◎ Team Martian Crate ドライバー:江黒・ima-g・びぃよん・佐々木 ピットスタッフ:佐々木嫁・miyu・ あゆみ(兼仮装スターター) ピットサポート:TWCCの皆さん カメラマン:のざ Special Thanks to T夫妻/江黒令夫人 マーシャンクレートは8月13・14日、恒例となったK4-GP FUJI10000kmに#70『ブリス・マジョーラ・コペン』で参 戦した。 4回以上の給油が義務づけられていることからチ ームの戦略は以下のとおりとした。10時間を5つのスティ ントに分けスタートドライバーと最終ドライバーを実力者 である江黒が担当、第2∼4スティントをそれぞれima-g、 びぃよん、佐々木が繋ぐ……。 2009年8月13・14日 主催:マッドハウスオートスポーツクラブ(MASC) 富士スピードウェイ エントラント:マーシャンクレート (通称Team Martian Crate) 参加車両:ブリス・マジョーラ・コペン 総参加台数:158台 GP-3クラス参加台数:67台 K4-GP FUJI1OOOkm 参戦レポート photo: Noza, Mieko S text: M.Sasaki グリッドに整列したところで僅かな降雨。車 両の下のみ濡れていないのが写真から見て 取れるだろうか。レース中同様の降雨が2回や ってくる。 スタートドライバーが車両に乗り込み、スタ ート3分前メカニック退去、午前8:00スタート。 変則ルマン式スタートのスターターには仮 装が義務づけられている。我がチームはご覧 のとおり。 8番手からのスタート後、序盤は燃料をセー ブするための我慢の周回が続く。前半に飛ば したチームは終盤必ずペースが落ちる。順位 は徐々に落ちるが織り込み済だ。そのまま順 調に2時間の周回をこなし、給油の予定が近 づくが給油所の混雑が激しい。そこでチーム は30分を上限にこのまま江黒の走行を延長し た。結果54ラップをこなし、15リッターを給油。 ヘルメットを装着したまましばらく待機となっ たima-gだったが、走行時間はそのまま繰り下 がり予定通り82分間、29ラップをこなす。途中 69ラップから3周ほどわずかな雨もあったが走 行には影響ないようだ。 続くドライバーはびぃよん。予定の104分、 33ラップが近づくころ、 コカコーラ・コーナーで 多重クラッシュが発生し、セーフティーカーが 導入となり、このタイミングで15リッターの給 油とドライバーチェンジとなった。 8・13 決勝前日の13日にはフリープラクティスが行われ各ドライ バーは念 入りに調 整を行い 意 見を交 換した。また、 COPENIFESTA 8(主催:CLUB COPEN)では80台超 のコペンによるファミリー走行が行われ、 ブリス・マジョーラ・ コペンもオフィシャルカーとして活躍、走行の合間にはパ ドックに展示され来場者の注目を浴びた。 K4-GPFUJI1OOOkm 給油は事前の申請通りに行われる。4回の 給油をそれぞれ15、15、15、20リッターと割り 振った。 事前に搭載するタンク容量の40リッターは あらかじめ車両を揺すって最後の一滴まで満 タンにするのが“お約束”。 合計105リッターで1000キロメートルに望む。 ここまでは決勝前日の作業だ。 びぃよんから交代した佐々木がピットアウト するが、 ピットロード出口の信号灯は赤、なに しろ156台の隊列だ。ここでの待機に数分を 要する。数周のSCランを含め104分、31ラッ プを終え給油へ向かと半分の位置を指す燃 料系を確認し、20リッターを給油。 「ほぼ満タ ンある。」そう告げ最後のスティントを再び江 黒に託す。 “ラストスパート”により徐々に順位は上がる が上位チームのペースが思いのほか落ちない。 レギュレーションにより例年より5リッター増え た燃料が「旧規格車」にさらなるアドバンテー ジを与えたようだ。結果、 #70ブリス・マジョーラ・ コペンはGP-3クラス19位でチェッカーを受ける。 クラス67台の激戦の中、唯一のコペン。燃費 の面で不利な「新規車」を駆ってのこの成績 は充分健闘に値するだろう。 決勝から約2週間経過した8月31日、正式結 果が発表された。191ラップ目、ヘアピン先9 番ポストで黄旗を解除する緑旗を確認した江 黒は、ペースの遅い2台をパスするが、 そのタ イミングが僅かに早いと判断されたようだ。通 告書によると8番ポストから8.9の位置を確認 したとあるので、 まさにギリギリの判定であった のだろう。スポーツマンとしてチームは2周減 算のペナルティを受け入れ正式結果は21位 となった。 決勝終了後のパレードラン。ドライバーは重いス テアリング、 クラッチをものともせず? ピットスタッ フの“miyu譲”が勤めた。
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