仕様書 [PDFファイル/253KB]

(別紙1)
淡路市ホームページ再構築業務委託仕様書
平成28年6月
淡
路
市
1
CMS導入要件
(1)システムの基本要件
今回のシステム再構築については、以下の点に留意し、システムを構築する。
①概要
市ホームページの構築に十分対応できるパッケージであること。原則、カスタ
マイズは行わない。
ア
ホームページ利用者が快適に利用できること。
イ
可能な限り、ページ作成を自動化し、容易に使用できること。
ウ
ページ改ざん等のセキュリティ対策がしっかり行われていること。
エ
専門知識がなくてもJIS規格などに沿ったアクセシビリティ・ユーザビ
リティが確保できること。
オ
レイアウトの変更や追加、階層構造の変更などが可能であること。
カ
専用端末や専用ソフトを必要としないこと。
キ
定期的に機能強化を行えるソフトウェアであること。
(2)システム動作環境について
公開するホームページは、原則、365日24時間の安定稼動が必要と考える。
そのためには、ソフトウェアやハードウェア等の不具合発生時の対応や不正なアク
セスに対するセキュリティ対策、アクセス集中時の負荷対策などを考慮 する必要が
ある。
そこで、システム動作環境においては、金額も含めバランスの取れた企画を提案
すること。基本となる要件は以下のとおりを想定するが、これを超えるよりよい提
案がある場合はその提案を妨げない。
項目
1
要件
公開ホームページの稼 ・公開するホームページは365日、24時間の稼
動について
動を原則とするが、何らかの原因によりサービス
が停止する場合には、サービス停止から 6時間以
内に復旧又は代替手段を用意し、サービスの利用
に支障のないようにすること。
・セキュリティパッチの適用等において、一時的に
サービスが停止するおそれがある場合は、代替シ
ステムを用意するなど、可能な限りサービスの停
止を防ぐ対策を施すこと。
2
セキュリティ対策につ ・外部からのアタック等不正なアクセス、内部から
- 1 -
いて
の不正な操作、またウィルス感染等について、十
分なセキュリティ対策を施し、かつ、そのセキュ
リティ効果が劣化しないよう保守業務を行うこ
と。
3
CMSの稼動について
・公開ホームページとCMSが別個に稼動する場合
においては、CMS側の稼動についても、可能な
限り、365日、24時間の稼動が望ましい。
・ただし、何らかの原因によりサービスが停止する
場合には、翌営業日内に復旧又は代替手段を用意
し、サービスの利用に支障のないようにすること。
4
ハードウェア条件
・提案に委ねる。具体的な性能、構成、保守内容及
び保守体制を提案書に明記すること。
5
ソフトウェア条件
・提案に委ねる。具体的な性能、構成、保守内容及
び保守体制を提案書に明記すること。
6
データセンター
・データの保管場所は、淡路市情報センターとする。
ただし、保管場所が兵庫県のシステム内に変更す
る場合がある。その際は協議の上で合理的な計算
を行い、委託料を変更する。
7
その他保守要件
・データバックアップ及びアクセス解析など、必要
と思われる保守要件を提案書にて可能な限り具体
的かつ定量的に記載すること。
以上の要件をどのように満たすかについて、可能な限り具体的かつ定量的 に、提案
書に記載すること。また見積書にも、可能な限りその明細を記載すること。
なお、提案書への記載に当たっては、記載内容が項目によって重複するような場合
には、必ずしも項目別に記載する必要はない。
2
ホームページの設計要件
(1)コンテンツ制作・CMS導入に先立つ、サイト全体の設計業務
①設計に当たっての打合せは、当業務を統括管理するものが受け持つこと。
②設計に当たっては、次の各観点(問題点・理想的あるべき姿・具体的な対策)
の要件を明確にし、具体的に設計すること。
・使いやすさ、探しやすさについて
使いやすさ、目的のページの探しやすさを向上させる設計上の手法につい
て、できるだけ具体的に提案書に記すこと。
・情報の分類について
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情報のどのようなルールで分類すべきか、できる限り具体的に
提案書に記載すること。
・アクセシビリティについて
JIS「JIS X 8341-3:2016」(適合レベル AA)への準拠を目指すものと
する。その手法について、できる限り具体的に提案書に記載すこと。
3
システム基本要件
(1)ハードウェア機器の基本要件
①サーバ
・サーバは、公開サーバ1台、CMSサーバ1台、計2台で構成すること。
・LANポートは、100BASE-TX/1000BASE-T対応のネッ
トワークインターフェースを2ポート以上有すること。
・オペレーティングシステムの操作は、GUIにより可能であること。
・オペレーティングシステム開発元からセキュリティ対策プログラム提供が、
2022年3月末まで予定されていること。
・ラックマウント型サーバであること。
・EIA規格に準拠した19インチラックに搭載が可能であること。
・本機器をラックに搭載するために必要な器具一式を用意すること。
・バックアップ用の装置を有すること。
・原則、バックアップ用のデータカートリッジ10本及びクリーニングテープ
2本を附属させること。
・ウィルス対策ソフトに関しては再構築することとし、ウィルス検索エンジン・
パターンファイルは定期的に更新すること。
・SSLの用意、設定については受託者にて行うこと。
・既存ネットワーク環境に対しての影響を可能な限り少なくすること。
・無停電電源装置と本機器を接続すること。
②サーバコンソール
・サーバコンソール一式を用意すること。
・EIA規格に準拠した19インチラックに搭載が可能であること。ただし、
