ACEF総会2015 - アジアキリスト教教育基金

ACEF総会 2015
第 26 回
アジアキリスト教教育基金
総会
[特定非営利活動法人アジアキリスト教教育基金]
2015
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ACEF総会 2015
第 26 回 アジアキリスト教教育基金 総会
(特定非営利活動法人アジアキリスト教教育基金 2015 年度社員総会)
日時
2015 年 5 月 10 日(日) 15 時 30 分-17 時 30 分
場所
新宿支部印刷会館ビル 6F 会議室
Ⅰ. 議
事
1. 定足数の確認
事 務 局
2. 議長の選任
3. 議事録署名人の選任
議
長
4. 2014 年度事業報告および承認
報告:前田恭子
5. 2014 年度決算報告および承認
報告:井上儀子
6. 2014 年度監査報告および承認
報告:里子有三郎
7. 2015 年度事業計画審議および承認
報告:前田恭子
8. 2015 年度予算案審議および承認
報告:河見 誠
9.その他
Ⅱ. 選挙
1.理事の選出
2.監事の選出
3.評議員の選出
Ⅲ. 理事長所信
Ⅳ. ビデオメッセージ BDP 事務局長 アルバート・マラカール氏
Ⅴ. その他
Ⅵ. 閉会
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ACEF総会 2015
2014 年度事業報告
1. 概要
現在 BDP スクールの数は 67 校、
そこで学ぶ子どもたちの数は、
2015 年1月の段階では 10,570
名、これは、小学校卒業後の進学支援のための奨学金プログラム PPAP の受給者と職業訓練
プログラム VEP を合計した総数です。 2014 年1月と比べると 452 名の減となっています。
これらの教育プログラムを支援するための事業計画を、ACEF は 2014 年度も行ってまいりま
した。
レンガ校舎への建て替え事業は、3校の校舎を建て替えることが出来ました。内訳として、
名古屋の大学生ボランティアグループ「CHILE」からの寄付で、ボリシャールのダンドーバ
BDP スクールが入金時期の関係で、2014 年度の事業となり、また、ボクシガンジ地区のシ
ュジュノゴル BDP スクールも建築されました。 更に、積水ハウスの社会貢献事業、
「積水
ハウスマッチングプログラム」より助成金をいただき、ボクシガンジのバタジョル BDP ス
クールをレンガに建て替えることが出来ました。現在 67 校の内 36 校がレンガ校舎となり
ました。年間2~3校しか立替ることができないのですが、ACEFからの通常の送金分
は運営に当てられるので、校舎建築は指定寄付に頼る他なく、当分はこのペースでやって
いくしかありません。
校舎建築にと指定のご寄附がありますし、助成金等に申請して、
より多くの学校が堅牢なものになるように願っています。
ACEF の 2014 年度の会費収入は、770 万円(前年度比 30 万円増)、寄付金収入は、2,420.5
万円(緊急募金 457.7 万円含む)
(前年比 1,198.2 万円減)でした。
2013 年度は、遺贈として高額の寄付をいただいたので、収支差額がプラスになりましたが、
それが無かった 2014 年度は、基金を取り崩しても、1 月末の概算で、2014 年度として BDP
とお約束した送金額 $213,800 に$60,000(700 万円)足りないことになり、会員・寄付
者の皆様に緊急募金をお願いする次第となりました。
緊急募金の結果は、3 月 31 日時点で、延べ 400 名から約 458 万円のご寄附をいただきまし
た。
呼びかけにお応え下さった皆様には感謝の言葉もございませんが、目標額にはまだ
届きませんので、期間を 5 月 25 日まで延長することにいたしました。
BDP の活動を支援するための送金は、ドル建てで行っています。 円安が加速し、より良い
レートで送金を行うよう心掛けましたが、予算策定時に使った為替レート(1ドル=105 よ
りも不利となり、平均為替レート(平均レート 1ドル=112.46 円)で送金を行うことにな
り、ここで起こったいわゆる為替差損がACEFの財政を圧迫する大きな要因となりまし
た。また、寄付収入の減少も深刻な問題となっています。
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ACEF総会 2015
2. 初等教育支援事業および国内事業
1990 年 10 月に始められた ACEF 運動は、二つの目標を掲げています。第一は「バングラデ
シュに寺子屋を贈ること」
、第二は「アジアに使命を持つ人材の育成」です。発足当初から、
数値目標をことさらに掲げることをして来なかったので、20 年間の活動の成果を評価する
際に、達成度を測定することは容易ではありません。しかし、第一の目標について言えば、
1990 年 5 月に、BDP の前身である「サンフラワー教育計画(SEP)」が、ダッカ郊外ジュライ
ン地区において 163 名の幼稚園児を集め 10 名の教師で始めた寺子屋教育の活動が、2015 年
1 月には、生徒数 10,570 名、学校数(センター含む)67 校、教師数 253 名へと、生徒数で
いうと 65 倍の規模へと発展したことは、ACEF と BDP の創設に関わった方々の当初の予想を
大きく超えたものであると言えます。 しかし、ACEF・BDP の体力を考えるに、学校数を増
やす事を考えるのではなく、質を高めることと、継続することを目標にするべきであると
考え、BDPともその考えで一致しています。
実際に、BDP の寺子屋教育(Non formal)は、内容的に見ても大きな発展を遂げていることが、
生徒たちの学業成績から読み取れます。当初は、女子中学生を教師として採用したりもし
ていましたが、その後、原則として SSC の資格(10 年間の教育課程修了資格)を持った女
性を採用し、研修を受けた上で授業を担当してもらうようになり、現在に至っています。
また、寺子屋学校教師の中には、正規の小学校教員資格を持った人たちも出始めています。
最近では、BDP 小学校の卒業生が高校を卒業して、先生として戻ってくる例も増えています。
さらに、BDP は教育プログラムの面でも独創的な工夫をしています。
2014 年度の小学校卒業試験では、
ダッカのスラムにある BDP のラルクティ BDP スクールは、
合格率100%でした。
地域でも、優秀な学校として注目されています。
先生たちの
意識が高く、生徒たちに、グループ学習の導入等、自分で考えて答えを出す教育をしてい
ます。
自主的に靴箱を作って校舎を清潔に保ち、勉強する環境を整え、生徒の意欲を引
き出しています。
ネトロコナ等の農村の地区でも地区に一つモデル校としてそのような
学校を作り、質の向上を、BDP とともに目指しています。他の五つの地区でも、小学校卒業
試験の合格率は、二つの地区で99%、後は全て100%でした。公立の小学校は 70%~
80%と聞いています。
ACEF から BDP への資金協力は、創立当初 1990 年度の 8,000 ドルから 2013 年度以降の
$213,800 へと約30倍近くに増加しましたが、寺子屋教育が 65 倍の規模に拡大したことと
比べると、はるかに小さな伸びに留まっているのが現状です。 又、2009 年度から五年間毎
年3%の増加を予定していましたが、2011 年度からは東日本大震災の影響か、寄付が毎年
減少しており、毎年目標額に足りず、緊急募金の実施、校舎基金その他からの借り入れ等
で送金をしていました。 2013 年度には、も多額の遺贈をいただきましたので、校舎基金か
らの借り入れを返済し、目標額の送金が達成できましたが、2014 年度はそういった特別な
ことがなかったので、はっきりと寄付金額の減少が顕著であることが見えてきました。
取りあえず、約束の送金額を達成し、BDP スクールの先生たちのお給料をきちんとお支払い
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ACEF総会 2015
するために、緊急募金を皆様にお願いいたしました。この緊急募金で送金額が満たされて
も、来年度の運営が赤字となり、身動きが取れない状態になりますので、BDP に対して、今
までのようには送金できない状態であることを説明し、今後の対応を検討していただいて
います。もちろん、認定NPOが取得でき、寄付金額が増えた場合は、それなりの送金が
できるものである旨は伝えました。苦渋の決断ですが、学校が無くなってしまう事だけは
避けたいので、いくつかのセンターを統合するなど、しばらくは辛抱していただかなけれ
ばなりません。
第二の目標である「アジアに使命を持つ人材の育成」に係る ACEF の活動としては、スタデ
ィツアーとセミナーが挙げられます。これらについては、以下の報告をご参照ください。
他に、事務局から幼稚園を訪問し、園児の皆さんにお話をし、又保護者の会でも時間をい
ただいて説明をしました。
家族でバングラデシュについて考えていただくことを期待し
ています。
長年に亘り ACEF の活動を支えてくださっている学校では、文化祭で集めてくださった募金
の贈呈式があり、スタディツアーに参加された生徒さんが、改めて皆さんの心からのご寄
附がどのような場で生かされているかの発表をしてくださいました。
又、いくつかの学
校の朝の礼拝にお招きいただいたり、授業として話しをさせていただく機会もあり、たく
さんの中学校・高等学校の生徒さんにバングラデシュのこととそこでのACEF/BDPの
働きについて知っていただきました。そういった学校の校長先生方との懇談の席で、スタ
ディツアーの説明もさせていただきました。
聖学院小学校「聖小フェア」にて ACEF 募金をしてくださる児童のみなさん
