生活と仕事の調和を実現するために 女性の能力を活かせる仕組みづくりを。 人生の各段階に応じて多様な生き方、 就労形態を選択し、 実現できる社会を求めます。 女性が働き続けることができる社会を 仕事と生活が調和できる仕組みに 早急に育児期の社会サービスの充実を。 育児期の就労の場を社会貢献型企業が担う。 1986年の男女雇用機会均等法の施行後、1992年には 育児休業制度が施行、その後男女共同参画社会基本法、仕 事と子育ての両立支援策の方針閣議決定、保育所待機児童 ゼロ作戦、少子化対策基本法・・、そして2005 年には「次 世代育成支援対策推進法」が施行され女性の社会進出を支 援する法整備は進んでいますが、現実はどうでしょう。現 状は働く女性の約7 割が出産退職。その理由は家事育児で 自発的にやめた割合が約5割、仕事と育児の両立が難しい と考えた割合が24.2%となっています。安心を与えるた めの政策にまで至っていないのが現状です。 就労年齢に達した女性のうち半数はなんらかの仕事に就 いているが、正規社員はその半数にも満たないという統計 があります。先進国のなかでは、育児期の社会サービスが 成熟しているとは言い難い状況です。特に就学前の子育て を支援するシステムが遅れています。利潤追求型の企業に 余裕がないのも一因でしょう。 育児休業が取りやすい雰囲気と遅れた仕事へのフォロー を法律で担保することが必要です。また、子育て支援サー できる支援体制も求められます。前者は地域や行政での支 援を強化、後者は、企業と行政がその役割を担う必要があ ると考えます。 しかしながら、現在の利潤追求型の企業形態で、この命 題を解決するには、時間と経費がかかり甚だ困難なことだ と思います。そこで、育児期を終え、就労の場に戻るため の中間的な受け皿として、社会貢献型企業がその役割を担 えないか、と考えます。 「仕事と生活の調和」をテーマに「一人ひとりがやりが いや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとと もに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年 期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実 現できる」社会の到来を願います。 女性・仕事・育児 子育て支援 ◎地域全体で子育てを支援する基盤の形成を図る ◎子育て家庭の支援活動の企画、調整、実施を担当する機関の充実 ◎子育て家庭に対する育児不安などについての相談指導 ◎子育てサークル等への支援 ◎地域の保育需要に応じた特別保育事業等の積極的な実施 ◎ベビーシッターなどの地域の保育資源の情報提供 ◎家庭的保育の支援 ◎地域の子育て家庭に対する育児支援 女性の能力を 活かす。 就労支援 ◎育児期のキャリアアップ支援 ◎社会貢献型企業が就労の場の受け皿に ◎子育て期間中は、企業と地域、行政が応援、支援できる体制 1-10000
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