ドッジボールルールと試合運営 第1. 用具 3号ボールを使用する 第2. コート(下図) (1) コートの線の幅は、バックライン間及びサイドライン間の内側に含めるものとする。 (2) センターラインの幅は、各々の内野に半分の幅を内側に含めるものとする。 第3. チーム (1) チームの編成は、15名(試合は12人制)とする。 (2) チームの区別ができるよう赤白帽子をチーム毎に色分けし着用する。 (3) ゼッケンは1~15番までとし、胸の前後に付ける。 (4) キャプテンは、10番とする。 (5) アピールをする場合は、キャプテンがタイムをかけ、キャプテンが主審に行う。 (6) 監督は1名とし、リボンを付ける(主催者側で準備) 【コート図】 線審→ センターライン 線審 ↓ バックライン(9m) ↑ 線審 サイドライン(9m)主審側 ←線審 【用語の説明】 内野・・・・・・・・・・・・・・バックライン及びサイドライン内の事 外野・・・・・・・・・・・・・・バックライン及びサイドライン外の事 初外野手・・・・・・・・・・試合開始前に外野へ配置された選手の事 センタージャンプ・・・・対戦チームの代表各1名が審判のボールを自陣にトスする事 ボールデッド・・・・・・・試合を中断する事 ドリブル・・・・・・・・・・・ボールを地面に弾ませる事 コートライン・・・・・・・・バックライン及びサイドラインの事 1 第4. 審判の役割 1. 主審の役割 (1) ボールの行方を追ってアウトの判定に専念する。 (2) ラインクロスを判定する。 (3) 次の場合は、笛の合図を行う。 (ア) 試合開始及び試合終了並びに選手のアウトの宣告をする。 (イ) ボールデットと認めた場合 (4) 内野手から外野手に移る時、又は外野手から内野手に移る時の選手を確認する。 (5) ボールが遠くへ行き過ぎた場合は、主審の判断で予備ボールにより試合を再開する。 (6) 試合終了後の得失点を確認する。 2. 副審の役割 (1) 副審は主審の補佐をする。 (2) 次の場合は、笛の合図を行う。 (ア) 主審からは判断しにくい場所の選手をアウトと確認したが、主審がアウトを見逃した場合 (イ) 休憩(2分間)の終了時 (3) 主審の確認に対し返答をする。 (4) 時間を計る。(前・後半10分 休憩2分) 3. 線審の役割 (1) 左手側のラインクロスの判定をし、笛の合図を行うとともに旗をあげ、主審に合図する。 (2) 主審がラインクロスを見逃した時は、笛の合図を行う。 (3) 外野手が2名以上いなければならないことの確認並びに内野手から外野手に移る時、又は外野 手から内野手に移る時の主審が行う選手確認を補佐する。 (4) 試合終了時に初外野〔タスキ〕選手を除く外野手がコートに入らぬよう指示する。 第5. 競技方法 1. 試合の時間は、前半10分 休憩2分 コートチェンジをして後半10分とする。 2. 試合形式は、変則リーグ戦とし、上位チームが決勝トーナメント進出、決勝トーナメントにおいて順位 を決するものとする。 3. 試合の組み合わせは、予め抽選を行い決定する。 4. 試合は、内野手は10名、初外野は2名で開始する。(外野手は常に2名以上いなくてはならない。) 5. 試合は、センタージャンプによりボールの取得を決定する。 6. 試合の得点は、前半及び後半の終了時点において、内野に残った選手数の合計得点とする。尚、 初外野がそのままで前半又は後半が終了したときは、内野選手として加える。 7. 試合の勝敗は、前半と後半の合計得点の多いチームを勝ちとする。 2 (1) 予選は合計得点が同じならば引き分けとする。決勝トーナメントは勝ち試合が多いチームから選 出する。勝数が同じときは得失点差とし、なお決しない場合は全選手の抽選で決める。 (2) 決勝トーナメントで合計得点が同じ場合は、5分間延長戦を行う。決しない場合は全選手の抽選 で決める。 第6. 競技規定 1. 受付後の選手の変更は、認めない。 2. 試合の時間内に内野の選手がいなくなったときは、その時点で前半又は後半は、終了となる。 3. 