小型・高効率を実現 小型・高効率を実現

CEATEC 2015
No.33
W594×H841 /
校了日
SIZE=1/1
2015.00.00
SiC電力変換モジュール 1MHz 1kW
小型・高効率を実現
業界最高クラス
国立研究開発法人 科学技術振興機構 スーパークラスタープログラム参画での産学• 産産連携により実現
パワー半導体の主流はこれまでS
i
(シリコン)
でした。
エネルギー変換効率向上が求められていますが、
ほぼ限界に達しています。
近年、
大きな技術進歩を遂げているS
iC
(シリコンカーバイド)
を使うことで、
エネルギー変換効率を大幅に向上出来ます。
さらにSiC
パワーデバイスは、
高速スイッチングにも適しているので小型化することが可能です。
ニチコンは創エネ・蓄エネシステムに代表されるV2Hシステム
「EVパワー・ステーション」
、
家庭用蓄電システム
「ホーム・パワー・ステー
ション」
、
EV用急速充電器、
分散型電源を開発、
市場導入することにより、
エネルギーの安定供給と環境保護の両立を目指しています。
この度、
創エネ・蓄エネシステムのさらなる小型、
高効率をはかるため、
産学•産産連携によりS
iCパワーデバイスを用いた1MHz、
1kW出力のDC-DC電源を開発しました。
試作電源仕様
・非絶縁型DC-DCコンバータ
試作電源
(京都企業の技術力)
主に京都の企業および大学との産学•産産連携で実現しました。
・スイッチング周波数:1MHz
・出力電力:1kW
・国立大学法人 京都大学 高周波ゲート回路
・入力電圧:200V
・出力電圧:400V
・ローム株式会社 SiCパワーデバイス
・効率:94%
・サイズ:37%小型化(当社従来比)
・重量比:30%ダウン
(当社従来比)
今後の展開
今回得られた技術成果をロードマップ展開し、
ニチコンの創エネ、蓄エネ製品に展開すること
で明るい未来社会づくりに貢献します。
●ニチコン製品
V2Hシステム
家庭用蓄電システム
・環境エネルギ−分野
→家庭用蓄電システム
小型、高効率が求められる
→分散型電源
電力変換装置
・EV関連分野
→V2Hシステム →急速充電器
→車載充電器
・加速器関連分野
分散型電源
→医療用加速器電源
急速充電器
国立研究開発法人 科学技術振興機構 研究成果展開事業
(スーパークラスタープログラム)
国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)
国立大学法人 京都大学
公益財団法人 京都高度技術研究所
ローム株式会社
ニチコン株式会社
本内容は、CEATEC JAPAN 2015 出展時のものです。