天を想う

Miracles
New Creation Church in Kyoto since 1997
2015 年 10 月 18 日号 No.967
天を想う
主管牧師 藤林イザヤ
今日は、永眠者記念礼拝を、本部教会の礼拝堂で行
えることを、感謝いたします。1997 年 4 月に京都
中央チャペルが始まって、18 年半が過ぎました。神
様の御計らいの中で、
恵みの時を持つことができます。
今回は、
京都中央チャペルにかかわる方々だけに絞
り、合計 34 名を偲ぶ時を持ってまいります。
この中で、今日は京都中央チャペルの歩みと共に、
歴史を刻んでくださった方々を取り上げましょう。
京都中央チャペルの草創期から、
信仰の歩みを共に
した 1 人が、今芳也兄でした。
彼は、
ウィークリィにも、
連載を続けてくれました。
それが、彼の記念誌にまとめられています。もし、必
要な方がおられましたら、お求めください。特に、闘
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病生活の日々に、書き残してくれた文章の数々は、率
直な苦悩が赤裸々に記されています。今も、読む者の
心を感動させる力があります。
ちょうど、京都中央チャペルの創設から 10 年が
経過した時に、主の御許に召されました。同志社リト
リート・センターで研修会をしていた時です。この朝
に主の御許に召されたという報が入りました。
亡くなる前の夜に、
彼からメイルを受け取りました。
「しんどい……祈って……」
これが彼のメイルの最後でした。
いつも、共に祈ることを求められた兄弟でした。共
に祈り、共に泣き、共に笑いました。そういう交わり
を家族として得ていたことは、幸いだったなと、いま
さらながら思います。
彼と時を同じくして、今井正子姉も同じ日に、主の
御前に召されて行きました。
今井直喜師が司式をなさ
り、心を込めてお送りしたのを思い出します。
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また、若干 35 歳で天に召された芳也兄も、深い
悲しみの中でも、
彼が自分に託された人生を全うした
ことを、感謝する時ともなりました。
前川靖彦兄も忘れることができません。
この永眠者記念礼拝の在り方に、
一石を投じてくだ
さいました。
年に1回だけ行っていた永眠者記念礼拝
を、毎月実施するようになったのは、前川兄のご提案
でした。その後4年間は、継続してきました。
なので、今回こうして、全体の方々を偲びつつ、記
念礼拝を持つのは、久しぶりのことです。
前川梅子姉も、同年、後を追うように召天されまし
た。やはり、息子さんが召天なさったことで、天国へ
の憧憬がふかまったのだろうかな、
と思わずにいられ
ません。誠実なお人柄だったことを思い出します。
佐藤明兄は、
家内の実父ですが、αββα−HOUSE
で召天式を持った最初の方です。
亡くなる1週間前に、
家族総出で、病院に出向き、祈りました。
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この時に、信仰を持って、天国へ行くという祝福の
祈りを捧げました。ギリギリ滑り込み、セーフという
感じでしたが、平安の中で召されました。
αββα−HOUSE で、お式が実際にできるのだろ
うか、という不安もありましたが、できました。真心
のこもった式になり、
遺族たちも深い慰めを得たこと
を思い起こします。
明兄に、晩年、最も関わり、親しく交わってくださ
ったのが、今常三郎兄でした。温かいハーモニカの音
色が、心に響き続けています。特に、明兄の召天式に
も、北大寮歌を奏でてくださいました。明兄が、北大
卒でしたので、いつも喜んでいたのです。
そして、常三郎兄も、1年余りの入院生活の後で、
昨年の初頭に、主の御許に行かれました。
常三郎兄も、明兄と同じく、αββα−HOUSE で
の召天式となったのです。常三郎兄は、晩年になって
からは、
礼拝にお越しになることはできませんでした。
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でも、2013 年8月に、αββα Hall が礼拝堂と
して捧げられた時に、いの一番に、会堂の椅子のため
に、と、奥様の壽美枝姉と共に、多額の献げ物をなさ
いました。深く感銘を覚えたことを思い出します。
我々は毎週、
確かに椅子の上に座っているのですが、
本当は常三郎兄の愛の上に座っているのですね。
さて、この方々以外にも、親族であったり、兄弟で
あったり、また、縁戚関係ではないけれども、親しく
交わりを持った方々がいらっしゃいます。
その中で、京都中央チャペルが創始されてから、天
に召された方々も、ご紹介しましょう。
まず、平井 要兄です。平井千枝子姉のご主人様で
した。
普段はほとんどお会いすることがありませんで
したが、千枝子姉から色々とお話しを伺い、その人と
為りを存じていました。ベニー・ヒンの神戸ワールド