2014 年 9 月
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ACEF総会 2015
3. スタディツアー
2014 年度夏期(第 47 回)スタディツアーは、8 月 5 日から 8 月 19 日まで催行しました。
2014 夏 ACEF スタディツアー プーバイルオフィスの前で 参加者 32 名
2015 年度春季(第 48 回)ス
タディツアーは、3 月 3 日か
ら 13 日まで催行予定でした
が、最少催行人数の 7 名には
足りず、催行できませんでし
た。
第二回のシニアスタディツア
ーも春季(第 48 回)と同時に
催行する計画でしたが、申込
者が無く、残念ながら取りや
めとなりました。
ダッカ スラム地区 ラルクティ BDP 小学校にて 2014 年 8 月
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ACEF総会 2015
4. セミナー
① 春のセミナー:
2014 年春の ACEF セミナーについて
2014 年 4 月 19 日(土)
テーマ:「教育」
タイトル:
「あなたが生きていてくれて本当に嬉しい!」
1人≧99人として出会う恵み
講師: 比企 敦子先生(NCC 教育部総主事)
、
参加者:22 名(ST参加者:5 名、理事・評議員:10 名、
委員会:6 名、ゲスト 1 名)
春 ACEF セミナーの様子 日本キリスト教会館4F にて
②
秋のセミナーについて
日
程: 2014 年 9 月 27 日(土)午後 1 時半より
テーマ「アジア」「アジアとともに生きる:南アジア
と日本の子ども支援に携わって」
講演者: 小野道子氏(1993 年ST参加者)
参加者 30 名(夏のST参加者 13 人含む)
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ACEF総会 2015
秋 ACEF セミナーの様子 3 グループに分かれて懇談。日本キリスト教会館ビル2F にて
5. 会員組織
2014 年度中の個人新入会員は 66 名(2013 年度は 88 名)でしたが、退会者が 23 名(2013 年
度は 91 名)でしたので、その結果、個人会員数は 43 名の増となりました。団体会員につ
いては、2 団体増で、27 団体です。
2014 年度末の時点での個人会員数は 1,358 名、団体会員は 27 団体でした。それぞれの内訳
と 2010 年度からの動向は以下の通りです。
団体会員 個人会員
2010 年度末会員総数
27 団体
1,240 名 (社員会員 56 名+一般会員 1,184 名)
2011 年度末会員総数
22 団体
1,249 名 (社員会員 55 名+一般会員 1,194 名)
2012 年度末会員総数
22 団体
1,318 名 (社員会員 58 名+一般会員 1,260 名)
2013 年度末会員総数
25 団体
1,315 名(社員会員 64 名+一般会員 1,251 名)
2014 年度新入会員数
+2 団体
+66 名
2014 年度退会会員数
-0 団体
-23 名
2014 年度末会員総数
27 団体
1,358 名(社員会員 64 名+一般会員 1,294 名)
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ACEF総会 2015
6. 事務局
事務局が担当している主な業務としては、資金管理(献金・募金の呼びかけ、会費収納、
助成金への応募など)や収支管理等の一般経理業務、会員や支援者向けサービスの提供(会
報誌の編集・発行や問い合わせへの対応など)、渉外活動(BDP との連絡・調整や国内の NGO
との連携など)、国内事業活動の運営(スタディツアーやセミナーの運営)
、広報活動(会
員向けおよび一般向け)
、物品販売事業等があります。 これらのすべてにおいて、委員会
のメンバーや会員の方々、支援してくださる学校の生徒さん達を含む、ボランティアの方々
の助けを借りながら行っています。
2014 年度は、今まで事務局を置いていた日本キリスト教会館が、耐震補強工事を行う予定
なので、一時的な移転先を探していたところ、東京メトロ早稲田駅近くに適当な場所を見
つけ、2014 年 12 月 26 日に引越しを行い、2015 年 1 月 5 日から新事務所で業務を開始いた
しました。補強工事終了(2016 年 3 月予定?)後、元の場所に戻る予定です。
7. 渉外
ACEF は、JANIC(国際協力 NGO センター)の正会員として活動しました。
8. BDP 代表来日
例年のように ACEF 総会開催の時期に、BDP 事務局長アルバート・マラカールさんが来日さ
れました。 2013 年度に続き、BDP ヘッドオフィスから ラチンモン・アイザック マル
イさん(通称ディコさん)が同行され、総会で活動報告をしていただいたほか、ACEF 理事、
監事、評議員との懇談会にご出席いただきました。また、昭島幼稚園、青山学院女子短大、
東洋英和女学院高校、東洋英和幼稚園を訪問した後、福島県を訪問、いわき市の日本基督
教団磐城教会で礼拝説教や講演をしていただき、教会員の方々とも親しく交わりの時を持
ちました。その後、常磐教会、白水のぞみ保育園、南相馬の原町聖愛保育園も訪問、原発
事故の影響で厳しい生活をおくりながらも、めげず明るく過ごす人々と交流を深めました。
福島市では、いつもご支援くださっている「福島友の会」を訪問、温かく迎えていただき、
福島周辺の仮設住宅等をどのように支援しているか等ご説明いただきました。
BDP からの代表による各地の訪問は、交流した方たちの ACEF/BDP に対する理解を深めてい
ただく上で大変重要で、これを機会に ACEF の会員になってくださる方もおられます。
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ACEF総会 2015
ACEF スタディツアーリユニオンの集い 日本キリスト教会館にて
アジア宣教青年の集い 日本キリスト教会館にて
ACEF 理事との会食会 ホテルサンルートにて
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ACEF総会 2015
白水のぞみ保育園にて
明石義信牧師(常
磐城教会にて講演をするアルバートさん
磐教会)、上竹裕子牧師(磐城教会)と共に
福島伊達教会にて白井真牧師と共に
原町聖愛保育園にて、バングラデシュの
子どもたちの紹介をするアルバートさん
BDP代表来日
5月9日(金)
10日(土)
11日(日)
12日(月)
13日(火)
14日(水)
15日(木)
16日(金)
17日(土)
18日(日)
19日(月)
20日(火)
21日(水)
22日(木)
アルバートさん、ディコさんの
日程(2014年)
成田空港着予定→悪天候のため遅延→
10日(土)到着
ACEFスタディツアーリユニオン
早稲田教会主日礼拝出席
ACEF総会・愛餐会
青山女子短期大学講義
ウェスレーファウンデーション講演
アジア宣教青年の集い
昭島幼稚園
ACEF理事との会食会
東洋英和女学院中学部高等部
東洋英和幼稚園母の会
JOCS理事、職員との会談
常磐教会、白水のぞみ保育園
磐城教会礼拝出席、午後講演
原町聖愛保育園、
福島伊達教会、福島友の会
福島にてJOCV元BDPボランティアとの再会
ショッピング等
成田空港より帰国
福島友の会にて交わりの時
福島の農家で、
田植え体験を
させていただ
くアルバート
さん
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ACEF総会 2015
9. 理事会、理事・評議員合同協議会、各委員会報告
1) 理事会評議員会
■第 61 回 ACEF 理事会評議員会
日時:2014 年 4 月 12 日(土) 午後 2 時~4 時
場所:日本キリスト教会館 2F 23 号室
議題:
Ⅰ) 2014 年 3 月 8 日開催理事会議事録 承認の件
Ⅱ)理事長挨拶(所信他)
Ⅲ)報告事項
1)事務局報告
① キリスト教会館耐震補強工事の件
② BDP招聘の件
Ⅳ)協議事項
1) 2014 年度年次総会について
A)
プログラムー総会、愛餐会
B)
提出議案
①
2013 年度事業報告及び決算報告
②
2014 年度事業計画案及び予算案
③
2014 年度年間スケジュール
④
その他
■第 62 回 ACEF 理事会・評議員会
日時:2014 年 7 月 5 日(土) 午後 2 時~4 時
場所:日本キリスト教会館 2F 23 号室
議題:
Ⅰ) 前回理事会・評議員会会議録承認の件
Ⅱ)理事長挨拶(所信他)
Ⅲ)報告事項
1)
2014 年 6 月末期財務報告
2) プログラム委員会報告
・2014 年春の ACEF セミナー振り返り
・グローバルフェスタ・秋の ACEF セミナーについて
3) 広報委員会報告
4) スタディツアー委員会報告
・2014 年夏のスタディツアーについて
5) 事務局報告
・隅谷先生召天 10 周年記念講演会(実行委より寄付あり)
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ACEF総会 2015
・認定 NPO 申請作業の進捗状況
・バングラデシュ関連(竜巻被害への特別支援・マスッドさん逝去。弔慰金)
・学生ボランティア団体 Seele
Ⅳ)協議事項
1)
財政
2)
人事委員会設置の件
3)
弔慰金について
4)
その他 会費値上げの件
■第 63 回 ACEF 理事会・評議員会(2014 年度)
日時:2014 年 11 月 15 日(土)午後 2 時~4 時、
場所:日本キリスト教会館 2F23 号室
議題:
Ⅰ) 前回理事会会議録承認の件
Ⅱ)理事長挨拶(所信他)
Ⅲ)報告事項
