H27年08月01日発行【No.156】

芹 沢 病 院 No.156
H27. 8.1 発行
せいふう新聞
医療法人 社団清風会 芹沢病院
〒411−0031
静岡県三島市幸原町2−3−1
電話 055-986-1075
FAX 055-986-1076
バツクナンバー その他のお知らせ等はこちらから
ホームページアドレス
兜
http://serizawa-hp.com/
脱水症について
脱水症とは体内の水分量が不足した状態です。水分摂取量に対して、水分喪失量が
多い場合に脱水症となります。その水分喪失の一つに不感蒸泄(ふかんじょうせつ)があります。
不感蒸泄とは、発汗以外の皮膚および呼気からの水分喪失をいいます。
平熱で室温が28℃の時、不感蒸泄は約15㎖/㎏/日となります。
体温が1℃上がるごとに、約15%増えます。
また気温が30℃から1℃上がるごとに約15∼20%増えます。
ちなみに60㎏の体重の方の場合、平熱で室温が28℃の条件の場合、
1日あたり約900㎖の水分の蒸散があることになります。
仮に室温が35℃と仮定すると、1 日あたりの不感蒸泄は約1.6ℓにもなります。
高齢者では暑さ、寒さに対する感覚が鈍くなり、身体の反応も弱くなっています。具体的には、
暑くても汗をかきにくく、汗の量も少なくなります。つまりあまり汗をかかない状態であっても、
脱水症となっている場合があるということです。
また高齢者の場合、口渇中枢の感受性低下によりのどが渇きにくくなり、
水分摂取量が減少します。中高年で多発する脳梗塞や心筋梗塞なども、
水分摂取量の不足が大きなリスク要因の一つとなっています。
+
ウイルス
これら脱水による健康障害や重大な事故などの予防には、
こまめな水分摂取が効果的です。
寝る前、起床時、運動中及びその前後、入浴の前後、
そしてのどが渇くまえに水分摂取を心掛けることが重要です。
一般成人の場合、『食事を含めて一日に2.5ℓ以上の水分を摂取する必要がある』といわれて
いますが、特に高齢者の場合は飲み物だけで補うのは難しいので、今の暑い時期の間だけでも、
出来るだけ水分量の多い食事を摂る様に心掛けましょう。
7月 22 日(水)納涼祭が行われました
多数の皆様のご参加ありがとうございました!
夏休みのご案内
8月
8月は、毎年『三嶋大社の祭事』に合わせて、
外来診療を休診いたしております。今年の予
15日(土) 16日(日) 17日(月)
定は右記のとおりです。
午前のみ診療
休診日
午前のみ診療