(組織) 知的財産戦略 (PDF形式、660kバイト)

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日立化成の価値創造プロセス
マテリアリティ報告
組織
知的財産戦略
基本的な考え方
日立化成は、知的財産を事業戦略推進に不可欠な重
高い優位性を実現できる価値ある技術を的確に把握
要な資産と位置付けています。
し、知的財産として蓄積を図り、積極的に活用すること
中長期的な企業価値の向上に向けて、市場における
で、技術力と製品競争力をさらに強化していきます。
日立化成の特徴
日立化成は、
「事業戦略に対応した国内外での有効
財産を日立化成の知的財産戦略室で管理しています。
特許の取得と積極的な活用」の方針に基づき、
「技術・
さらに、知的財産に関する意識向上を目的に、グルー
製品の優位性の確保」
「権利侵害への毅然とした対応」
プ会社を含めて従業員への継続的な教育活動に努めて
「 他 社 特 許 権 の 尊 重 」の 3 つ のパテントポリシーを掲
げ、社内規程を整備しています。また、専任部署(知的
財産戦略室)
を設けて知的財産に関する諸活動を行っ
ており、2015 年からは日立化成グループ全体の知的
います。
知的財産に関する教育活動
対象
主な教育内容
技術者向け
特許出願、特許権に関わる法知識
特許明細書作成(演習)、拒絶理由対応
知的財産管理体制
執行役社長
新事業本部
筑波総合研究所
特許情報検索
営業向け
技術情報の漏えい防止対策
ビジネス活動への特許の活用方法
全従業員向け
知的財産に関する基礎知識(新人研修)
技術情報の漏えい防止対策、
パテントクリアランス
(コンプライアンス)
知的財産戦略室
2014年度の取り組み
技術・製品の優位性の確保
日立 化 成は技 術・製 品 分 野ごとに P P M(P a t e n t
Portfolio Management)
を実施しています。その黎
明期・発展期・成熟期および競合の状況などに応じて、
事業支援効果の高いグローバルな特許網を構築し、当
社が開発した技術・製品の優位性を確保しています。
他社特許権の尊重
特許検索システムの整備と特許検索エキスパートの
受取ロイヤリティ額
(百万円)
2,000
1,500
KPI
知的財産について、グループ会社以外からの受取ロイ
ヤリティ額は、2014 年度は約 16 億円となりました。
Annual Report 2015
2011
2012
1,532
2013
1,626
2014 (年度)
特許出願件数 / 特許保有件数
(件)
2,500
極的な対抗策を講じています。なお、当社が保有する
2010
0
査および分析を緻密に実施し、他社の知的財産を尊重
当社の権利を侵害する企業に対し、グローバルで積
1,389
500
3,000
権利侵害への毅然とした対応
1,348
1,000
育成により、研究開発の段階から他社技術・特許の調
しつつ、当社技術の差別化を支援しています。
1,395
2,000
2,983
1,957
2,040
1,500
1,734
1,000
788
500
0
2,205
698
2010
保有件数
(日本)
841
2,371
2,174
2,582
2,406
727
727
816
724
665
2011
2012
保有件数
(日本以外)
2013
出願件数
(日本)
2,518
801
651
2014(年度)
出願件数
(日本以外)