医療を通じた社会貢献 テルモ株式会社のご紹介 テルモ株式会社 証券コード:4543 おことわり テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来 に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理 的であると判断する一定の前提に基づいており、当社と してその実現を約束する趣旨のものではありません。様 々な要因により、実際の業績等が変動する可能性がある ことをご承知おきください。実際の業績に影響を与えう る重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情 勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。 本日のご説明内容 1.会社概要 2.テルモの強み 3.株主還元方針 1.会社概要 医師らが発起人となって設立された企業 1921年(大正10年) テルモは、第一次世界大戦の影響で輸入が 途絶えた体温計を国産化するために、北里 柴三郎博士をはじめとする医師らが発起人 となり、1921年に設立されました 社名の由来 「体温計」を意味するドイツ語から命名 “Thermometer” (テルモメーター) 北里柴三郎博士(1853~1931) ● 破傷風毒素の免疫抗体を 発見し、血清療法を確立 ● ペスト菌を発見し、伝染予防に尽力 国産体温計の標準器 ● 「日本の近代医学の父」と呼ばれる 企業理念:医療を通じて社会に貢献する ©Terumo Corporation 4/41 医療を通じた社会貢献の歩み 国民衛生の 基盤づくり支援 患者さんの身体的負担の軽減 患者さんにやさしい治療 ガイドワイヤー 水銀体温計 1921- 動脈フィルター 内蔵型人工肺 血管拡張カテーテル 60-70’s 医療現場の感染対策 脳動脈瘤 治療用コイル 80’s 90’s 医療事故・ミスへの対策 使い切り注射器 血液バッグ プレフィルドシリンジ 未開通投与防止 (薬剤充填済み注射器) 機構付 輸液バッグ 環境に配慮した製品づくり 塩ビ不使用輸液バッグ インスリン用 注射針 薬剤溶出型 冠動脈ステント 末梢動脈 治療用ステント 00’s 2014 経済的・効率的な医療の支援 手首の動脈を介した 血液自動製剤 カテーテル治療・TRI システム 細胞治療用装置 脱水銀 電子血圧計 ©Terumo Corporation 5/41 日本初、プラスチック製使いきり注射器 ©Terumo Corporation 6/40 各事業領域における社会貢献 心臓血管 低侵襲治療の全身への拡大 ホスピタル 医療安全、業務改善、痛みの少ない治療への貢献 血液システム 効率良く安全に必要な血液成分を採取 ©Terumo Corporation 7/40 心臓血管:低侵襲治療 高い 低い 治療のための傷 大きい 小さい 痛み 大きい 小さい 副作用 多い・重い 少ない・軽い 入院日数 長い 短い 患者さんに 「やさしい」 社会に 「やさしい」 ©Terumo Corporation 8/40 冠動脈バイパス手術(外科手術) 血液の流れをバイパス バイパス 血管 バイパス 血管 血管の 詰まり 〔出所〕 clevelandclinic ホームページ ©Terumo Corporation 9/40 カテーテル治療(経皮的冠動脈ステント留置術) 血管の中から治療 バルーンカテーテル 手首の動脈からカテーテルを挿入 薬剤溶出型ステント (Drug Eluting Stent) ©Terumo Corporation 10/40 画面をご覧ください ©Terumo Corporation 11/40 低侵襲治療の全身への拡大 脳卒中 腹部大動脈瘤 脳動脈瘤塞栓用コイル 末梢動脈疾患 腹部大動脈瘤治療用 ステントグラフト 末梢動脈治療用ステント ©Terumo Corporation 12/40 脳動脈瘤治療の変遷 外科的クリッピング術 ( ’80年代から) 血管内治療 (’90年代以降) ©Terumo Corporation 13/40 画面をご覧ください ©Terumo Corporation 14/40 脳血管疾患:コイル予防治療で社会的負担を軽減 高額な医療費 医療費:約1.8兆円 リハビリ期間:180日 健康寿命を阻害 主な後遺症 片麻痺、言語障害 摂食障害・・・ 疾患別 医科診療医療費 1. 悪性新生物(がん) 約3.3兆円 2. 高血圧性疾患 約1.9兆円 1/3は社会復帰困難 3. 