1) 2014 年〜10 月期財務報告
2) プログラム委員会報告
・グローバルフェスタ・秋の ACEF セミナーについて
・2015 年春の ACEF セミナーについて
3) 広報委員会報告
4) スタディツアー委員会報告
・2015 年春のスタディツアーについて
5) 事務局報告
・第二回シニアスタディツアーについて
・事務所移転の件(会館の対策の経過及び移転先の下検分等)
・認定NPO取得の件(東京都の現地調査)
Ⅳ)協議事項
1) 事務所移転の件
2) 第二回シニアスタディツアーについて
3) 本基金25周年記念事業について
■第 64 回 ACEF 理事会・評議員会(2014 年度)
日時:2015 年 4 月 11 日(土) 午後 2 時~4 時、
墓所:新宿支部印刷会館ビル6F.会議室
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ACEF総会 2015
議題:
協議事項
1. 2015 年度総会について
A)プログラム
B)提出議案
1)
2014年度事業報告及び決算報告承認の件
2)
2015年度事業計画及び予算案承認の件
2015年度年間スケジュール 承認
2. 理事・監事・評議員の改選の件
報告事項
1)前回理事会報告
2)財務委員会報告
3)プログラム委員会報告
4)広報委員会報告
5)スタディツアー委員会報告
2) 理事会
■第 47 回 ACEF 定例理事会
日時:2014 年 9 月 6 日(土) 午後 2 時~4 時、
墓所:日本キリスト教会館 2F 23 号室
議題:
Ⅰ) 前回理事会・評議員会会議録承認の件
Ⅱ)理事長挨拶(所信他)
Ⅲ)報告事項
1)
2014 年 8 月末期財務報告
2)財務委員会報告
3) スタディツアー委員会報告
・2014 年夏のスタディツアーについて
4) 事務局報告
・認定 NPO 申請作業の進捗状況
・バングラデシュ関連(竜巻被害への特別支援・マスッドさん弔慰金)
・耐震補強工事の件・移転の件
Ⅳ)協議事項
1)財務委員会よりの提案
2)25周年記念事業
■第 48 回 ACEF 定例理事会
日時:2015 年 2 月 7 日(土) 午後 2 時~4 時、
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資料⑥
ACEF総会 2015
場所:新宿支部印刷会館ビル4F.ACEF 事務局
議題:
Ⅰ)第 63 回 ACEF 理事会・評議員会(2014 年度)記録(案) 承認の件
Ⅱ)理事長所信
Ⅱ)報告事項
1)
2014 年 1 月末現在までの決算報告
2)財務委員会報告
3) スタディツアー委員会報告
4) 広報委員会報告
5) プログラム委員会報告
6) 事務局報告
・臨時総会報告
・事務所移転の件
・認定NPOの件
・会費改定の案内について
Ⅳ)協議事項
1) 2015 年度予算計画
2) 理事・評議員改選について
3)社員総会日程について
4)BDP招聘延期について
5)その他
■3月度臨時理事会
日時:2015 年 3 月 14 日(土)14:00~17:45、
場所:新宿支部印刷会館ビル6F.会議室
議題:
協議事項
Ⅰ) 2015 年度予算の大綱決定
Ⅱ) 理事の責任負担について
Ⅲ)理事・評議員の改選について
■4月度臨時理事会
日時:2015 年 4 月 11 日(土)12:00~14:00、
場所:新宿支部印刷会館ビル6F.会議室
議題:
協議事項
Ⅰ)財政について
2015 年度予算
緊急募金報告
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ACEF総会 2015
Ⅱ)役員・評議員改選の件
就任依頼に対する回答状況
3) 各委員会報告
ⅰ)プログラム委員会
委員:野村正宣(長)
、高石孝子、徳田有希子、関口弘美、山口旬、前田恭子、村早苗、井
上儀子、岸ひかり、正原沙織、佐々木柊子。
開催日:2014 年 6 月 13 日、9 月 12 日(金)、10 月 14 日(火)
、2015 年 1 月 16 日(金)
、2015
年 3 月 27 日
1.春のセミナー
2014 年 4 月 19 日(土)、14 時~17 時
会場:日本キリスト教会館4F.会議室
テーマ:「教育」
タイトル:
「あなたが生きていてくれて本当に嬉しい!」
1人≧99人として出会う恵み
講師: 比企 敦子先生(NCC 教育部総主事)
、
参加者:22 名(ST参加者:5 名、理事・評議員:10 名、委員会:6 名、ゲスト 1 名)
2.秋のセミナー
2014 年 9 月 27 日(土)午後 1 時半開始(1 時受付開始)
テーマ「アジア」「アジアとともに生きる:南アジアと日本の子ども支援に携わって」
講演者: 小野道子氏(1993 年ST参加者)
参加者 30 名(夏のST参加者 13 人含む)
3.グローバルフェスタ
日程:2014 年 10 月 4 日(土)、5 日(日)
場所:日比谷公園
調理に適当な場所が確保できないため、本年もカレーを止め、「チャナチュール・ムリ(ス
ナック菓子)とベンガルティー」の店を出店した。
残念なことに、一日目は雨、二日目は台風の為半日で撤収、売り上げは上がらなかった。
次回は、要望も多いカレーで出店することを考える。
ワークショップテントに於いて、スタディツアー報告を行った。
今後もスタディツアー参加者や ACEF 会員のリユニオンの場としても活用し、より多くの方
が ACEF に継続的に関わってくださるようにしたい。
ⅱ)広報委員会
委員: 山神清和(長)、網中彰子、井上栞里、加藤講太郎、松本周、見供瞳、
原田真喜子、深澤睦美、森和博、遠藤槇子、井上儀子、前田恭子、
開催日:2014 年 7 月 4 日、10 月 14 日、2015 年 1 月 29 日
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ACEF総会 2015
広報委員会は、機関誌の企画と編集を検討、47 号 48 号を発行した。 紙面には、BDP スタ
ッフの紹介やインタビュー等を掲載。彼らの志や働きを多くの方に理解していただくよう
にした。 理事・評議員からの意見を聞くことは前年度から継続している。 また、新し
い委員の参加や、連絡網にグループウェアのサイボウズ Live を取り入れ、迅速に連絡がと
れるようにして、委員会の充実を図った。Facebook(フェイスブック)などの SNS を効果的
に使い、ACEF の活動を多くの方に知っていただく努力を続けると同時に、ファンドレイジ
ングにも貢献していきたい。
ⅲ)スタディツアー委員会
委員:荒谷出(長)
、田坂興亜、山口旬、高崎和子、徳田有紀子、中島有紗、松本周
前田恭子、井上儀子、
開催日:6 月 22 日、9 月 21 日、1 月 17 日、
1. 夏のスタディツアー(第 47 回)2014 年 8 月 6 日(水)~19 日(火)
・ 今回は参加希望者が殺到し、定員 22 のところ 29 名となり、リーダー、事務局を入れる
と 32 名の大所帯になった。その件で委員会では議論を重ねたが、
-
申込受付のプロセスが完了していない申込者があり、定員で切ることがむずかしかった。
新しい ACEFST の広がりの可能性を感じさせる参加者などがあり、今回は受け入れると決
定した。健康面での心配(狭い車)は車を一台増やし配慮して実施。
-
最近の ST は高校生の割合が多かったが、今年は多様な組み合わせで、高校生にとって
も刺激になった。いろいろな交流が出来た一方、連絡がスムーズにいかない、レンタカ
ーの使用を避ける等リーダーからの提言があった。
- 環境を整えること、衛生面等の改善がされており、飲み水が安心できた。 人数が多か
ったのでBDPスタッフと食事を一緒にすることが出来なかったが、交流は活発にでき、
マイナス面はなかった。
- 博物館に行き、バングラデシュの独立へ至る過程での苦しみを知り、メンバーのバング
ラデシュへの思いをより深くすることができた。
CHILE は通常 Kathila へ行き、自分たちの寄付で建てられた BDP のレンガ校舎を訪問す
るツアーを実施しており、ACEF の ST とは別に BDP と ACEF で協力をしているが、多人数
を複数回受け入れるのは無理なので、今回から CHILE のツアーも 10 名までとした。
結果、
CHILE メンバーで ACEF の ST への参加希望者が出た。 今後は、人数を 3 名までとする。
2. 春のスタディツアー(第 48 回)2015 年 3 月 3 日(月)~13 日(水)
‐
最低催行人数 7 名に達せず。今回のスタディツアー実施は見送りとなった。
‐
ツアーは決行されなかったが、
16
ACEF総会 2015
 準備会予定日に事務局での夕食会に招待し。お弁当を食べながら ACEF 活動につい
てお話しし、つながりを深めた。
‐
第二回のシニアスタディツアーを春季(第 48 回)と同時に催行する計画でしたが、申
込者が無く、取りやめとなりました。
ⅳ) 財務委員会
委員:天野海走、河見誠(長)
、古賀博、正井進、勝木澄子、前 田 恭 子 、井 上 儀 子 、
開催日:2014 年 9 月 27 日、2015 年 1 月 24 日、
財務委員会は、恒常的な赤字が円安の為に更に進み、寄付金の減少も伴い逼迫した財
政をどうするか、検討した。また、2013 年度は大口の遺贈があったため、切り抜け
たものの、2014 年度はそういった特別なこともなかったため、遂には、年度末に BDP
と約束をしていた送金額が送れない事態となり、下記のことが決定され実施された。
・2014 年度決算見込みに関連して、緊急募金:目標額 700 万円。
目標は 700 万だが、ACEFの財政も破綻状態であることを呼びかけの中で説明
した。
・2015 年度予算案に関して、
・収支バランスをとることを前提と考え、
