売れる米づくり技術情報№9 ~なんかん米 光る粒張り 粒ぞろい~ J A に 南 第 1 0 号 平成 27 年 9 月 10 日 J A に い が た 南 蒲 ☆次年度以降の高品質・良食味米の生産に向けて秋の土づくりを実践しましょう! 稲わら・籾殻は秋すき込みで土づくりに有効活用! 稲は約7割の窒素を土壌から供給される「地力窒素」から吸収しています。稲わらや籾殻すき込みは 地力の維持・増進や、ケイ酸等の稲体を構成する成分の再利用、物理性の改善にもつながります! 秋すき込みは遅くても 10 月中旬までに実施し、耕深は 5~10cm の浅打ちに! 稲わらの分解を進めるには、土壌微生物の活動が盛んな地温が高いうち(10 月中旬まで)に、分解に 必要な酸素を供給するため浅打ち(5~10 ㎝)とするのがポイントです。 湿田や冬季に湛水しやすい圃場は、排水溝を作り表面水の排除に努めましょう。 稲わら腐熟促進材の活用について 湿田や、やむを得ず春すき込みとした圃場は稲わらの分解が進まず、田植後のワキ発生による生育停 滞や除草剤成分の拡散阻害が懸念されます。稲わらの分解促進を図るため「稲わら腐熟促進材」を活用 し、ワキの発生を抑えましょう! ワラ分解キング(10kg)【参考価格 2,050 円】 秋施用に おすすめ! 標準施用量:10kg/10a ・2種類の分解菌のコンビネーションで強力に分解!比較的低温でも分解促進効果があります。 アグリ革命(細粒)(2kg)【参考価格 2,280 円】 標準施用量:2kg/10a ・酵素の働きにより短期間で分解しますので、春施用でもお使いいただけます。 ・液剤タイプの「アグリ革命 アクア(100ml)【参考価格 2,010 円】」もあります! 根友G (20kg)【参考価格 2,620 円】 土づくり助成対象資材 標準施用量:20~40kg/10a ・繊維分解菌など有機物を分解する微生物を含有しており、稲わらの腐熟化を促進します! 土づくり肥料の施用 資材のお問合せはお近くのあぐりセンターまでどうぞ! ケイ酸・リン酸・苦土等、不足した成分を補うため、土づくり肥料を施用しましょう。 JA では無料で土壌診断を実施しています。お申込みは「土壌診断のお申し込みについて」をご覧ください。 ニュー穂垂ソイル元気(20kg)【参考価格 2,000 円】 標準施用量:20~40kg/10a 土づくり助成対象資材 ・ケイ酸を中心とした総合的土づくり肥料。管内の圃場は全体的にケイ酸が少ない傾向にあるため、 積極的な投入をおすすめします! 保証成分:リン酸 5、アルカリ分 35、ケイ酸 26、苦土 5 ●栽培技術に関するお問い合せ● 北営農センター米穀課 電話:0256-39-7630 / 南営農センター米穀課 電話:0258-61-2903
© Copyright 2024 ExpyDoc