記念ホールで聖会を持っている時に、召されました。
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松原東善兄です。美代子姉のご主人です。お葬儀を
承ったことが機縁で、
美代子姉と交わりを持つように
なり、毎週、家庭集会をしました。今、美代子姉は上
賀茂のホームでお過ごしになっていらっしゃいます。
伊藤芳子姉は、詩集を 2 冊残されました。それは、
精神的な病と対峙しながらの、詩作でした。心の内奥
を赤裸々に述べておられました。
安部節子姉は、直言の方でした。時に、歯に衣着せ
ぬ叱責を受けたことも、
1 度や 2 度ではありません。
ともあれ、
その根底には、
深い愛情が流れていました。
トムソン師は、亡くなる 5 ヶ月前に、初めて胸襟
を開いた話を伺いました。
歴史の重みを噛み締めた時
となりました。
清水守雄兄、照子姉は、智美姉、橋本啓子姉のご両
親です。照子姉の召天式では、第一コリント 13 章
からメッセージするという感動的な体験をしました。
川面文男兄は、今井久美子師の実父です。
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独特な面をお持ちの反面、
実に素直な信仰をお持ち
でした。俳句も、心に染み込んでくるものでした。
前嶋豊子姉も、
礼拝にはほとんどご一緒できません
でしたが、意音姉と共に、誠実に主を見上げて、歩ん
でいらっしゃる器でした。
樋口波子姉は、コト師の妹、叔母に当たります。
「イザヤ君!ありがとね」
葬儀を終えた時に、
叔母の声が聞こえた気がました。
懐かしい叔母の最後に、お仕えできて幸いでした。
渡辺悟啓兄。柴原モーゼ兄の入院友だちです。身寄
りの無い方でしたので、教会が家族になりました。
山寺みさき姉。
小泉すみれ姉の実母でいらっしゃい
ます。冨田幸子姉の紹介で、キリスト信仰の恵みに与
られ、お母様の病床の生活に、力を得て寄り添ってこ
られました。京都中央チャペルになってからも、たく
さんおられますね。主の前に故人を思いつつ、主の励
ましと、導きを頂くときといたしましょう。
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伝道者の心
藤林コト
1955年4月19日
今日は学院へ来てから一番寒かった。一日中ぞくぞくして冬
のような気候であった。水っぱなも出て風邪を引きそうであっ
た。しかし体温は昼 6.4 夜 6.4 と安定している数値を示し
ている。授業は大して苦にならぬが聖書概論だけ筆記しなけれ
ばならぬので非常に疲れた。しかし他の授業に移ったらその疲
れも消えた。
まず身体状況は上々か。食事もこの頃は足らなくて困る。お
かずが甘いので飯を腹一杯食ってみたい欲望がわく。自分でそ
うなのだから他のよく働く人は余計そうだろう。同情出来る。
しかし皆不平をあまりこぼさない。ユーモアにごまかしている。
その点彼らの明朗さは見習うべきだ。自分はとかく沈黙がちに
なって皆の雰囲気の中へ入って行けない感じもするが、それも
是正していかねば皆と孤立してしまうだろう。それは一番辛い
所である。自分は恐らく他の人よりも自意識が過剰なのだろう。
どうして虚心坦懐になれないか。
神経が常人よりも敏感過ぎるの
かも知れない。
人生において最大の被害者は
最も感受性に富んでいる人であ
ると誰か言ったが、この言葉を
もって瞑すべきであるかも知れ
ない。
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Kyoto Central Chapel Weekly Report
ひばりが丘 からの手 紙
2015.10.18
Letter from Hiverly Hills
No.241
ひばりが丘バイブルチャーチ 担任牧師 野田勝利
【ユース秋合宿】
不定期でも毎年一回ぐらいは
やっているユース合宿が、
10/11(日)-12(月)に開催されま
した。一日目は、日曜日の二回の
礼拝が終わった夕方から準備が
始まりました。数名のお母さんた
ちが夕食作りをしてくださり、僕
は、白川さんに車をお借りして、
教会から近場のご家庭を数か所
を回り、ユースたちの布団を運搬
しました。こうしたご協力のお陰
で、参加費を安く設定できるので
感謝です。
さて、このミニキャンプで毎年大切にしていることは、
「食
べる、学ぶ、遊ぶ」ですが、今年もプログラムは、楽しい夕食
会からスタートしました。お母さんたちが心をこめて作ってく
ださったカレーライスはとても美味しく、さすが食べ盛りの中
高生たちはどんどんおかわりをしておりました。女の子たちも
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Kyoto Central Chapel Weekly Report
大した食欲で、高 2 女子の H ちゃんは5杯食べたとか(小さい
お皿ですよ)
。
「学ぶ」については、セミナー①で、
「夢・ビジョン・目標」