-収入の 500 万以上増加を目指す、経費を可能な限り減らす、BDPへの送金を
減額の方向でアルバート・マラカール氏に舩戸前理事長より説明、信頼関係を
崩さずに理解をいただく。
10. BASIC DEVELOPMENT PARTNERS (BDP) 活動報告
BDP 教育プログラム受益者数(2015 年 1 月現在)
ミルプール プーバイル ボリシャール ジャマルプール ボクシガンジ ネトロコナ
幼稚科
小学1年生
2年生
3年生
4年生
5年生
奨学生
職業訓練生
合計
223
254
260
213
147
104
0
15
1,216
369
300
265
266
258
229
23
74
1,784
720
247
181
151
177
179
0
0
1,655
918
546
500
467
431
363
0
0
3,225
393
307
220
142
114
100
0
0
1,276
334
276
252
197
189
156
10
0
1,414
合計
2,957
1,930
1,678
1,436
1,316
1,131
33
89
10,570
注) 2014 年 1 月の小学校の在籍数(11,022 名)に比べると、452 名の減です。
通学生村落数
247 村
職業訓練学校数
2校
学校数
67 校
職業訓練学生数
89 名
教師数
253 名
職業訓練教師数
5 名
生徒数
10,570 名
奨学生
33 名
事務局スタッフ
40 名
以上
17
ACEF総会 2015
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ACEF総会 2015
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ACEF総会 2015
■2014 年度
4月
5月
ACEF 事務局、学校、教会、団体等における集会報告(委員会を除く)
4日
19 日
ACEF セミナー「あなたが生きてくれていて本当に嬉しい」(比企敦子氏)
23 日
女子聖学院高校礼拝(前田)
24 日
女子聖学院中学礼拝(前田)
29 日
東京女子大園遊会出展(前田・井上)
2日
3日
9日
9月
「わたしたちは何をなすべきか」(姜尚中氏)
BDP スタッフ来日
11 日
第 25 回 ACEF 総会、愛餐会
青山女子短期大学 ST 説明会(井上)および講義(Albert&Dicko)
Wesley Foundation 集会(Albert&Dicko)
13 日
アジア宣教の集い(Albert&Dicko)
15 日
ACEF 理事との会食会(Albert&Dicko)
東洋英和女学院中学部高等部礼拝(Albert)
東洋英和幼稚園訪問(Albert&Dicko)
17 日
常磐教会、白水のぞみ保育園訪問(Albert&Dicko)
18 日
磐城教会 CS 礼拝(Dicko)、一般礼拝(小倉理事長)、午後講演(Albert)
19 日
原町聖愛保育園、伊達教会、福島友の会訪問(Albert&Dicko)
22 日
8月
隅谷三喜男先生召天 10 周年記念講演会
ST リユニオン(Albert&Dicko)
16 日
7月
東洋英和幼稚園母の会来訪
10 日
12 日
6月
横浜ロータリー例会にて、ST 参加者(久松幸さん)報告、ACEF 活動報告
BDP スタッフ帰国
青山学院女子短大シオン寮夕拝お話(前田)
26 日
隅谷三喜男記念講演会実行委員会反省会(井上)
27 日
女子学院礼拝(前田)
30 日
東京女子大学宗教センター訪問スタディツアー説明会(前田)
3日
都庁認定申請相談(前田・山神祥子)
12 日
算定基礎届説明会(井上)
18 日
JANIC 総会(前田)
12-13 日
スタディツアー準備会
15 日
認定申請書、都に提出(前田・山神祥子)
31 日
リサーチインタビュー(前田)
2-26 日
バングラデシュ出張(井上)
6-19 日
第 47 回スタディツアー実施(32 名)
21-28 日
女子聖学院高校生ボランティア 23 名来訪
21-25 日
学生ボランティア団体 CHILE バングラデシュ訪問(井上)
4日
東洋英和小学部母の会来訪
5日
玉川聖学院生徒会来訪
20
ACEF総会 2015
10月
11月
12月
1月
2月
11 日
あけぼの幼稚園父母会来訪
22 日
渋谷同胞幼稚園教師来訪
23 日
聖学院小フェア出展(前田・井上)
25 日
東洋英和中高生来訪
27 日
ACEF セミナー「アジアとともに生きる」(小野道子氏)
4-5 日
12 日
雑司ヶ谷教会礼拝お話(前田)
22 日
清教学園高校講演(前田)
23 日
清教学園中学高校講演(前田)
31 日
カトリック助祭研修会にて ACEF 活動紹介(前田)
1日
女子聖学院記念祭(前田・井上)
3日
代田教会バザー出展(井上)
19 日
東洋英和幼稚園母の会お話(前田)
20 日
聖学院小学校礼拝募金贈呈式(前田)
27 日
東京都認定現地調査
1日
玉川聖学院高校生来訪
8日
田園調布教会幼稚園お話(前田)
12 日
東洋英和幼稚園母の会来訪
26 日
ACEF 事務局引っ越し
27 日
ACEF 臨時社員総会
16 日
パルシステム 3 名来訪
25 日
田園調布合同祈祷会にて ACEF 活動紹介(前田)
28 日
ウェスレーセンター、インターン説明会出席(井上)
3日
公認会計士財務相談(井上)
7日
第 46 回春スタディツアーキャンセルのため応募者との懇親会
14-15 日
25 日
3月
グローバルフェスタ出展
ファンドレイジング日本 2015 大会参加(前田)
RISO フェスタ、チラシ活用セミナー参加(井上)
4日
NGO 認知度シンポジウム参加(前田)
5日
大阪学生ボランティア団体 SEELE 来訪
11 日
エキュメニズム研修会にて ACEF 活動紹介(前田)
16 日
学生ボランティア団体 CHILE 来訪
20 日
YMCA オラトリオソサエティ演奏会「メサイア」
23 日
JICA 官民連携勉強会参加(井上)
21
ACEF総会 2015
2014年 度 活 動 計 算 書
(単位:円)
特定非営利活動法人アジアキリスト教教育基金
2013年度決算
【経常収益】
【受取会費】
社員会員受取会費
450,000
6,946,000
一般会員受取会費
【受取寄付金】
受取寄付金
34,417,399
校舎建設寄付
1,572,853
緊急募金
195,534
【事業収益】
理解参加促進事業
1,391,630
普及啓発事業
2,075,872
【その他収益】
受取 利息
3,652
25,781
為替差益
雑 収 益
26,833
経常収益 計
47,105,554
【経常費用】
【事業費】
(人件費)
給料 手当(事業)
6,441,850
アルバイト給料(事業)
639,655
退職給付費用(事業)
507,000
通 勤 費(事業)
284,930
法定福利費(事業)
1,345,483
9,218,918
人件費計
(その他経費)
売上 原価
368,287
資金協力(BDP送金)
23,160,929
研修費 (BDP招聘)
598,663
バザー経費
172,774
印刷製本費(事業)
584,245
会 議 費(事業)
41,816
スタディツアー費
1,224,020
25,195
旅費交通費(事業)
通信運搬費(事業)
787,648
消耗品 費(事業)
36,616
事務所家賃(事業)
1,050,000
諸 会 費(事業)
50,000
支払手数料(事業)
208,566
為替差損
24,254
雑 費(事業)
30,000
その他経費計
28,363,013
事業費 計
37,581,931
【管理費】
(人件費)
給料 手当
2,111,950
退職給付費用
161,000
通 勤 費
69,550
法定福利費 福利厚生費
17,816
人件費計
2,360,316
(その他経費)
印刷製本費
52,080
会 議 費
24,504
旅費交通費
1,300
通信運搬費
31,500
消耗品 費
8,100
水道光熱費
事務所家賃
575,880
新聞図書費
諸 会 費
31,624
慶 弔 費
3,391
リース 料
475,398
租税 公課
600
支払手数料
840
管理諸費
雑 費
4,830
その他経費計
1,210,047
管理費 計
3,570,363
経常費用 計
41,152,294
当期経常増減額
5,953,260
【経常外収益】
経常外収益 計
【経常外費用】
引越費
経常外費用 計
税引前当期正味財産増減額
5,953,260
経理区分振替額
0
当期正味財産増減額
5,953,260
前期繰越正味財産額
20,351,883
次期繰越正味財産額
26,305,143
22
自 2014年 4月 1日 至 2015年 3月 31日
2014年度予算
2014年 度 決 算
2014予算比
500,000
7,500,000
522,500
7,159,000
105%
95%
25,000,000
0
15,706,818
3,919,020
4,577,441
63%
1,500,000
2,000,000
1,997,160
1,904,002
133%
95%
2,000
283%
20,000
36,522,000
5,661
19,054
162,686
35,973,342
6,470,000
700,000
514,000
293,000
1,300,000
9,277,000
6,412,500
646,776
514,000
289,660
1,369,482
9,232,418
99%
92%
100%
99%
105%
100%
500,000
22,450,000
800,000
200,000
600,000
60,000
1,300,000
30,000
800,000
50,000
1,050,000