選手の交代は、後半開始前に行い、試合中の交代は特別の事情がない限り認めない。 4. アピールは、キャプテンのみが行うことができ、アピール時間は試合時間に含まない。 5. 初外野は自チームのアウトになった者と交代し内野に入る。 6. 外野手が3名以上になった場合で、外野手が相手チームの内野手をアウトにしたときは、その外野 手は内野に入る。この場合は片手を上げ審判の確認を受ける。但し、外野手が2名のときは何人内 野手をアウトにしても内野に戻れない。 7. 次の場合は、アウトとし、内野手は外野へ出る。 (1) 相手チームの選手の投げたボールがノーバウンドで身体の一部に触れ着地した場合、ボールの 着地前に自分自身又は自チームの内野手が捕球したときは、アウトにはならない。 (2) 相手チームの選手の投げたボールが 2 名以上の内野手に触れ着地した場合、最初にボールが 触れた内野手がアウトとなる。 (3) 内野手がラインクロスして、ボールを投げ又は捕球したとき。 (4) 内野手がライン外に接地しているボールに触れたとき。但し、内野手はラインクロスをおかさなけ ればライン外の空中にあるボールを捕球することができる。 8. 次の場合は、ボールデッドとし、相手チームの内野にボールを与える。 (1) 内野手がラインクロスしてボールを投げ、又は捕球した場合、その内野手はアウトとなる。 ※ 内野手はバックライン、サイドライン、センターラインとも、ライン幅を超えていなければライン クロスとはならない。 (2) 外野手がラインクロスして、ボールを投げ又は捕球したとき。 ※ 外野手はバックライン、サイドラインとも、ラインを踏んだ場合はラインクロスとする。 9. バウンドボールでもパスとみなす場合がある。 10. 外野手の投げたボールがそのままコートラインを越えた場合、相手の外野ボールとなる。 11. 投げたボールが選手に当たってコートラインを越えた場合、又は内野手の投げたボールがそのまま コートラインを越えた場合は、いずれも超えた箇所の外野ボールとする。 12. 審判に当たったボールの行方はそのまま有効とする。 13. 両チームの選手が同時にボールを捕球等した場合、センタージャンプによりボールの取得をする。 3 第7. 反則(ファール) 1. 次の場合は、ファールとし、相手チームの内野にボールを与える。 (1) 自チーム間のパス(まわし)をしたとき。 (2) 内野から外野へ、又は外野から内野への明らかなパスが5球を越えたとき。 (3) ドリブルをしたとき(一度両手でボールを捕球した後)。 (4) 外野手がサイドライン外からボールを投げたとき。 (5) アウトとなった内野手が外野の位置につくまでにボールに触れたとき。 (6) 投げたボールが直接相手の頭部に触れたとき。 第8. 試合運営の実際 【試合開始前】 ① キャプテン同士の『じゃんけん』で、『コート』か『赤白帽子の色』を決める。 ② 全審判、及び選手はキャプテンを先頭に整列、人数を確認する。主審は両チーム名を紹介後挨拶 (「お願いします」)。 ③ 監督・補欠は副審側へ待機、初外野手にタスキを渡す。 ④ 主審のトスでセンタージャンプをする(捕球するだけで試合開始ではない)。 ⑤ 内野手、初外野の人数確認、及び全審判の配置確認をする。 【試合】 ⑥ 主審は副審に合図をし、試合開始のホイッスルを吹く。副審は時間を計る。 ⑦ 前半終了時、副審の合図により主審はホイッスルを吹き、内野手と初外野の整列後、人数確認を行 う。 ⑧ 副審は内野手の人数を記録用紙に記入する。 ⑨ 挨拶をして休憩(コートチェンジ)。 ⑩ 副審のホイッスルにより休憩終了。 (後半戦) ⑪ ⑤~⑧と同様。 ⑫ 全審判、及び選手はキャプテンを先頭に整列、主審は得点結果と勝敗宣言する。挨拶(「ありがとう ございました」)の後、解散。 4 【参考】 (第 6- 8) ※ =足の位置と向き・・・・何れもアウト センターライン (第 6-10) 何れも相手の外野ボール (メモ) 5
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