沖縄にほんご見本市

2015年度日本語教育学会秋季大会同時開催イベント
沖縄にほんご見本市
めんそーれー沖縄!
2015 年秋季大会の特別企画「沖縄にほんご見本市」では,日本国内や海外からの大会参
加者が,沖縄の日本語教育関係者による機関の紹介や取り組みについての語りを聞き,直
接意見交換できます。ワイワイガヤガヤ,車座になってゆんたく(おしゃべり)しながら,
日本語教育の世界を広く,深く再認識する機会です。ぜひご参加ください!
日
時:2015 年 10 月 11 日(日) 11:30~12:20/12:30~13:20
場
所:5 号館 1 階ロビー
参加方法:事前申込不要。直接会場へお越しください。
問 合 先:公益社団法人日本語教育学会
TEL: 03-3262-4291/E-mail: [email protected]
■各ブースともに 20 名分のお席をご用意しております。
■同会場で開催されている秋季大会の研究発表をご覧になる場合は,別途大会予稿集代が必要です。
時間帯
11:30~12:20
12:30~13:20
ブース 1:地域
①珊瑚舎スコーレ
②沖縄 NGO センター
ブース 2:年少者
ブース 3:言語教育
③アメラジアンスクー
⑤「しまくとぅば」関
ル・イン・オキナワ
連教材
④沖縄県 JSL 児童生徒
⑥アミークス国際学園
支援ネットワーク
①学校NPO 珊瑚舎スコーレ 「言葉と学校」
星野人史(NPO 法人珊瑚舎スコーレ代表)
珊瑚舎スコーレには初等部・中等部・高等部・専門部・夜間中学校の 5 課程があります。ど
の課程も授業をその場に参加しなければ手に入れることのできない知的芸術的体験の場として
捉えています。その様な学びの成果は生徒個々の表現,とりわけ文章となって現れることを私
たちは大切にしています。
夜間中学校を中心にその取り組みを紹介いたします。
②沖縄 NGO センター
玉城直美(NPO 法人沖縄 NGO センター副代表理事),
大仲るみ子(NPO 法人沖縄 NGO センター事務局長),
上原真紀(NPO 法人沖縄 NGO センター事務局員), 當銘優香(同)
沖縄の中で世代を超えて,様々な背景を持つ市民に対し,地球市民教育の啓発活動を行う NGO
活動の紹介を行います。昔,貧しかった琉球(沖縄)が家族,地域の救済の為に海外移民を送
り出した歴史から,グローバル化社会の中で私たちの暮らしと世界のつながり,地域に暮らす
外国人と共に暮らすために私たちがどのような関係を築けるのか多文化共生の活動を共有した
いと思います。
③アメラジアンスクール・イン・オキナワの実践 “We are all STARS !!”
川上里沙(アメラジアンスクール・イン・オキナワ日本語教員・日本語教材開発研究員),
清水恭平(同), 藤川美穂(同)
AmerAsian School では,アメリカとアジアにルーツを持つ子どもたちに,英語と日本語で学
ぶ「ダブルの教育」を提供しています。2 つの大文字“A”が表すのは,両方の文化を等しく尊
重し,どちらの社会でも活躍できる力を育む教育理念です。
当機関の沿革と教育,また,沖縄県から受託している「日本語指導教材研究事業」で開発し
ている日本語指導教材について紹介します。
④沖縄県 JSL 児童生徒支援ネットワーク(JSLO ネット)
上原未輝(浦添市教育委員会日本語支援員), 北上田源(琉球大学非常勤講師),
平良ゆかり(宜野湾市立普天間第二小学校教諭), 髙橋美奈子(琉球大学准教授)
JSLO ネットは,沖縄県内で日本語を母語としない児童生徒の支援に関わっている人々(学校
や NPO の日本語担当教員,教育委員会の日本語支援員,教員養成系の大学教員等)を結ぶため
に 2014 年 4 月に設立されました。
隔月で各校の日本語教室等を開催地とし勉強会を開催してい
ます。今回は JSLO ネットの概要や勉強会の様子,各機関の取り組みを紹介します。
⑤「しまくとぅば」関連教材
中本謙(琉球大学教授), 西岡敏(沖縄国際大学教授),
田名裕治(沖縄県教育庁)
沖縄県は,沖縄文化の基層を成す「しまくとぅば」の継承が危機的状況にあることから,平
成 25 年から 10 年計画で普及推進に取り組んでいます。学校教育においては,今年 3 月に初の
小中学校用『しまくとぅば読本』が沖縄県教育庁協力のもと,琉球語研究者による監修で作成
されました。また昨年 9 月には,高校生用の「しまくとぅば」の副読本も作成されおり,見本
市ではこれらの教材について紹介します。
⑥アミークス国際学園
コリンズさゆり(アミークス国際学園小学校教務主任),
山内紫織(アミークス国際学園小学校教諭/日本語指導担当)
本校は,教育課程特例校として文部科学省より認可され 2011 年 4 月に開校しました。
「自ら
学び,考え,行動する自立した子どもを育てる」ことを教育理念とし,国際社会においてリー
ダーシップを発揮できるような真の国際人の育成を実践することを目標としており,幼小中を
通して,国語及び社会の教科を除く一般教科を英語で行う「英語イマージョン教育」を実施し
ています。
見本市では,日本語指導と教科指導を織り込んだ授業について紹介します。また,どの子に
も楽しんでもらえるような手作り教材の作り方や使い方の紹介をします。