50,000
200,000
419,623
26,185,654
584,880
137,537
486,279
75,621
1,575,807
10,722
860,823
29,955
1,367,500
50,000
229,910
1,980
30,000
32,046,291
41,278,709
84%
117%
73%
69%
81%
126%
121%
36%
108%
60%
130%
100%
115%
30,000
28,120,000
37,397,000
2,130,000
163,000
90,000
813%
98%
100%
114%
110%
2,028,280
163,000
88,010
△ 11,730
18,076
2,285,636
95%
100%
98%
65%
52%
373%
119%
274%
10,000
1,186,700
3,589,700
40,986,700
△ 4,464,700
32,400
20,798
7,455
37,522
27,414
57,675
391,415
0
34,250
0
611,200
2,050
2,290
10,000
11,745
1,246,214
3,531,850
44,810,559
△ 8,837,217
△ 4,464,700
0
△ 4,464,700
20,351,883
15,887,183
402,460
402,460
△ 9,239,677
0
△ 9,239,677
20,351,883
11,112,206
20,000
2,403,000
50,000
40,000
2,000
31,500
10,000
580,000
2,000
25,000
5,000
430,000
1,200
0
90%
95%
67%
0%
137%
0%
142%
171%
117%
105%
98%
109%
198%
207%
207%
100%
70%
ACEF総会 2015
財務諸表の注記
特定非営利活動法人アジアキリスト教教育基金
2015年 3月31日 現在
【重要な会計方針】
財務諸表の作成は、NPO法人会計基準(2010年7月20日 2011年11月20日一部改正 NPO法人
会計基準協議会)によっています。
(1).棚卸資産の評価基準及び評価方法
総平均法による原価法
(2).引当金の計上基準
退職給付引当金:従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務に基づき当期末
に発生していると認められる金額を計上しています。なお、退職給付債務は期末自己都合要支給額に
基づいています。
(3).消費税等の会計処理
消費税等の会計処理は、税込方式によっています。
【事業費の内訳】
事業費の区分は以下の通りです。
[税込](単位:円)
科目
(人件費)
給料 手当(事業)
アルバイト給料(事業)
退職給付費用(事業)
通 勤 費(事業)
法定福利費(事業)
人件費計
(その他経費)
期首棚卸高
仕 入 高
期末棚卸高
資金協力(BDP送金)
研修費 (BDP招聘)
バザー経費
印刷製本費(事業)
会 議 費(事業)
スタディツアー費
旅費交通費(事業)
通信運搬費(事業)
消耗品 費(事業)
事務所家賃(事業)
諸会費(事業)
支払手数料(事業)
為替 差損
雑 費(事業)
その他経費計
合計
全事業所
6,412,500
646,776
514,000
289,660
1,369,482
9,232,418
543,837
298,976
△ 423,190
26,185,654
584,880
137,537
486,279
75,621
1,575,807
10,722
860,823
29,955
1,367,500
50,000
229,910
1,980
30,000
32,046,291
41,278,709
合計
6,412,500
646,776
514,000
289,660
1,369,482
9,232,418
活動計算書には売上原価合計額のみが出ますが、
543,837
これは期首棚卸高+仕入高-期末棚卸高=売上原価
298,976
となっています。
△ 423,190
26,185,654
584,880
137,537
486,279
75,621
1,575,807
10,722
860,823
29,955
1,367,500
50,000
229,910
1,980
30,000
32,046,291
41,278,709
【使途等が制約された寄付等の内訳】
[税込](単位:円)
内容
校舎建設指定寄付
職業訓練校指定寄付
校舎建設積立寄付
校舎建設指定寄付
緊急募金(BDP送金未達分)
合計
金額
1,000,000
1,200,000
67,560
1,651,460
4,577,441
8,496,461
適用
積水ハウス
東洋英和幼稚園母の会
東洋英和中学部高等部生徒会
学生ボランティア団体CHILE
2015.2.17~2015.3.31 400件
備考
2014/11/7 BDPに送金
2015/2/2 BDPに送金
積立
2015/2/2 BDPに送金
$60,000不足のうち$40,000送
【その他特定非営利活動法人の資産、負債及び正味財産の状態並びに正味財産の増減の状況を明らか
にするために必要な事項】
●事業費と管理費の按分方法
各事業の経費及び事業費と管理費に共通する経費のうち、給料手当、退職給付費用、通勤費、会議費、
旅費交通費等については従事割合に基づき按分しています。
23
ACEF総会 2015
24
ACEF総会 2015
緊急募金報告
事業報告でも再三申し上げましたが、2015 年 1 月末の段階で、資金が枯渇して、バングラデシ
ュに 2014 年度分としてお約束していた送金額の内、6 万ドル余が実行できておらず、BDP スクー
ルの先生たちの給与を滞らせないために、緊急募金の呼びかけをさせていただきました。 2 月
10 日付で第一回の呼びかけをし、さっそく約 160 名の会員及び寄付者の皆様から約 200 万円ご
寄附をいただきましたが、必要金額として掲げさせていただきました、700 万円にはまだ届きませ
んでしたので、再度 3 月 12 日付で寄付期間を 5 月 25 日まで延長する旨ご案内しましたところ、
多くの皆様にお応えいただきました。 誠にありがとうございました。
グラフにありますように、第二回のご案内の後、寄付者の延べ人数と金額が急速に増え、4 月末
で 500 万円に達しております。 複数回ご送金くださる方もおられて、本当に有難く励まされます。
700 万円と言う大きな金額を目標とした当初は、本当に達成できるかと不安がありましたが、こ
のままで行けば夢ではないと期待が膨らみます。
ACEF と BDP の働きを応援してくださる皆様お一人お一人の温かなお心に、心より感謝申し上
げます。 ACEF といたしまして、財政を立て直す努力をいたしますと同時に、皆様のお志にお応
えするべく、志を揺るがすことなくバングラデシュの貧しい子どもたちや婦人たちのために、BDP と
共に働いてまいります。
ACEF 事務局
¥7,000,000
2014年度末緊急募金(目標額700万円)
¥6,000,000
¥5,000,000
¥4,000,000
¥3,000,000
¥2,000,000
¥1,000,000
77件
49件
30件
19件
392件
327件
278件
211件
190件
184件
169件
149件
141件
117件
93件
71件
48件
6件
¥0
2/17
2/18
2/19
2/20
2/21
2/23
2/25
2/26
2/27
3/23/43/53/63/9
3/11
3/13
3/16
3/17
3/18
3/19
3/20
3/23
3/24
3/25
3/26
3/30
4/14/24/64/8
4/10
4/13
4/15
4/16
4/27
25
ACEF総会 2015
貸 借 対 照 表
特定非営利活動法人アジアキリスト教教育基金
資 産 の 部
科 目
【流動資産】
(現金・預金)
現金 通常
現金 バザー
現金 円
現金 タカ
現金 ST
現金 ドル
現金 タカ
普通 預金 バザー
普通 預金 ST
普通 預金 通常預金
普通 預金 隅谷/和田基金
普通 預金 校舎積立1
定期 預金 退職積立
現金・預金 計
(棚卸資産)
棚卸 資産
棚卸資産 計
流動資産合計
【固定資産】
(投資その他の資産)
敷金
投資その他の資産 計
固定資産合計
資産合計
[税込](単位:円)
金 額
34,609
120,393
(17,029)
(103,364)
48,961
(48,211)
(750)
254,393
341,812
2,534,878
3,545,313
4,717,942
7,749,000
19,347,301
2015年 3月31日 現在
負 債 ・ 正 味 財 産 の 部
科 目
金 額
【流動負債】
前 受 金
1,175,000
預 り 金
154,285
社会保険
(84,575)
雇用保険
(33,110)
所得税
(36,600)
流動負債 計
1,329,285
【固定負債】
退職給付引当金
7,749,000
固定負債 計
7,749,000
負債合計
9,078,285
正 味 財 産 の 部
【正味財産】
前期繰越正味財産額
20,351,883
当期正味財産増減額
△ 9,239,677
正味財産 計
11,112,206
正味財産合計
11,112,206
423,190
423,190
19,770,491
420,000
420,000
420,000
20,190,491
負債及び正味財産合計
ア ジ ア キリ スト教教育基金 隅谷基金出入り
年度
明細
2003年度 (第15回総会2004年5月) 隅谷基金発足(124名&9団体)
