No.7 「創造の夏」 ・【創造】疑問をもとに生きて働く知恵を創り出す ・【友愛】役割を果たし人のために尽くす ・【健康】強い心と体をもち挑戦し続ける 文責:校長 斎藤俊由紀 2015/7/14 梅雨空が一転、一気に真夏の暑さがやってきた今日この頃ですが、 70日間の一学期も7月17日(金)で終了し、40日間の夏休みが 始まります。学校での時間割に基づいた規則的な生活から解放され、 生活の中心が家庭や地域に移るとともに、自分自身で時間の使い方を 決められる期間です。ぜひ、 「自主性」を発揮して、やりたかったけど今までなかなか時間 が取れずにあきらめていたことなどに挑戦していく期間にしたいものです。一方、「学校」 という縛りがないだけに、ともすると生活が乱れがちになるのもこの時期。しかしそれは、 誘惑に負けず、自分自身で自らを律していく「自律」の精神を養う好機でもあります。何で も指示するのではなく、さりとて放任するのでもなく、生徒自身が「自主・自律」の精神を 身につけて成長していけるよう、ご支援いただけると幸いです。 一学期の行事より。 【奈良京都修学旅行・東京旅行・尾瀬学校】 今年度は、全部の学年の校外学習に引率 で行かせていただきました。それぞれの行 事の内容については、各学年便りで詳しく 報告しましたので省略しますが、一緒に行 東京文化会館(2年) 動してみて、3つの学年の個性の違いを、 あらためて感じました。 3年生は、さすが、というべきでしょう、 法隆寺(3年) 完璧に「5分前行動」ができるので、集合・ 出発が大変スムーズ。その分、現地での活動が充実しました。 2年生は、互いに楽しもう、楽しませよう、という思いがどん どん伝わってきました。行き帰りのバスの中はエンターティナー が続出。あっという間の数時間でした。 鳩待峠(1年) 1年生も、仲のよさが目立ちました。辛い行程の中、昼食の時 や帰りのバスの中で副食を交換したり、自分たちより担任の様子を心配したりと、優しさ に溢れる行動が印象的でした。 【移動音楽教室・ワークショップ】 6/25(木)に、群馬交響楽団による「移動音楽教室」が、かぶら 文化ホールで開催され、市内の中学2年生が参加しました。 それに先立ち、本校では、23日(火)に、「移動音楽教室ワーク ショップ」を行いました。これは、音楽鑑賞を前に、当日演奏 する曲目について、群響の団員が直接解説して下さる、という ものです。本校には、打楽器奏者の山本貢大さん(写真上の左隅) が来て下さいました。当日の曲目は、生徒たちにはあまり耳なじ みのないものが多かったのですが、山本さんが、身近なシンバル やトライアングルも、たたき方によっていろいろな音が出せる事 を演示して下さったり、曲を聴くときの「ツボ」を教えて下さっ たので、最後まで楽しく聴くことができました。また、ご自身がプロの演奏家となった道 筋も話して下さり、本校の進めているキャリア教育の視点からも貴重な時間となりました。 「創造」の夏。 学校教育目標サブテーマ「創造」:ふとした疑問を大切にし、学んだことと実生活との関連を見 いだし、新しい価値を創り出すことのできる生徒 本校で進めているキャリア教育の柱の一つが、 「学びと実生活との関連」です。実生活と 直結した技術・家庭科はもちろん、全ての教科で、今学んでいることが将来の自分の人生と どう関わっていくのかをつかませたいと考えています。それは、単なる暗記では身につき ません。国語で日本語での思考力を鍛え、数学で論理的思考を育み、英語でコミュニケー ション能力を伸ばす。社会科、理科で人類の営みと自然との関わりを考え、音楽・美術で 創造性を伸ばす。それを支える体力や気力を体育で鍛える。そうやって身につけた学力を、 一度整理し、新しい価値を創り出すには、夏休みは最適な時期です。 【今年もやります、早起き学習会・教室開放・いつでも質問。】 創造性を伸ばすには、一学期に学習した内容をしっかりと身につける事が大前提です。 そのため、本校では、夏休み中に以下の三種類の補習を計画しています。 ①「早起き学習会」(1・2年):朝練習前の1時間程度。詳細は後日連絡します。 ②「教室開放」(3年):問題集や宿題を持参して学習し、分からない点を質問する。 ③「いつでも質問」(全学年):目当ての先生が日直の日に、質問を持って登校。 1学期に学んだことを確かな力にするために、ご家庭からも参加を勧めてください。 【創造性の育成】 こうして身につけた基礎的な知識や技能を、生きて働く「知恵」にするためには、自ら の持っている知識や技能・経験を駆使して、新しい何かに思いを至らし、形にしていく、 と言う経験を積んでいく必要があります。 私たちが中学生の頃、将来「ウェブデザイナー」や「ゲームクリエーター」等という職 業が生まれるなどということは、想像だにしませんでした。今の中学生が社会の中心とな って活躍する2030年代にも、今ある職業で残っているのは半数程度、という試算もありま す。挑戦する分野は何でもいいのです。自由研究や詩・作文、絵画はもとより、新しい料 理への挑戦、家電の修理…。各自で自分なりの「作品」を生み出すことで、 「知識」が「知 恵」へと深まり、創造性が育ちます。生徒の挑戦に期待します。 富岡甘楽中体連総合体育大会に向けて 【富岡甘楽総体壮行会】 7月10日(金)、新井隆敏PTA会長にもお越しいただき、 富岡甘楽中体連総合体育大会に向けての壮行会を行いました。 出場選手の力強い決意表明の後、新井PTA会長さんからも 激励の言葉をいただきました。特に3年生にとっては最後の 夏となるこの大会、最後に全員で校歌を歌い、決意を新たにしていました。 【これまでの結果】 ・軟式野球(1回戦) 7/12(日) 北部運動公園野球場 北中 1-3 富中 *保護者の皆様や他の部活の生徒からの声援に支えられ、1回の裏に見事な先制攻撃で1点 を奪い、その後も攻守とも粘り強く戦いましたが、終盤に逆転され、惜しくも敗退。県大会出場 はなりませんでした。 【今後の予定】 ・7/18(土) 陸上競技(北部陸上競技場) / 卓球(北部市民体育館) ソフトテニス(和合コート) ・7/19(日) バレーボール(富岡小体育館) / ソフトテニス(和合コート) ・7/20(月・祝) 卓球(北部市民体育館) ・7/22(水) バレーボール(北部市民体育館) 本通信に関するご意見・ご要望等は、生徒を通じて校長・斎藤までお届け下さい。電話・Fax等でも結構です。 Tel 62-3009/Fax 62-6909
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