デマンド電力監視・制御装置ＩＤＭ－１ ◆特徴 ① 高級機並のタッチパネル付きでも低価格高価なタッチパネルを採用していながら低価格です。さらに、パルスセンサーと組み合わせると高価なパルス変換器が不要なため、小規模な施設でも導入していただける低価格です。 ② 快適性を損なわない時分割デマンド制御方式（特許第4137632号）メーカー製の装置はシビアな制御をするため、制御時間帯の後半では制御対象機器を頻繁にON－OFF制御します。このためエアコンのコンプレッサ吐出圧が高い状態で再起動することがあり、モータに大きな負担がかかり故障の原因になります。本装置は、制御時間を最低３分間のインターバルにすることで、デマンド対応していない古いエアコンも安全に制御でき、寿命を縮めません。また、時分割制御設定画面でエアコン群毎に５つの制御パターンを任意に設定できるので、エアコンの余裕や部屋の居室の大きさに応じてきめ細かな制御ができます。限界報画面 ③ 優先、循環、時分割デマンド制御方式に切り替えられる一般的な優先制御方式、大空間向けの循環制御方式、任意に設定できる時分割制御方式に簡単に切り替えられます。 ④ 見やすい表示面漢字表示の見やすい表示器を採用したため、本装置を常時人のいる場所に設置すると施設の電力使用状況を容易に把握出来ます。｢目標電力｣｢予測電力｣｢現在電力｣｢過去最大電力｣｢残り制御時間｣「最大電力更新時間」｢月別最大電力と使用電力量｣などを表示します。 30分電力推移グラフ ⑤ 警報音の12時間リセットデマンド電力警報音は、状況に応じて鳴動パターンが変わります。わずらわしい場合は｢音響停止｣釦を押すとその日の2 4時まで警報音が止まります。 ⑥ 長寿命シーケンサは、産業用で摩耗部分のない電子機器のため故障した例がほとんどありません。ＩＤＭ－１の外形 ◆その他 ① 別途、パルス・センサーまたはパルス変換器が必要です。 ② 大きさ縦 200 × 高さ 200 × 奥行 120 mm 重量約 1.6 kg 時分割デマンド制御方式（特許第 4137632号）についてきめ細かく制御でき、かつエアコンを痛めない時分割デマンド制御方式について説明します。 ■エアコンにダメージを与えない時分割デマンド制御方式の特徴１．デマンド時限３０分を１０分割し、各３分間の時間帯を設ける。２．最初の３分間は制御しない。（判定不能のため）３．最後の６分間は必ず制御する。（デマンド超過させないため）４．中間時間帯は、３分時間帯毎に「制御」「不制御」を選択出来る。３．時間帯の当初に制御判定をし、３分間「抑制」「解除」動作を継続する。４．最後の６分時間帯のみ、時間帯中判定を継続する。５．最後の６分時間帯の途中で「抑制」制御した場合も、最低３分間は動作継続する。（次の時限に入っても抑制制御を続ける場合があります。）６．前半と後半で、デマンド抑制判定基準を変えて設定できる。 ■エアコン群毎に最適な制御パターンが選択できる３分時間帯の設定例 → 時間 0 3 6 9 12 15 18 21 24 30 分 27 エアコン群Ａエアコン群Ｂエアコン群Ｃエアコン群Ｄエアコン群Ｅエアコン群Ｆ制御帯不制御帯選択制御帯 ■デマンド抑制時の制御出力例 0 3 6 9 12 15 18 21 24 27 30分 12 15 18 21 24 27 30 分 → 時間デマンド警報 0 3 6 9 ※次の時限に入ってもコンプレッサの休止を継続する理由は、冷媒液戻りや高圧側ガス圧が高い状態でコンプレッサを再始動させないためです。 ※３分間毎の循環デマンド制御もタッチパネルで選択できます。端子盤 ■ ローコストな制御配線工事例 (5CHの場合 ) 通信ケーブル CPEV-S 0.9mm × 3P IDM-1 メイン画面時分割設定画面エアコン群