2004年度 (第16回総会2005年5月) BDP教育支援事業費(職業訓練校)
2005年度 (第17回総会2006年5月) BDP教育支援事業費(職業訓練校)
2006年度 (第18回総会2007年5月) BDP教育支援事業費(職業訓練校)
2007年度 (第19回総会2008年5月) BDP教育支援事業費(職業訓練校)
2008年度 (第20回総会2009年5月) BDP教育支援事業費(職業訓練校)
2009年度 (第21回総会2010年5月) BDP教育支援事業費(職業訓練校)
2010年度 (第22回総会2011年5月) BDP教育支援事業費(職業訓練校)
2011年度 (第23回総会2012年5月) BDP教育支援事業費(職業訓練校)
2012年度 (第24回総会2013年5月) BDP教育支援事業費(職業訓練校)
2013年度 (第25回総会2014年5月) BDP教育支援事業費(職業訓練校)
2014年度
BDP教育支援事業費(職業訓練校)
隅谷記念講演会実行委員会より
ア ジ ア キリ スト教教育基金 和田眞理子氏遺贈基金出入り
遺贈
2013年度 2013.11.7
2013.11.28
校舎積立に返却
2013年度本会計に
2014年度 2014.8.28
2014年度本会計に
2015.1.14
2014年度本会計に
校舎積立金のうち
山梨英和中学高校、校舎積立金 550,000 円
東洋英和女学院中学部高等部 校舎積立金 225,829 円
26
繰入れ
¥12,291,115
20,190,491
繰出し
¥1,000,000
¥1,000,000
¥1,000,000
¥1,000,000
¥1,000,000
¥1,000,000
¥1,000,000
¥1,000,000
¥1,000,000
¥1,000,000
¥1,000,000
¥297,294
¥16,420,439
¥4,000,000
¥4,000,000
¥4,000,000
¥2,500,000
残高
¥12,291,115
¥11,291,115
¥10,291,115
¥9,291,115
¥8,291,115
¥7,291,115
¥6,291,115
¥5,291,115
¥4,291,115
¥3,291,115
¥2,291,115
¥1,291,115
¥1,588,409
¥16,420,439
¥12,420,439
¥8,420,439
¥4,420,439
¥1,920,439
ACEF総会 2015
財 産 目 録
特定非営利活動法人アジアキリスト教教育基金
[税込](単位:円)
2015年 3月31日 現在
《資産の部》
【流動資産】
(現金・預金)
現金 通常
現金 バザー
現金 円
現金 タカ
現金 ST
現金 ドル
現金 タカ
普通 預金 バザー
普通 預金 ST
普通 預金 通常預金
普通 預金 隅谷/和田基金
普通 預金 校舎積立1
定期 預金 退職積立
現金・預金 計
(棚卸資産)
棚卸 資産
棚卸資産 計
流動資産合計
【固定資産】
(投資その他の資産)
敷金
投資その他の資産 計
固定資産合計
資産の部 合計
34,609
120,393
(17,029)
(103,364)
48,961
(48,211)
(750)
254,393
341,812
2,534,878
3,545,313
4,717,942
7,749,000
19,347,301
423,190
423,190
19,770,491
420,000
420,000
420,000
20,190,491
《負債の部》
【流動負債】
前 受 金
預 り 金
社会保険
雇用保険
所得税
流動負債 計
【固定負債】
退職給付引当金
固定負債 計
負債の部 合計
1,175,000
154,285
(84,575)
(33,110)
(36,600)
1,329,285
7,749,000
7,749,000
9,078,285
正味財産
11,112,206
【財産目録の注記】
※為替レート計算(OANDA.com)2015.3.31現在
1US$=119.63JPY
1BDT=1.50JPY
27
ACEF総会 2015
28
ACEF総会 2015
2015年度事業計画(案)
1. 概要
2011年度以降、毎年寄付の減少による苦しい財政についてご報告しておりましたが、
2014年度は遂にBDPへの送金が予定通りできなくなり、会員・寄付者の皆様へ緊急
募金を実施することになりました。
昨年までは、皆様のご配慮により、大変苦しい状態
の中でも、バングラデシュへの送金は予定額を送金しておりました。
そのために基金の
取り崩し、他の項目からの借り入れをしながらではありましたが、2013年度は、大口
の遺贈があり、最終的には黒字で締めることができました。
もしこれが無ければ、約8
00万円の赤字となるところでした。
しかし、このような特別なことは毎年予定に入れることできません。
14年度も約500万円の赤字決算を見越した予算組でした。
したがって、20
そして、その予想を上回
る収入減、為替差損による支出増などで、大きく赤字となり、約900万の赤字になって
います。 このままで行きますと、ACEF は存続することが出来ません。 この現状を会員
の皆様にはご理解いただき、今後の取り組みをご支援いただきたいと思います。
もちろん、ACEF といたしましても、収入増、支出減への取り組みを始めております。 創
設依頼変わらなかった会費を、今年度から値上げさせていただきます。
支出を抑えるた
めに、事務局の給与もカットいたします。
2015年度は、財政逼迫の現状を少しでも改善する方向へと向けるために、ACEF の活動
の認知を上げ、支援者を増やす努力を、具体的に進めます。
全国の友の会・教会・ミッ
ションスクール等を訪問し、ACEF 運動について話をすることにも引き続き取り組みたいと
思います。
また、今年こそは「認定NPO」として承認されます。
「認定NPO」と
なって、ACEFへの寄付が控除の対象となれば、企業・団体等からの寄付がお願いしや
すくなりますし、個人会員の皆様にもご寄付していただきやすくなると思います。
又、2015 年度もACEFは、創立当初から掲げている二つの目標を変わることなく進めて
いきます。第一は「バングラデシュに寺子屋を贈ること」、第二は「アジアに使命を持つ人
材の育成」です。
具体的には、下記の活動を行います。
① BDP との共働により、バングラデシュで寺子屋小学校の維持運営に必要な資金協力。
* 寺子屋小学校数:67
全生徒数:10,570 名
* レンガ校舎数:36
- 今年度も校舎建設のための指定献金をお約束いただいていますし、民間の助成金に
申請も行います。
②
スタディツアーの実施: 2015 年夏と 2016 年春に実施予定です。
③ セミナーの開催:
「アジア」「教育」「キリスト教」と云う大きな三つのテーマで春と秋
に行い、広くから参加者を募ります。 2015 年春のテーマは「キリスト教」で行いまし
29
ACEF総会 2015
た。 秋のテーマは「教育」で行う予定です。
④ 広報活動
* 機関紙 ACEF コミュニケーションと ACEF ミニレターの発行。
* ウェブサイトの運営: ウェブサイト更新の効率化を図り、より多くの情報をタイム
リーに出せるようにする作業がほぼ終了しました。 今後は、より多くの方がアクセス
してくださるように、内容も改善していきます。 また、団体としての Facebook ペー
ジを開設して、より広く広報活動に利用していきます。 会員や過去のスタディツアー
参加者等と情報を共有し広めていただくことで、ACEF のサイトへのアクセスを増やした
いと思います。
⑤ 物品紹介・販売(バングラデシュの手工芸品)
⑥ 支援学校・教会・友の会等の訪問・アピール
⑦ 新規会員の開拓
⑧ その他-募金活動
*
アマゾンの紹介プログラムを口コミで広めてくださるよう会員のみなさまにお願い
する。
*
インターネット募金サイトへ参加する。
*
NGO 活動、市民活動助成金などの獲得を検討する。
こうした活動を通じ、ACEF 運動の認知を上げることによって、活動の拡大と財政問題の解
決への第一歩としたい。
寄付収入の減少を、活動を広げ、会員・支援者を増やすことで
改善していかなければならないと思います。 また、寄付するという行動へのハードルを下
げることで、より多くの方が、思いついたらいつでも寄付が出来るような仕組みを作りた
いと思います。 その他、具体的な収入増の施策も打ち出すように取り組みます。
2. チャレンジ
概要でも述べたように、ACEF活動の認知を上げ、会員・支援者数を増やすことで、財
政を安定させなければなりません。 昨今は、寄付やボランティアと言う行為が特別なもの
ではなくなっており、 困っている人に手を差し伸べることや、苦しみの中にいる人に心を
寄せることは、日本人の心に元々持っている優しさに加え、美徳として根付きつつあると
思います。 東日本大震災直後に世界中の人々から善意が寄せられたように、困難な状態
の中にいる人々には、人種・国境を越えて支えあう精神が生きています。 この精神は、そ
もそもACEFが発足した際によって立った「キリスト教精神」そのものと言えます。 明
治初期に、海外からの宣教師たちによってもたらされた教育が、現在の日本の発展に果た
した役割を考えると、アジアの中で先進国となっている日本が、今何をなすべきか。 受
けた恵みを分かち合うことの意味を、より多くの人々と共有していくことに努めたいと思
います。
30
ACEF総会 2015
教育に対する支援は、一度始めたら止めることは出来ません。 現在いるBDPスクールの
子どもたち、また、これから就学する子どもたちの希望の灯を消さないことが、とりあえ
ずはACEFの最重要課題と思います。
「バングラデシュに寺子屋を贈る」は言い換えれば「教育を提供する」ことと考えます。