機器は2U以下のサイズであること。
③無停電電源装置
・無停電電源装置は、サーバ等機器に必要な電圧及び容量に対して必要十分な
ものを確保すること。
・無停電電源装置とサーバ機器は、通信ケーブルで接続し、停電時に安全・確
実にシャットダウンが行えること。また、無停電電源装置とサーバの通信方
法については最適な方法を選択すること。
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・サーバ側に専用ソフトが必要なときは、そのソフトを用意すること。
・無停電電源装置は、各ラック下部に搭載すること。
・電源は、サーバー室内の分電盤より機器設置場所まで配線工事を行うこと。
④端末
・淡路市で使用する庁内LANに接続する既存のパソコンから利用が可能なこ
と。
・本庁舎及び出先機関で使用している既存端末(約700台)を想定すること。
また、設定作業が必要な場合は、その費用を見積ること。
OS:WindowsVISTA、Windows7、Windows10
ブラウザ:InternetExplorer8以降
⑤その他
・調達物品は、中古品であってはならないこと。
・調達物品は、国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(平成12
年法律第100号、グリーン購入法)第6条第1項の規定に基づき定められ
た「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」の基準を満たすものである
こと。
・ハードウェア製品及びソフトウェア製品について、製品の納入後1年以内に
当該製品に瑕疵が発見された場合は、受託者は無償で当該製品の修理又は交
換を行うこと。
(2)ソフトウェアの基本要件
①基本要件
・システムにログインする際、ユーザID及びパスワードによる認証を行うこ
と。また、利用者の機能制限を行うため、権限の設定及び変更が可能である
こと。
・機能的に不足なくホームページ作成を行えるものであること。
・IPSecを使用したVPN通信環境下で動作すること。
・CMSに求める機能は、「別紙2
CMS機能要件」を参照すること。
②保守
保守は、平成29年2月から5年間として提案すること。なお、地方自治法(昭
和22年法律第67号)第234条の3の規定による長期継続契約とする。
ア
共通要件
保守対象に障害及び不具合が生じたときは、直ちに保守作業を行うこと。
(ア)障害発生時には各ベンダーと連携し障害対応を行い、対応完了時に報告
を行うこと。
(イ)保守などにより変更が生じたときは、納入済みのドキュメントを訂正す
るとともに、変更した設定情報などを適切に管理すること。
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(ウ)常時、適切な監視・維持管理を行うこと。
イ
窓口
保守を利用する場合に、淡路市からの問合せ窓口は集約し、受託者において
開設すること。
ウ
ソフトウェア(パッケージ・ミドルウェア)保守
(ア)ソフトウェアのバージョンアップ
改良・機能強化などの情報提供及び適用対応を行うこと。
ミドルウェアの最新パッチ適用作業については、必要性を検討した上で、
本システムに適用すること。
(イ)システム操作等に関する問合せ
委託期間内の8時30分から17時15分まで(土曜日・日曜日及び祝日
を除く。)
(ウ)障害発生時の対応(原則24時間対応)
(エ)プログラムに起因する障害が発生したことを確認した場合は、検収後で
あっても、速やかに無償で修復を行うこと。
(オ)ウィルス対策ソフトの更新
エ
ハードウェア保守
(ア)修理対応
納品された全てのハードウェア製品に対して、修理が受けられること。
(イ)オンサイト修理、365日・24時間受付対応、原則当日対応すること。
(ウ)ファームウェアの提供
サーバについて、最新版のファームウェアの提供が受けられること。
(エ)定期保守を実施すること。
オ
定期報告
保守対応状況の定期報告を毎月行うこと。
また、必要に応じ、会議に出席すること。
カ
その他
(ア)保守を行うに当たり、利用を許可していない機器又はソフトウェアを持
ち込み、作業を行ってはならない。
(イ)業務上、機器やソフトウェア等を持ち込む場合は、淡路市と協議の上、
実施しなければならない。
4
データ移行に関する要件
(1)データ移行設計
①移行作業における全体的なルールを記載した移行作業手順書を作成すること。
移行作業手順書には、使いやすさ・探しやすさ向上のための具体的な改修要件
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や、アクセシビリティ向上のための具体的な改修要件を明記すること。
②作業を確実かつ円滑に実施、管理するために、ページ単位で移行指示が記され
た移行管理表を作成すること。
以上の要件をどのように満たすかについて、可能な限り具体的かつ定量的に 企
画提案書に記載すること。
(2)データ移行の実施
①移行対象範囲は、淡路市ホームページ(http://www.city.awaji.lg.jp/)で公
開する全てのウェブコンテンツとする(約2000㌻)。
②前工程で作成合意した移行設計に基づき、原則として委託先にて全てのページ
を移行するものとするが、やむを得ず職員の判断を必要とする場合については、
この限りでない。
以上の要件について、移行手法及び体制と、委託先と市側の役割分担について、
可能な限り具体的に企画提案書に記載すること。
5
ガイドライン・マニュアルに関する要件
(1)アクセシビリティガイドラインの作成
①本業務の実施に当たり、JIS「JIS X 8341-3:2016」(適合レベル AA)に準拠
