小林大四郎と小林三兄弟

奥出雲たたらと刀剣館
ミニ企画展
2015.4.25(sat)~5.10(sat)
小林大四郎と小林三兄弟
■出品刀
No.
種別
長さ(CM)
反り(CM)
銘(表)
銘(裏)
1
刀
65.5
1.7 雲州住善次作
昭和十八年八月
2
太刀
76.9
2.2 雲州住小林貞善作
昭和ニニ十七年八月吉日
3
太刀
73.8
3.0 雲州住小林貞照作之
平成二年吉日
4
太刀
77.1
2.1 雲州住小林貞照作之
平成七年春吉日
5
刀
69.1
1.8 雲州住小林貞法作之
平成七年六月吉日
6
太刀
77.2
2.6 雲州住鉄山子貞永作之
平成二十三年春
*小林大四郎とその子弘嗣、貞俊、力夫の作品を展示しています。
期間中のイベント
鍛錬実演
抜刀実演
4月25日(土)
4月29日(昭和の日)
5月
5月10日(日)
6日(水)
4月25日(土)
5月
6日(水)
小林家に伝わる大鍛冶の技術
小林家は大正時代までは大鍛冶屋をしていた。大 鍛 冶 屋 と は た た ら 場 で 生 産
さ れ た 銑 ( ず く ) や 歩 鉧 ( ぶ げ ら ) の 素 材 に 対 し 、「 銑 の 脱 炭 」「 包 丁
鉄 の 吸 炭 」あ る い は「 卸( お ろ し )」な ど 鍛 錬 と 同 時 に 鉄 に 含 ま れ る 炭
素 量 を 自 在 に 調 整 す る 技 術 で あ る 。奥 出 雲 町 で は 中 世 以 降 、刀 作 り 自
体 は 長 く 途 絶 え て い た が 、鉄 を 扱 う 大 鍛 冶 の 技 術 は 格 段 に 発 達 し て い
く。
昭和初期に奥出雲で作刀をはじめていくことになる小林家には鉄
の性質を熟知した大鍛冶屋の技術が受け継がれてる。
* 歩 鉧 ~ 鉧 の う ち 鋼 や 銑 、木 炭 な ど が 一 体 と な っ た 部 分 。