教育とは、教科書に書いてあることだけでなく、自分で考え発信することが出来るように
なることを学ぶこと、生きていくための大切な知恵を学ぶことでもあります。
バングラ
デシュの子どもたちが学校に行き、将来は国を発展させる市民として成長するように、又、
女性や子どもが無知なために不幸な目に遭わないように、と言う「学校の建物」が最終目
的ではないACEFの活動には、現段階での後退は許されないと思います。
ACEF/
BDPの向こうに、常にいる 10,570 名の子どもたち一人一人のことを覚え祈りながら活動
したいと思いますし、その気持ちを会員の皆様にも共有していただきたいと思います。
又、バングラデシュは安い人件費に目を付けた海外ブランドの下請けとして、国内の経済
活動が活発化しており、インフレ率が年に7~10%にもなっています。
物価の上昇に
より、BDPスクールの運営も大変厳しい状況下にあります。 貧富の差も広がり、貧しい
子どもたちの家庭は貧しいままで、苦しい生活の中、学校を辞めて縫製工場で働き始める
子どももいます。 そんな中、BDP 寺子屋小学校の先生たちは、少ない給料でも、子どもた
ちのためにと頑張ってくれています。
その思いに応えるためにも、活動の拡大及び新し
い方向性を模索し、どこにチャンスがあるかを考えたいと思います。
今年度の活動目標も昨年同様、より多くの日本の人・企業・教会・学校にACEFの活動
を認知していただき、支援者となっていただく事です。 特に、一昨年より始めている、キ
リスト教学校との繋がりをより強めることを積極的に続けたいと思います。 すでに、いく
つかの学校は学校を挙げて支援に取り組んでくださっていますが、もっと浸透する余地が
あると思われます。 前述のように、日本の教育向上については、明治時代より海外からの
援助が大きく働き、特に現在もあるキリスト教学校の多くが、その支援により創設されま
した。
同じことを、今度はわたしたち日本から発信することができるなら、素晴らしい
ことと思います。
会員・寄付者の増加を図ると同時に、寄付をすることのハードルを下げる努力もいたしま
す。寄付を思い立ったらすぐにできるように、インターネットの利用について検討してい
ます。
又、ACEFの会員の皆様とも、もう一度全ての活動(国内・国外を含み)の最終目標を
共有し、活動に参加・支援をしていただくようにお願いしたいと思います。 事務局では、
新しい会員獲得のために、必要とあればどこへでも出かけて行き、ACEF と BDP の活動につ
いてお話をさせていただきます。 会員の皆様お一人お一人が、子どもたちを支えてくださ
っている事を自覚し、ACEF の代表者として、活動を周囲へ広めていただければ幸いです。
そうした活動を通じて、子どもたちの希望の灯を灯し続けたいと思います。
31
ACEF総会 2015
BDPとは、過去 24 年間に亘り築き上げた強い信頼関係で結ばれています。 今後も共に
学びあい知恵を出し合っての共働関係を大切にし、お互いを尊重しあう関係であるべきと
考えます。 今年度は、特に予算削減をしなければならず、BDP としても学校運営上大変厳
しいものになることが予想されます。
予算の都合上、また、マラカール氏の健康上の理
由もあって、今回に来日は叶いませんでしたが、
8月のスタディツアー時には、じっく
りと今後の為に厳しい話し合いをしなければなりません。 しかし、強い信頼関係を持ち、
お互いをパートナーと認め合えばこそ、厳しい話も出来るので、 互いに知恵を出し合い、
この苦境を乗り越えていきたいと思います。
今、財政上の苦境に立つ ACEF の 2015 年度の活動を、多くの方が覚え祈ってくださいます
ようにと願います。 ACEF の会員・支援者が心を一つとして、ACEF が何のためにここにあ
るのか、今まで覚え祈ってきたことを、止めることなく進んで行く事ができる一年とした
いと思います。
バングラデシュで子供たちのために自分たちを捧げて下さる、BDPの
方々の尊い働きを常に覚え、自分たちのなすべきことを考えて働きたいと思います。
3. Basic Development Partners (BDP)
BDP は、2015 年度は以下の 7 分野において活動する計画です。
① 幼児教育 (就学前の児童を対象に、学校に来ることの重要性を体得させる)
② ノンフォーマル初等教育(寺子屋小学校)
③ 奨学金制度 (中等教育(ハイスクール)進学希望者で家庭が貧困なものが対象)
④ 保健教育
⑤ 職業訓練教育 (裁縫、電気、自動車・エンジン、コンピューター)
⑥ ヒ素対策の深井戸設置
⑦ 災害時等支援(サイクロン等)
4. スタディツアー
2015 年度は、夏期(8 月)スタディツアーを催行することが決まっています。 又、最少
催行人数が集まらず、実施できなかった春のスタディツアーを是非実施したいと思ってい
ます。 夏の 2 週間では参加が難しい社会人の方々に、是非参加いただきたいと思います。
「スタディツアーのリーダーは、教育関係者か牧会関係者とする」と言う 2011 年度からの
方針の下、夏のスタディツアーは、共愛学園女子高等学校、荒谷出先生がツアーリーダー
をお引き受けくださいます。
5. セミナー
2015 年度も、例年同様二つのセミナーを実施します。 ACEF セミナーは、
「アジア」
「キリ
スト教」
「教育」を順番にテーマとしています。 2015 年春のセミナーのテーマは「キリス
32
ACEF総会 2015
ト教」でした。 講師は青山学院女子短期大学宗教主任、日本基督教団吉祥寺教会牧師の、
吉岡康子先生でした。 「ともに働く」‐と題して、4 月 18 日(土)に実施されました。
秋のセミナーは、「教育」がテーマです。 プログラム委員会で企画し実施します。
国際
基督教大学の西村幹子先生に講師をお願いしています。
6.手工芸品販売
バングラデシュ手工芸品販売は、ACEF 会員の皆さまのご協力を得て、全国の学校、教会、
友の会、幼稚園などを中心に展開されています。バザーなどでの委託販売の場合には、売
上高の 10%を手数料として受託者にお支払いすることとしています。2015 年度も、大変厳
しい財政状況の中活動しなければなりません。 手工芸品の販路拡大は大変重要な事なので、
購入者にとって魅力的な商品を開発したいと思いますが、そういった商品の一つ一つが子
どもたちの教育や貧しい婦人たちを助けることを覚え、会員のみなさまのご協力をいただ
きたいと思います。
*最後に
現在の最優先課題は、昨年事情により延期しました、認定NPO の取得です。 昨年度、
今一歩のところまで準備ができましたので、総会終了後直ちに次のステップに入ります。
その間、他の仕事をおろそかにすることはできませんので、昨年ACEFコミュニケーシ
ョンの発行・発送などに、ボランティアとしてお手伝いいただきましたように、
201
5年度も、引き続きご協力いただければと思います。 いつでも、事務局に気軽にお立ち寄
りいただき、お手伝いいただけるなら大歓迎です。
又、今後のために、改善するべき点
などのご提案もいただきながら活動したいと思います。
ACEF/BDPの活動は、即ちバングラデシュの恵まれない子どもたちの将来の希望を
生み出すことであるということを、会員の皆様と再度共有し、ACEF/BDPの向こう
にいる子どもたち一人ひとりを覚え祈りながら、今後も運動を続けて行きます。
33
ACEF総会 2015
■ACEF 手工芸品販売
① ベンガルティーセット\300
2014 年度売上トップ 10
1.ベンガルティーセット 446 袋
2.象マスコット(BDP)
280 個
3.羊マスコット 246 個
4.刺繍しおり象(BDP)
218 枚
5.クリスマス刺繍オーナメント(BDP) 201 個
6.クリスマス麦わらカード 198 枚
7.象型ポシェット(BDP) 191 個
8.クリスマス刺繍コースター(BDP) 153 枚
② 象マスコット\250
9.クリスマス刺繍カード・ツリー(BDP) 131 枚
10.ジュートほうき 125 本
⑤ クリスマス刺繍オーナメント\350
⑥ クリスマス麦わらカード\250
③ 羊マスコット\300
④ 刺繍しおり象\250
⑦ 象型ポシェット\500
⑧ クリスマス刺繍コースター\300
⑨ クリスマス刺繍カード・ツリー\250
⑧ ジュートほうき\500
34
ACEF総会 2015
2015 年度 年間スケジュール(案)
4月 11日(土)
14:00~16:00 定例理事会評議員会(2015年度第1回)
4月 18日(土)
13:30~第47回 ACEFセミナー「
(キリスト教)共に働く」
講師 吉岡康子牧師 (日本基督教団吉祥寺教会牧師、青山学院女
子短期大学宗教主任)
5月 10日(日)
ACEF年次総会(15:30~17:30)
愛餐会(18:00~19:30)
5月25日(月)
NPO法人の「毎年の書類」提出完了(所轄官庁へ)
資産総額変更登記完了
6月
4日(木)
第49回(2015年夏)スタディツアー申し込み締め切り
6月 10日(水)
ACEF Communication 第49号 発行(予定)
6月 15日(月)
認定NPO申請完了予定
7月 4日(土)
14:00 定例理事会・評議員会(2015年度第2回)
7月 11日(土)~ 12日(日) 第49回 スタディツアー準備会
8月
5日(水)~ 19日(水) 第49回 スタディツアー
9月 5日(土)
14:00 定例理事会(2015年度第1回)
10月 3日(土)~ 4日(日) グローバルフェスタ出展
10月 10日(土)
14:00 第48回 ACEFセミナー (テーマ:教育)
講師 西村幹子氏(国際基督教大学准教授)
11月 10日(火)
ACEF Communication 第50号 発行(予定)
クリスマス献金お願い発送
11月 14日(土)
14:00 定例理事会・評議員会(2015度第3回)
1月 中旬 ?
