観音寺市ホームページリニューアル業務委託仕様書(PDF248KB)

観音寺市ホームページリニューアル業務委託仕様書
平成27年11月2日
観 音 寺 市
1
業務名
観音寺市ホームページリニューアル等業務委託
2
業務概要
(1)ホームページリニューアル業務
観音寺市のホームページのリニューアル(システムの構築、サイト設計、データ移行、研
修等、現在公開のホームページを再構築して公開するまでの一連の作業)を行う業務
(2)ホームページ保守業務
ホームページリニューアル後の保守と運用を行う業務
ホームページサーバー等をホスティング・ASP 方式等のデータセンターを使用する場合にあ
っては、その利用を含む保守と運用を行う業務
市役所庁内にサーバー設置して使用する場合にあっては、その利用を含む保守と運用を行
う業務
なお、ホームページの保守運用業務は、5年間の長期継続契約を予定しており、保守運用
経費の参考として企画及び価格の提案を受けるものである。
また、選定評価にあたっては、ホームページリニューアル価格と5年間の保守運用価格を
総合的に判断するものとする。
3
ホームページの設計について
(1)対象
リニューアルの対象は、現在保有する全てのウェブページとする。
URL
http://www.city.kanonji.kagawa.jp/
及び配下のページ
インターネットからの水道の使用開始・中止のお申込みは、現ホームページと同様の機能
を有する提案をすること。
/info/w90/service_start.html
(2)コンテンツ制作・CMS導入に先立つ、サイト全体の設計業務
①
各種デザインについては、案を示し、協議の上、決定するものとする。
②
設計にあたっての打ち合わせは当業務を統括管理するものが受け持つこと。
③
設計にあたっては次の各観点(問題点・理想的あるべき姿・具体的な対策)
の要件を明確にし、具体的に設計すること。
ア
使いやすさ・探しやすさについて
使いやすさ・探しやすさを向上させる設計上の手法について、できるだけ具体的に提案
書に記すこと。
イ
情報の分類について
情報をどのようなルールで分類すべきかについて、できるだけ具体的に提案書に記すこ
と。
ウ
アクセシビリティについて
JIS「JIS X 8341-3:2010」(達成等級 AA)への準拠を目指すものとする。その手法に
ついて、できるだけ具体的に提案書に記すこと。
(3)CMS導入要件
本業務の遂行における基本要件は以下のとおりである。
① 導入実績
導入するCMSは当市と同規模以上の自治体へ導入され運用実績があること。
② システム構成・条件等
今回導入するCMSはパッケージソフトを原則とし、不足機能の一部についてはカスタ
マイズや、別ソフト、ASPサービスの利用を必要に応じて採用するものとする。
ウェブサーバおよびCMSサーバ等の動作環境については、ホスティング、ASP方式
等提案によるものとし、庁内にある職員端末のブラウザソフトにて、ページの作成、管理
を行うことができるシステムとする。
具体的な機能に関しては別紙「CMS機能要件一覧」のとおりとする。
③ コンテンツ編集機能
行政情報や各種イベント情報等、頻繁に更新されるページについては、各所属での更
新・管理が出来るように、特別な知識を必要とせず簡易な操作でページの作成・登録が出
来る機能を有すること。
具体的な機能に関しては別紙「CMS機能要件一覧」のとおりとする。
④ サイト管理機能
作成したページの公開管理、ユーザーや所属、カテゴリー属性等のマスタ管理、デザ イ
ンテンプレートの管理等、CMSにはさまざまな管理機能が必要と考える。
具体的な機能に関しては別紙「CMS機能要件一覧」のとおりとする。
以上の各要件については、別紙「CMS機能要件一覧」にその可否を記して、提案書と
ともに提出すること。
別紙「CMS機能要件一覧」における対応状況の可否については項目ごとに以下の3種
類から選択し、回答すること。
○・・・標準機能または無償のカスタマイズにて対応可能
△・・・標準機能ではないが、代替案または有償のカスタマイズにより対応できる
