鍼灸マッサージ士が訪問し、可動域訓練が必 要な方のためのリハビリ等を実施していた。また、普段の生活機能訓練につ いても実施すべき利用者についての指示をもらい、歩行回数を増やす等サー ビス計画に反映させていた。 (骨粗しょう症のある方は対象から除いている。) ○科学的介護への取り組みと分析 ・排せつ介助について 水分摂取を確実に行う、排泄間隔を把握する、食事前後に必ずトイレ誘導 する等しておむつはずしに取り組んでいた。取組前64%だったおむつ利用 率が44.2%に減少したとのこと。ベッド上での排便率も60%から42. 9%に減少していた。 ・日中の活動について 夜間不眠の入居者には、毎日散歩に出かける、1日に何歩歩く等昼間の活 動を活発にする具体的な目標を設定し、支援していた。 ○対応時間を記入できるフローチャート式緊急対応マニュアル等 ・緊急時マニュアルをフローチャート化し、チェック方式及び重要な場面には 時間を記入できるようにしていた。
© Copyright 2024 ExpyDoc