ギリシャ10年債利回り 12%を超える 危機拡大

ギリシャ10年債利回り 12%を超える 危機拡大
ギリシャの10年債利回りが4月16日に12.675%まで上昇している。2012年のギリシャ危機の時には20%を超える危機的暴騰水準まで上昇したが、2014年9月には5%台まで下落、落ち着いて
いた。しかし、緊縮財政反対派の現政権となってからは再びデフォルト懸念が高まり、一時的にはつなぎ融資合意で落ち着く場面があっても長続きせず、危機感は徐々に高まっている。
13日に英フィナンシャル・タイムズ紙が「我々の命運は尽きた。4月末までに欧州諸国が救済資金を拠出しなければ、ギリシャはデフォルト(債務不履行)を宣言する以外にない」とするギリシャ
政府関係者の発言を報じた。ギリシャ政府はそうした事実を否定しているが、火のないところに煙は立たない。 当面、4月24日のユーロ圏財務相会合が注目されるが、新たな返済猶予や融資
拡大での合意がなければ、デフォルト危機は拡大する。5月12日には国際通貨基金(IMF)への7.7億ユーロ返済があり、さらに先行きにも同様の返済期限が繰り返し到来する。格付会社スタン
ダード・アンド・プアーズは15日に、5月中旬までに融資再開合意なければギリシャはデフォルトに陥るとし、同国国債格付けを投資不適格の「CCCプラス」に格下げしている。
ギリシャ危機懸念の拡大は、逃避先としての独仏債の上昇、利回り低下を招き、不安感と独仏利回り低下がユーロ安を長期化させている。この傾向はまだ続きそうだ。
4