講演会のお知らせ 11 月 13 日(金) 18:00~19:30 国士舘大学 世田谷

講演会のお知らせ
11 月 13 日(金) 18:00~19:30
国士舘大学 世田谷キャンパス
メイプルセンチュリーホール 5 階第 1 会議室
ホロコーストの歴史と
ロシアにおけるホロコーストの記憶継承
旧ソ連地域におけるホロコースト研究と、「正義の人」杉原千畝の位置づけ
講演者:イリヤ・アルトマン
ロシア国立人文大学教授
ロシアホロコースト研究教育センター共同議長
イリヤ・アルトマン著『憎しみの犠牲者
たち』の表紙。
杉原千畝
元リトアニア・カウナス日本国
領事代理。在職中、ナチスの迫
害をのがれ国外に逃れようとす
るポーランド系ユダヤ人に通過
ヴィザを発行し、救済した。
イリヤ・アルトマン教授
歴史学博士
提供:NPO 杉原千畝命のビザ
アルトマン教授は、旧ソ連地域におけるホロコースト(ナチスドイツによる
ユダヤ人虐殺)の記憶の復活を進めてきた。1992 年に旧ソ連やロシア連邦の歴史上初めて「ロシアホロコースト研
究教育センター」を設立した。『憎しみの犠牲者たち。ソ連におけるホロコースト 1941-1945』の著者。
旧ソ連地域における約 300 万人を含め、総数では 600 万人をこえるヨーロッパ在住ユダヤ人絶滅の問題が、なぜ
ソ連では不問に付されてきたのか、ソ連崩壊後のロシアでなぜ状況が一変したのか、またリトアニアで日本国領
事代理杉原千畝から日本の通過ヴィザを発給された数千人のポーランド系ユダヤ人に対し、ソ連が 1940 年の夏ウ
ラジオストクまでの通過ヴィザを発給するようにした理由は何か(ソ連通過ヴィザなくして、ユダヤ人が日本にた
どり着くことはできなかった)などの問題を取り上げ、検討する。
アジア・日本研究センター
プロジェクト研究会 「広島・長崎原爆投下・ホロコースト終結 70 周年に鑑み二つの悲劇の、比較展望による
再評価。杉原千畝の活動に関する新資料と新たな事実による再評価」 コーディネーター: ジンベルグ・ヤコブ(21世紀アジア学部)
問い合わせ先: 国士舘大学
アジア・日本研究センター Tel: 042-736-1070 Email: [email protected]
アルトマン教授が進めた杉原記念プレート企画の発表会が 10 月 14 日にモスクワにある「ウクライナ・ホテル」
構内で行われた。1963 から 1971 年までの間、杉原千畝は当ホテル構内にあった日本の貿易会社の代表部に勤務
した。当日、ロシア・ユダヤ会議の理事ユーリ・カンネル氏が「ウクライナ・ホテル」の代表に記念プレートを
手渡した場面。
アジア・日本研究センター
プロジェクト研究会 「広島・長崎原爆投下・ホロコースト終結 70 周年に鑑み二つの悲劇の、比較展望による
再評価。杉原千畝の活動に関する新資料と新たな事実による再評価」 コーディネーター: ジンベルグ・ヤコブ(21世紀アジア学部)
問い合わせ先: 国士舘大学
アジア・日本研究センター Tel: 042-736-1070 Email: [email protected]