第50回(2016年春)スタディツアー申し込み締切(予定)
2月 6日(土)
14:00 定例理事会(2015度第2回)
2月
日( )~ 日( )第50回 スタディツアー準備会(予定)
3月
第50回 スタディツアー実施 (予定)
===============
4月 9日(土)
14:00 定例理事会・評議員会(2016年度1回)
35
ACEF総会 2015
2015年度活動予算書案
(単位:円)
特定非営利活動法人アジアキリスト教教育基金
自2015年4月1日 至2016年3月31日
2014年度予算
2014年度決算
2014予算比
2015年 度 予 算 案
2014予算比
【経常収益】
【受取会費】
社員会員受取会費
500,000
522,500
105%
750,000
一般会員受取会費
7,500,000
7,159,000
95%
10,000,000
25,000,000
0
15,706,818
3,919,020
4,577,441
63%
18,500,000
0
2,500,000
1,500,000
2,000,000
1,997,160
1,904,002
133%
95%
2,000,000
2,000,000
2,000
5,661
19,054
283%
3,000
20,000
162,686
813%
200,000
36,522,000
35,973,342
98%
35,953,000
6,470,000
700,000
514,000
293,000
1,300,000
9,277,000
6,412,500
646,776
514,000
289,660
1,369,482
9,232,418
99%
92%
100%
99%
105%
100%
3,210,000
670,000
321,000
310,640
1,400,000
5,911,640
500,000
22,450,000
419,623
21,608,213
4,577,441
584,880
137,537
486,279
75,621
1,575,807
10,722
860,823
29,955
1,367,500
50,000
229,910
1,980
30,000
32,046,291
41,278,709
84%
96%
80% 仕入れ代
109% 14年度と同じ予算$213,800-$10,000
73%
69%
81%
126%
121%
36%
108%
60%
130%
100%
115%
400,000
24,456,000
2,500,000
0
150,000
500,000
70,000
1,600,000
30,000
800,000
25,000
1,680,000
50,000
200,000
100%
114%
110%
30,000
32,491,000
38,402,640
100%
116%
103%
2,028,280
163,000
88,010
△ 11,730
18,076
2,285,636
95%
100%
98%
1,020,000
102,000
90,000
48%
63%
100%
90%
95%
20,000
1,232,000
100% 社会保険協会会費、健診費
51%
65%
52%
373%
119%
274%
580,000
2,000
32,400
20,798
7,455
37,522
27,414
57,675
391,415
0
67%
0%
40,000
20,000
7,000
38,000
25,000
260,000
240,000
2,000
【受取寄付金】
受取寄付金
校舎建設寄付
緊急募金
【事業収益】
理解参加促進事業
普及啓発事業
【その他収益】
受取 利息
為替差益
雑 収 益
経常収益 計
【経常費用】
【事業費】
(人件費)
給料 手当(事業)
アルバイト給料(事業)
退職給付費用(事業)
通 勤 費(事業)
法定福利費(事業)
人件費計
(その他経費)
売上 原価
資金協力(BDP送金)
緊急募金によるBDP送金
研修費 (BDP招聘)
バザー経費
印刷製本費(事業)
会 議 費(事業)
スタディツアー費
旅費交通費(事業)
通信運搬費(事業)
消耗品 費(事業)
事務所家賃(事業)
諸 会 費(事業)
支払手数料(事業)
為替差損
雑 費(事業)
その他経費計
事業費 計
【管理費】
(人件費)
給料 手当
退職給付費用
通 勤 費
法定福利費
福利厚生費
人件費計
(その他経費)
印刷製本費
会 議 費
旅費交通費
通信運搬費
消耗品 費
水道光熱費
事務所家賃
新聞図書費
800,000
200,000
600,000
60,000
1,300,000
30,000
800,000
50,000
1,050,000
50,000
200,000
30,000
28,120,000
37,397,000
2,130,000
163,000
90,000
20,000
2,403,000
50,000
40,000
2,000
31,500
10,000
諸 会 費
25,000
34,250
137%
30,000
慶 弔 費
5,000
0
0%
5,000
リース 料
430,000
611,200
142%
590,000
1,200
0
171%
10,000
1,186,700
3,589,700
40,986,700
△ 4,464,700
2,050
2,290
10,000
11,745
1,246,214
3,531,850
44,810,559
△ 8,837,217
3,000
6,000
10,000
10,000
1,286,000
2,518,000
40,920,640
△ 4,967,640
△ 4,464,700
0
△ 4,464,700
20,351,883
15,887,183
402,460
402,460
△ 9,239,677
0
△ 9,239,677
20,351,883
11,112,206
租税 公課
支払手数料
管理諸費
雑 費
その他経費計
管理費 計
経常費用 計
当期経常増減額
【経常外収益】
経常外収益 計
【経常外費用】
引越費
経常外費用 計
税引前当期正味財産増減額
経理区分振替額
当期正味財産増減額
前期繰越正味財産額
次期繰越正味財産額
36
117%
105%
98%
109%
198%
207%
207%
100%
70%
△ 4,967,640
0
△ 4,967,640
11,112,206
6,144,566
150% 社員会員64名
2015年3月末現在1,358名、
133% 団体会員27団体
74%
133% スタディツアー、セミナー
100% バザー売上
150%
ST報告書、印刷機使用料、
1000% アマゾン紹介料
98%
50%
96% 週2日
62%
106%
108% 社会保険料
64%
0%
75%
83%
117%
123%
100%
100%
50%
160%
100%
100%
80%
50%
350%
121%
250%
41%
100%
$=120で計算(2014年度は$=105)
グローバルフェスタ含む
セミナー、リユニオン
準備会、滞在費、経費
出張交通費
電話、郵便、宅急便
事業事務用品
\140,000/月
JANIC会費
印刷機保守料
総会、理事会評議員会
法務局、税務署、年金事務所
PCサポート代
管理事務用品
水道代、電気代、ガス代
管理費\20,000/月
日本ファンドレイジング会費、
120% クレジット会費
100%
複合機\36,720/月、
137% ファイアウォール\12,600/月
250% 収入印紙等
家賃振込手数料
税理士相談費
100%
108%
70%
100%
111%
111%
111%
55%
39%
ACEF総会 2015
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