×・・・対応できない
要求レベル内の必須項目において、1 つでも実現できない場合は選考除外とする。
なお、「備考」欄については、「△」のケースにおいて代替案が存在する場合にはその代
替案を、有償のカスタマイズにて対応する場合にはその金額を記載すること。有償カスタ
マイズによる費用は発生する場合には、見積書にも明記し、盛り込んで記載すること。代
替案の場合、内容が十分と判断される場合は「○」と評価する場合がある。
また「備考」欄には「○」であっても、さらによりよい提案がある場合には、この欄に
記載してもよい。
「備考」欄のスペースが不足する場合には、概要のみを記載し、提案書に詳しい内容等
を記載してもよい。ただしその場合は、提案書における該当ページ番号も合わせて記載す
ること。
4
システム動作環境について
公開するホームページは、原則365日24時間の安定稼動が必要と考える。そのために
はソフトウェアやハードウェア等の不具合発生時の対応や不正なアクセスに対するセキュリ
ティ対策、アクセス集中時の負荷対策などを考慮する必要がある。そこで、システム動作環
境においては、金額も含めバランスの取れた企画を提案すること。基本となる要件は 以下の
とおりを想定するが、これを越えるよりよい提案がある場合はその提案を妨げない。
項目
1
公開ホームページの稼動
について
要件
公開するホームページは365日、24時間の稼動を
原則とするが、何らかの原因によりサービスが停止する
場合には、サービス停止から6時間以内に復旧または代
替手段を用意し、サービスの利用に支障のないようにす
ること。
セキュリティパッチの適用等において、一時的にサー
ビスが停止する恐れがある場合においては、代替システ
ムを用意するなど、可能な限りサービスの停止を防ぐ対
策を施すこと。
2
セキュリティ対策につい
て
外部からのアタック等不正なアクセス、内部からの不
正な操作、またウィルス感染等について、十分なセキュ
リティ対策を施し、かつそのセキュリティ効果が劣化し
ないよう保守業務を行うこと。
3
CMSの稼動について
公開ホームページとCMSが別個に稼動する場合にお
いては、CMS側の稼動についても、可能な限り、36
5日、24時間の稼動が望ましい。
ただし、何らかの原因によりサービスが停止する場合
には、翌営業日内に復旧または代替手段を用意し、サー
ビスの利用に支障のないようにすること。
4
ハードウェア条件
提案に委ねる。具体的な性能、構成、保守内容、保守
体制を提案書に明記すること。
5
ソフトウェア条件
提案に委ねる。具体的な性能、構成、保守内容、保守
体制を提案書に明記すること。
6
データセンター
提案に委ねる。具体的なデータセンタ名、性能、業務
内容を提案書に明記すること。
7
その他保守等について
データバックアップやアクセス解析など、必要と思わ
れる保守要件を提案書にて可能な限り具体的かつ定量的
に記載すること。
以上の要件をどのように満たすかについて、可能な限り具体的かつ定量的 に、提案書に記
載すること。また見積書にも、可能な限りその明細を記載すること。
なお、提案書への記載にあたっては、記載内容が項目によって重複するような場合には、
必ずしも項目別に記載する必要はない。
5
データ移行について
(1)データ移行設計
① 移行作業における全体的なルールを記した移行作業手順書を作成すること。移行作業手
順書には、使いやすさ・探しやすさ向上のための具体的な改修要件や、アクセシビリティ
向上のための具体的な改修要件を明記すること。
② 作業を確実かつ円滑に実施、管理するために、ページ単位で移行指示が記された移行管
理表を作成すること。
以上の要件をどのように満たすかについて、可能な限り具体的かつ定量的に 提案書に
記載すること。
(2)データ移行の実施
① 移行対象は保有する全てのウェブページとする。
② 前工程で作成合意した移行設計に基づき、原則として委託先にてすべてのページを移行
するものとするが、やむを得ず職員の判断を必要とする場合についてはこの限りではない。
