『姉妹都市コロラドスプリングス市を訪ねて』 吉田中学校 内藤 みのり 10 日間の派遣事業。それらの一つ一つが私にとって貴重な体験であり大切な思い出です。 最初は不安で一杯でした。私は元々英語に興味はあったものの、英語力は低く、アメリカ の方の英語についていけるかとずっと悩んでいました。しかし現地に着けば不安などは一 瞬にしてかき消され、私の心は期待と興奮で埋め尽くされました。 デンバーについて最初に感じたのは日本とアメリカの違いです。トイレの個室はドアの 下が日本より開いていたり、ハンドルや車線が反対だったりと様々なことに驚き、小さなこ とにも関心しました。 また、アメリカの方は明るく陽気で少し話すだけで自分まで笑顔になることができまし た。そのため不安を感じていたコミュニケーションも楽しく沢山とることができ、とても嬉 しかったです。 コロラド州は富士吉田市と同じく自然が豊かでロッキー山脈国立公園やパイクスピーク から眺めた壮大な景色は今でも心に残っています。元々自然が少ないというイメージを浮 かべていたので本当に驚きました。街中にリスやウサギがいたことも日本とは違うところ なんだなと感じました。しかしそれも自然が豊かだからこそだと思い感嘆しました。 そして、今回私が一番楽しみにしていたホームステイでは、ホストファミリーが笑顔で私 達を迎えてくれました。最初はやはり、上手くやっていけるか不安もあったため自分からは 何も話すことができませんでした。しかしそんな私に簡単な英語で優しく話しかけてくれ たり、盛りあげてくれたりと、ホストファミリーの温かみを感じ、次第に打ち解けていくこ とができました。また、私の片言な英語も一生懸命理解してくれて嬉しかったです。ホーム ステイ2日目は近所にステイしている友達や先生とそのホストファミリーなど多くの方が 来てとても楽しかったです。子供達とサッカーや野球をして遊んだりと交流がたくさんで きて充実しました。ホストファミリーデーには動物園に連れて行って貰ったりと、とても楽 しい時間を過ごすことができました。次の日のポットラックパーティーでホストファミリ ーとお別れをしました。ホストファミリーと過ごした3日間の思い出、優しさや温かさがす べてよみがえり泣いてしまいました。そんな私をホストマザーが優しく抱きしめてくれま した。私達と別れた後、私のホストファミリーが全員泣いていたと聞き、私達と同じくホス トファミリーも楽しく過ごしていたんだなと思い、とても嬉しかったです。 また、アメリカに来てから英語を使う機会が多かったためか、友達や先生と話す時に Thank you!など自然と英語を使うことがよくありました。より英語への興味や親しみが近 くなったからだと実感し、一番成長を感じました。 最後に一緒に行った仲間、市役所の方や先生、現地の方に感謝を伝えたいです。私が分か らないことを教えてくれたり、具合が悪くなった時には心配してくれたりとたくさん迷惑 をかけてしまったけれど色々な場面で私を支えてくれました。皆がいなければ最後までや っていけませんでした。また私がアメリカに行って素晴らしい体験ができたのは両親のお かげです。本当にありがとうございました。 私が体験したことは思い出で終わらせるのではなく、これからの人生に生かし、さらなる 高みを目指していきたいです。
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