について学び、2日目朝は「最前線に立つ者」というテーマで
お話しました。今、ユースたちが礼拝や教会学校の奉仕などで
用いられていることは、この時期の教会で中高生時代を過ごし
ている者たちだけに与えらえた特
権であることを自覚しよう。礼拝で
学んだ、
「仕える、リードする、従
う」の三要素に加えて、
「教えられ
やすい心(Teachable Mind)を持ち」、
「裏表のない誠実さ(Integrity)」
を身に着けよう、と励ましました。
「遊ぶ」についても充実していま
した。1 日目は、銭湯、深夜のゲー
ム&トーク。2 日目の小金井公園へ
のピクニックは、最高の秋晴れでし
た。とにかく、大したお金はかけて
いませんが、ユースたちは
仲間と一緒にいるだけで
いくらでも楽しめるよう
ですね。夏の京都ツアーに
は参加できなかった子た
ちも一緒に寝泊まりする
中で、より一層絆が強くな
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Kyoto Central Chapel Weekly Report
ったと思います。
Information
★今週の予定
10 月 20 日(火) アグロー祈祷会
アバホール
19:00-
10 月 21 日(水) ミラクワ定期練習
アバホール
19:00-
10 月 22 日(木) BLD 祈祷会
アバホール
19:30-
★来週の Church School For Kids の予定
9 時からアバホールにて礼拝
★来週の Callings の予定
昼からバンド練習
★これからの予定
・10 月 20 日(木) アグロー祈祷会 アバホール 19:00・10 月 22 日(木) BLD 祈祷会 アバホール 19:30スンチョン純福音教会の方々が賛美を導いて下さり、安達隆夫師がメ
ッセージを語って下さいます!スンチョンの方と『おおきにクリーンサ
ービス』のスタッフの祈祷会は、17:00−です。
・10 月 22 日(木) BLD 祈祷会 アバホール 19:30スンチョン純福音教会の方々が賛美を導いて下さり、安達隆夫師がメ
・11 月 7 日(土) 宣教ネットワーク集会 アバホール 15:00・11 月 23 日(月) ギデオン 300 大聖会 KBS ホール 10:30◆2015 年 10 月 8 日(木)の祈祷会出席者数
≪総合計 10 名≫
◆2015 年 10 月 11 日(日)の礼拝出席者数
≪総合計 179 名≫
・京都中央チャペル <69 名>
第Ⅰ…11 名 CS…11 名 第Ⅱ・・・37 名 ユース・・・3 名 支援・・・7 名
・ひばりが丘バイブルチャーチ <110 名>
第Ⅰ・・・48 名 第Ⅱ・・・26 名 CS・・・16 名 ユース…20 名
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Kyoto Central Chapel Weekly Report
★本日の予定
CSK 教会学校
ミニ運動会
ランチタイム
永眠者記念礼拝
京都府立植物園
京都府立植物園
京都府立植物園
京都福音教会
10:00-11:00
11:00-12:30
12:30-13:30
15:00-
★来週の奉仕一覧表(緊急の変更は、司会者かスタッフまでご連絡下さい)
メッセンジャー
第二司会者
ピアノ
ドラム
藤林イザヤ
林 愛子
藤林絵理沙
村井和樹
アッシャー
アッシャー
村井聖太
ギター
音響
加瀬宣雄
ベース
サブボーカル
安田直弘
皆川典子
藤林世覇音
いつも尊いお働きをあり
がとうございます!
★礼拝のご案内
日曜日
第一礼拝
9:00- アバハウス 2 階
第二礼拝
11:00- アバホール
手話礼拝
11:00- アバホール(第三週目の第二礼拝)
支援礼拝
13:30- アバハウス 2 階
ユース集会 16:00- アバホール(第一週目:11 月 15 日)
教会学校(CSK) 9:00- アバホール
木曜祈祷会 19:30- アバホール
早天祈祷
火曜日~土曜日 6:00- アバハウス1階
京都中央チャペル (αββα-HOUSE)
〒604-0845 京都市中京区烏丸御池上る二条殿町 540
Tel: 075-229-3058 Fax: 075-229-3059
E-mail: [email protected]
http://www.chuochapel.com
郵便振替 01090-3-52922 名義:京都中央チャペル
ひばりが丘バイブルチャーチ
〒202-0002 東京都西東京市ひばりが丘北 3-6-32
西武池袋線「ひばりヶ丘」北口より徒歩 3 分
Tel:042-424-5740 http://www.grace-hibari.com/church/access.html
みずほ銀行 所沢支店 店番号 558 普通預金口座番号 1339587
名義 宗教法人京都福音教会 京都中央チャペル 代表者 藤林イザヤ
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