脳血管疾患 約1.8兆円 寝たきり37% 4. 心疾患 約1.7兆円 家族負担大 (注) 医療費: 平成24年度 国民医療費の概況 リハビリ期間:厚生労働省算定目安 ©Terumo Corporation 15/40 ホスピタル:医療安全、業務改善、痛みの少ない治療への貢献 針刺し事故 ・医療ミス防止、安全作業 サーフローV3 セーフティー シリンジ ケモセーフ 業務改善 HRジョイント 安全な輸液システム 痛みの少ない治療、早期退院 プレフィルド シリンジ ナノパス34G 疼痛緩和 ©Terumo Corporation 16/40 抗がん剤曝露から看護師を守る ケモセーフ 溶解 混注 調剤・投与時におこる曝露 抗がん剤曝露対策の通知 厚生労働省 2014年5月29日 「調剤から投与、廃棄まで!」 閉鎖式接続器具等を活用、 作業など対策を徹底 運搬 投与 ©Terumo Corporation 17/40 測定値をダイレクトに電子カルテへ HRジョイント 電子カルテ端末 体温 送信 パルスオキシメータ 電子カルテに 測定値を反映 測定値 (+時刻) 血圧 血糖 通信機能付き バイタルサイン測定器 通信方式: NFC ©Terumo Corporation 18/40 痛みの低減を追求した世界最細の注射針 ナノパス 累計販売本数10億本突破 先端部の直径 0.18 mm 糖尿病治療などの自己注射に 使われるペン型注射器用の針 一枚の板から 突き刺すのではなく 「小さく切る」針先形状 痛点に当たる確率を下げられる 丸めて加工 径の 小さい針 径の 大きい針 皮膚 痛点 世界一細い(※当社調べ) ©Terumo Corporation 19/40 血液:効率良く安全に必要な血液成分を採取 少ないドナーで、効率よく、希少な血小板を採血 成分採血 成分採血システム「トリマ ・アクセル」 血小板 ③必要な成分 のみ取込み ④不要な成分 を戻す × 1ドナーあたり 製造作業 不要 40分 全血採血 血小板 ①血液採取 ②取込み、遠心、分離 × 1ドナーあたり 15分 血小板を 製剤課で製造 ©Terumo Corporation 20/40 2.テルモの強み ©Terumo Corporation 21/40 持続的かつ収益性のある成長を実現 営業利益(億円) 売上高(億円) 売上高 6%/年 営業利益* 12%/年 5,000 売上高 4,500 営業利益 4,000 1,000 *のれん等償却除く 営業利益(のれん等償却除く) 3,500 1,200 800 3,000 2,500 600 2,000 400 1,500 1,000 200 500 0 0 FY90 FY92 FY94 FY96 FY98 FY00 FY02 FY04 FY06 FY08 FY10 FY12 ©Terumo Corporation 22/40 株価の推移(1990年~現在) 日経平均 -50% テルモ 250% 200% 150% 100% 50% 0% -100% 2015 2014 2013 2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998 1997 1996 1995 1994 1993 1992 1991 1990 23/40 ©Terumo Corporation マーケット ©Terumo Corporation 24/40 グローバル医療機器市場:今後も成長の見通し ヘルスケア市場 医療機器市場 医療機器 新興国他 25% 25% 156兆円 日本 39兆円 米国 40% 9% 医薬品 75% (年平均 5-6%) (データ: IMS 2014) 欧州 26% (データ: Espicom 2014) (1ドル=120円換算) 今後5年間で 年平均+6~7%成長の見込み ©Terumo Corporation 25/40 日本の医療費:高齢者人口増に伴い増加続く 一人当たり医療費(年齢別) 日本の人口推移 (万人) 140 (千円) 800 71.7万円 120 600 65歳以上 65歳未満 100 80 (2010年-2025年) 400 200 65歳以上の人口 60 17.7万円 年率+2% 40 20 0 0 1955 1965 1975 1985 1995 2005 2015 2025 65歳未満 65歳以上 (出典:厚生労働省) (出典:厚生労働省、国立社会保障・人口問題研究所) ©Terumo Corporation 26/40 事業内容 ©Terumo Corporation 27/40 多角化したポートフォリオ 心臓血管事業 売上高構成比 血液システム 事業 20% 心臓や血管の病気に対する 外科手術・カテーテル治療で、 先端医療に貢献。 ■成長機会:低侵襲治療の全身への広がり ホスピタル事業 心臓血管 2014/3期 事業 4,674 億円 ホスピタル 事業 35% 45% 病院のベッドサイドや、 自宅での治療に使われる機器で、 安全性と使いやすさを追求。 ■成長機会:医療安全・業務改善ニーズの高まり 血液システム事業 高品質で効率良く採血・製剤化し 輸血医療を支えるとともに、 血液の病気を抱える患者さんの 治療に貢献。 ■成長機会:輸血需要、血液治療への対応 ©Terumo Corporation 28/40 海外市場における高い売上成長率 海外売上比率 2013年度 60% (億円) 5,000 4,500 4,000 アジア他 10% 3,500 3,000 2004年度 38% 海外売上高 2,500 (年平均+14%) 2,000 1,500 国内売上高 1,000 中国 5% 2014/3期 米州 24% 4,674 日本 40% 億円 欧州 21% (年平均+3%) 500 0 FY04 FY06 FY08 FY10 FY12 ©Terumo Corporation 29/40 医療を支える基盤製品で高いシェア 約 国内の主要な 高シェア製品 注射器 約 6割 ガイドワイヤー 人工肺 ●血管造影用ガイドワイヤー ●イントロデューサーキット ●大動脈用人工血管 ●成分採血システム 7割 輸液ポンプ 約 欧州 約 注射針 6割 約 海外の主要な トップシェア 製品 6割 5割 約 5割 血液バッグ 米州 ●血管造影用ガイドワイヤー ●イントロデューサーキット ●成分採血システム ©Terumo Corporation 30/40 開発・生産のグローバル化 ©Terumo Corporation 31/40 研究開発拠点のグローバル化 日米欧の3極体制 テルモBCT (血液システム) TCVS社 (人工心肺) バスクテック (胸部・腹部ステント グラフト) マイクロベンション社 テルモメディカル社 (脳コイル・ペリフェラル) (カテーテル) 南カリフォルニアにカテーテル事業の新たな 開発拠点設置を決定(2017年度 稼働予定) 研究開発センター ©Terumo Corporation 32/40 グローバル生産体制の構築 日本は高度技術を集積、マザー工場と位置付ける アジアを中心に量産技術を移管(世界の生産センターへ) 高度技術に特化 量産技術を移管 (海外生産比率:43%) 2014年3月期 富士宮工場 愛鷹工場 山口工場 甲府工場 アジアを世界の 生産センターへ ©Terumo Corporation 33/40 トレーニング ©Terumo Corporation 34/40 テルモメディカルプラネックス ©Terumo Corporation 35/40 医療従事者の技術向上に貢献 最先端の医療技術の修得をサポート X線造影室 最新のシミュレーター 模擬病院を使った看護師、チーム医療のスキル向上 ICUを再現 模擬居宅 ©Terumo Corporation 36/40 3.株主還元方針 ©Terumo Corporation 37/40 株主還元について ■安定的に配当を増加、中長期的に配当性向30%を目標 ■2014年3月 普通株式1株を2株に分割し、投資単位金額を引き下げ (円) 60 一株当たり配当と配当性向の推移 30.6% 40 * 25.9% 20.0% 20 12.4% 0 32.3%32.9% 11 2002 16.3%14.7%15.0%15.1% 16 20 2004 24 28 2006 14.5% 32 16.7% 32 2008 (17.8% ) 14.9% 32 34 2010 39 44 2012 58 29 2014 (見通し) *2012年度は米国子会社の再編に伴う法人税等の減少分を除く ©Terumo Corporation 38/40 株主優待について テルモ製品 優待販売 血圧計、アップウォーク等を市価よりも安価で販売 施設見学会 テルモメディカルプラネックスにご招待 医療者向け医療技術修得プログラムの体験等を実施 ©Terumo Corporation 39/40 投資家向けホームページ http://www.terumo.co.jp/ir/individual/index.html ©Terumo Corporation 40/40
© Copyright 2024 ExpyDoc