したページ作成の指針を、アクセシビリティガイドラインとしてまとめること。
②イラストや写真を用いて分かりやすく作成すること。
③アクセシビリティについての知識がなくても理解できるように、平易な用語を
用いること。
(2)作成者及び承認者向けマニュアル作成
①作成者及び承認者向けのマニュアルをそれぞれ作成すること。
②イラストや画面のハードコピーを用いて分かりやすく作成すること。
③業務に不慣れな者でも理解できるように、平易な用語を用いること。
(3)管理者向けマニュアル作成
①管理者がシステムを運用するためのマニュアルを作成すること。
②イラストや写真を用いて分かりやすく作成すること。
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操作研修会に関する要件
(1)リニューアルホームページの全体セミナー
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職員に対してのリニューアルホームページの全体セミナーを以下のとおり行
うこと。
平成29年1月に1日。2時間×2回(1回50人程度を想定)以上。
(2)CMS操作研修会
職員に対してのCMS操作研修及びデータ移行方法の説明を以下のとおり行
うこと。
平成29年1月から3月にかけて3日間。1日=2時間×2回(1回20人
程度を想定)以上。
なお、研修場所、研修用パソコン、研修用資料は淡路市が用意する。ただし、
研修用資料(データ納品)の作成及び環境設定等は、受注者において準備する
こと。
7
運用に関する要件
(1)運用支援
ホームページの作成、編集、運営に関する次の内容について、積極的な支援
を行うこと。
①ホームページ運用支援
ホームページの運用面へのアドバイス、最新技術の提案など積極的な支援を
行うこと。
②システム保守支援
ホームページの安定稼働を行うために必要な保守サービスを実施すること。
③職員操作研修支援
新しい淡路市ホームページの公開までに情報入力作業を行う職員全員に対し、
操作研修を実施すること。
④ホームページ開設に伴う諸手続き等の支援
主要検索エンジンへの登録代行等、ホームページ開設に伴う必要な諸手続き
を行うこと。
(2)ヘルプデスク
導入後の技術的問合せに対応すること。なお、問い合わせは、システム管理
者を窓口として行うものとする。また、対応時間については、平日(月 曜日か
ら金曜日)9時から17時までとし、年末年始(12月29日から1月3日ま
で)及び祝日を除く。さらに、電子メールによる問合せについては、システム
メンテナンスを除き24時間受付を行い、対応時間外に受け付けたメールの対
応は、翌対応時間内に実施すること(0.5人月程度/年の対応を想定)。
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(3)その他
①作成したホームページデータのサーバへの更新作業等は必要に応じて随時行
うこと。
②運用開始は、平成29年4月1日とする。
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基本的スケジュール
基本的スケジュールは、次のとおりとする。
(1)委託契約の締結・委託業務の開始
平成28年8月30日(予定)
(2)淡路市ホームページテスト版完成
平成29年1月下旬頃職員研修開始
(3)淡路市ホームページ公開
平成29年4月1日
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成果品
納期までに次に掲げる作業を完了し、納品すること。
(1)速やかに機器を調達及びホームページCMSの稼働に必要な設定を行う。
(2)システムのカスタマイズを行う。※必要とする場合のみ
(3)パラメータの設定及びひな型の作成
(4)マニュアル(操作手引書)
(5)職員研修の実施
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その他留意事項
(1)ホームページ作成に関する一切の著作権は淡路市に属するものとする。
ただし、オペレーションシステム・ミドルウエア・CMS等のパッケージは含
まない。
・受託者から発注者(淡路市)へは著作者人格権は行使しない。
・淡路市の書面による許可なく成果物を目的外に利用しない。また第三者に提
供・利用させない。これは委託期間が終了して以後も同様とする。
・第三者の著作物を使用するときは、受託者がその第三者(原著作者)に著作
物使用の許可を得るなど、成果物の完成後に争いなどが生じないようにする。
万が一、著作権を巡って争いが生じた場合は、受託者がその責任を負う。
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・受託者が著作権を有する著作物を一体として使用する必要がある範囲におい
て、淡路市は受託者の著作物を使用する権利及び改変を要求する権利並びに
著作権法(昭和45年法律第48号)第47条の3の規定に基づき、著作物
の複製、翻案をすることができる権利を有するものとする。
(2)淡路市関連団体で、独自のホームページを開設しているものについては、リン
ク対応すること。なお、これらのホームページに関し、統廃合を含めた合理的
な運用等について必要に応じ委託業務の中で検討すること。
(3)作成上知り得た情報については、その安全な管理に十分に配慮すること。
(4)基本デザインは、淡路市のイメージにふさわしいものとすること。
(5)納品物については完成検査を行うこと。
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