以上の要件について、移行手法および体制と、委託先と市側の役割分担について、可
能な限り具体的に提案書に記載すること。
6
ガイドライン・マニュアルについて
(1)アクセシビリティガイドラインの作成
① 本業務の実施にあたり、JIS「JIS X 8341-3:2010」(達成等級 AA)に準拠したペ
ージ作成の指針を、アクセシビリティガイドラインとしてまとめること。
② イラストや写真を用いて分かりやすく作成すること。
③ アクセシビリティについての知識がなくても理解できるように、平易な用語を用いる
こと。
(2)作成者及び承認者向けマニュアル作成
① 作成者及び承認者向けのマニュアルをそれぞれ作成すること。
② イラストや画面のハードコピーを用いて分かりやすく作成すること。
③ 業務に不慣れな者でも理解できるように、平易な用語を用いること。
(3)管理者向けマニュアル作成
① 管理者がシステムを運用するためのマニュアルを作成すること。
② イラストや写真を用いて分かりやすく作成すること。
7
操作研修会について
(1)リニューアルホームページの全体セミナー
職員に対してのリニューアルホームページの全体セミナーを以下のとおり行うこと。
・リニューアルホームページの全体セミナー
2月中旬に1日間。2時間×1回(1回=40人)
研修会の時期については、協議による。
(2)CMS操作研修会
職員に対してのCMS操作研修及びデータ移行方法の説明を以下のとおり行うこと。
1月から3月にかけて2日間。1日=2時間×2回(1回=20人)
なお、研修場所及び研修用パソコン、研修資料の印刷は別途観音寺市が用意する。た
だし、研修用資料(データ納品)の作成及び環境設定等は、受注者において準備するこ
と。研修会の時期については、協議による。
8
運用について
(1)運用支援
ホームページの作成、編集、運営に関する次の内容について積極的な支援を行うこと。
① ホームページ運用支援
ホームページの運用面へのアドバイス、最新技術の提案など積極的な支援を行うこ
と。
② システム保守支援
ホームページの安定稼働を行うために必要な保守サービス、データセンタ のサービ
スを実施すること。
③
職員操作研修支援
新しい観音寺市ホームページの公開までに情報入力作業を行う職員全員に対し、操
作研修を実施すること。
④ ホームページ開設に伴う諸手続き等の支援
主要検索エンジンへの登録代行等、ホームページ開設に伴う必要な諸手続きを行う
こと。
(2)ヘルプデスク
導入後の技術的問い合わせに対応すること。なお、問い合わせは、システム管理者を
窓口として行うものとする。また、対応時間については、平日(月 曜日~金曜日)9時
~17時までとし、年末年始(12月29日~1月3日)や祝日を除く。さらに、電子
メールでの問い合わせについては、システムメンテナンスを除き24時間受付を行い、
対応時間外に受け付けたメールの対応は、翌対応時間内に実施すること。
( 0.5 人月程度
/年の対応を想定。)
(3)その他
①
作成したホームページデータのサーバへの更新作業等は必要に応じて随時行うこと。
② 運用開始は、平成28年3月下旬とする。
9
基本的スケジュール
今後の基本的スケジュールは次のとおりとする。
(1)委託契約の締結・委託業務の開始
平成27年11月下旬
(2)観音寺市ホームページテスト版完成
平成28年2月下旬頃職員研修開始(予定)
(3)観音寺市ホームページ公開
平成28年3月頃(予定)
10
その他留意事項
(1)ホームページ作成に関する一切の著作権は観音寺市に属するものとする。
ただし、オペレーションシステム・ミドルウエア・CMS等のパッケージは含まない。
(2)観音寺市関連団体で、独自のホームページを開設しているものについてはリンク対応
する。なお、これらのホームページに関し、統廃合を含めた合理的な運用等について
必要に応じ委託業務の中で検討すること。
(3)作成上知り得た情報については、その安全な管理に十分に配慮すること。
(4)基本デザインは、観音寺市のイメージにふさわしいものとすること。
(5)納品物については完成検査を行うこと。