火の原を燎くが若し(燎原の火)

日
平成27年度
生徒指導たより
五泉市立
発行:
9月
川東中学校
1 日 NO34
生徒指導部
火の原を燎くが若し (燎原の火)
体育祭が日一日と近づくにつれ、両軍共に熱が帯びて参りました。
月曜日、8/31 の段階で既に、かなりの声量。
天候不順の今年(例年ならば、体育祭練習は暑さとの闘いですが…)、体育館が練習の場である
ことを差し引いても(グラウンドと異なり体育館では反響音がありますから)、やはりかなりの声
量です。
因みに、全校での応援練習は、8/31 現在僅か二回目。
応援リーダーが、夏休みに繰り返し綿密な計画と練習を重ねていたから?
応援リーダーの、全校生徒の乗せ方が上手いから?
いずれにしても、「体育祭を是が非でも成功させる!」との、熱き思いがなければ出来ぬ偉業。
同時に、夏休み返上で描き上げたパネルも、見事に張り出されました。
「体育祭を成功させる」生徒は容易くこの言葉を使用します。
けれどこの言葉は、実に深い深い意味を持ちます。
人の個性は千差万別、体を動かすことが大好きな人も居れば、そうではない人も居る。
祭りのような、
「エネルギーを爆発させる」行動を好む者が居る一方、その反対を好む者も居る。
当たり前です、だから世の中は流れるのだから。
同じ趣味趣向の人間だけが世界を占めたならば、そこに発展は起こらぬでしょう。
みんな違って、だから良い。
体育祭の成功とは、例えば体を動かすことを好む者だけが者だけが、一日を満喫できたとか。
或いは、エネルギーを燃え上がらせる行動を好む者達だけが、楽しめたとか。
そんな体育祭であったならば、それは成功ではないのです。
仮にこんなことが罷り通ったならば、音感の劣る者は歌を歌ってはならないと言うことになるし、
運動能力の劣る者が、運動を楽しんではいけないと言うことになる。
強者の論理です。
川東中学校に集う 130 名を超える全校生徒が、その全員が、心の底から体育祭を楽しめて、その
為の準備を怠らず・力の限り精一杯駆け・騒ぎ・声を出し・そして応援する…。
全校生徒が、「情熱の焦点化」を成したからこそ、最後に訪れる感動が、その身を包み込む。
体育祭の成功とは、これ以外にあり得ません。
勝った負けたに拘るだけの体育祭ではなく。勝利にのみ価値を置く一日とするのではなく。
本気で向かってくる相手が居るから、更なる高みを目指すことが出来る事実に感謝して。
勝敗のその向こう側にある感動を、手に入れる一日とする。
本番までは、後僅か。
程
9/5(土)は、体育祭の前日練習や準備、オ-プンスクールとなっています( 生徒の様子を是非ご覧下さい )。
9/6(日)は、言わずと知れた体育祭。
この二日間は、お弁当が必要となります。
9/5 は土曜日ですから、代休が生じます。
その代休は、9/3 の木曜日となります。生徒はお休み、授業はありません。
9/6 の体育祭は、日曜日に行われます。
無論代休が生じるわけで、それが 9/7 の月曜日。
仮に、雨天で体育祭が順延となった時には、9/6 の日曜日は授業日となり、翌日月曜日が代休。
体育祭は、9/8 の火曜日となります。
簡単に言えば、9/6 の日曜日、晴れれば体育祭で、雨ならば授業。
いずれにしても学校です。
そして 9/7 の月曜日は、体育祭が行われようが順延となろうが、代休となります。
9/5 の土曜日に準備して、翌日が雨で順延、9/6 に授業を行い、9/7 に休んだ末に 9/8 の火曜日が
体育祭…、出来ればこれは避けたい事態!
居住まいを正し、襟も正して、今成すべきことをきちんと成し、天候の回復を祈りましょう。
重ねてのお願い
重ねてのお願いです。
8/31 の午後練習中、突如暗雲が立ちこめて、急な雨…。
時間にすれば、5 分程度の雨でしたが。
大粒の雨は、たとえ僅かな時間であっても、あっという間に体を濡らし、体温を低下させます。
今年は何故か天候不順…。
気温がいつ上がるか分かりませんので、水分は必需品。
水筒やペットボトルの持参は、必須です。
併せて、タオルと着替え類の準備も、お願い致します。
人は、興奮状態にある時に、様々なホルモンが分泌されます。
所謂ドーパミンと言われる脳内モルヒネは、βエンドルフィン、セロトニン、ノルアドレナリン、
アドレナリンと、数十種類にも及びます。
興奮状態には、体が濡れようが冷えようが、これらの物質が燃えさかるが故に、不具合は感じま
せん。
問題は、冷静を取り戻した時。
折角の思いも、折角の練習も、当日体調を崩せば全てが水の泡。
体力を使いまくる今週だからこそ、タオルや着替えの準備も、確実にお願い致します。
体調管理も、立派な体育祭へ向けた練習なのです。