3.知的障がい児・者参加型発表会夏ライブの開催 ~楽しく踊ろう!夏ライブ~ グループ名 知的障がい者ダンスサークル「夢みるくじら」 代表者名 土佐 孝子 ① 活動の目的 学校卒業後の知的障がいを持つ若者にとって、仲間と踊るダンスはかけがえのない楽しみ であり、生きがいです。必要なのは楽しく練習し自信を持つことですが、練習を繰り返し更 に舞台を体験することで、彼らの自己表現の可能性は自身の壁を乗り越え、更なる成長をみ せてくれます。やり遂げた自信で自己肯定感を感じ、より生き生きと社会生活をおくること、 偏見に負けないこと、1人1人が強く優しくなれること、全てがこの事業の目的と考えてい ます。 目標に向かい日々練習を重ねる中で思いやりや、責任感、社会性の向上など表現活動にと どまらない成長をみせてくれることが大いに期待できます。本格的な舞台での発表体験は彼 らの心身の成長に大きく貢献すると共に知的障がい者に対する社会的偏見の軽減や心のバリ アフリーに繋がると自負しています。会員の夢をかなえ、その成長を目指す為に本格的な場 所でのライブ開催を計画しました。 ② 活動概要 ・今年度で10回目の開催となります。新規に 1名の会員を迎え30名のメンバーで8月の ライブに向けて4月から11月まで月2回、 ライブ開催月の8月は毎週練習を行いました。 ・4月~5月までは新曲の踊りを中心に練習を 積んできました。6月からはプログラムの流 れを意識しながら既習曲の変更箇所の確認も 含めた練習を繰り返しました。 ・昨年に続き、保護者の踊りをプログラムに加 練習風景 えました。 ・毎回通信を発行し、例会の様子や練習日程、提出物、衣装などを通知しました。 ・情宣活動として、市内福祉作業所30箇所他にチラシと招待状を送付しました。 ・ライブ当日、来賓として川口市長より祝辞をいただきました。 ・今年は10周年記念として、北欧音楽バンド「東京ヨハンソン」を招聘し、ニッケルハルパ (スウェーデンの民族弦楽器)とマンドーラの生演奏で第2部のフォークダンスタイムに来 場者も含め、会場全体で踊りを楽しみました。 ・幕間の演出として、会員からのメッセージを読み上げました。 - 253 - ・会員一人ひとりの写真とメッセージ、ス テージに立つ保護者のコメントをロビー に掲示しました。 ・休憩時間に昨年度のスライドショーを行 いながら、会員の新曲への熱い想いをメ ッセージとして伝えました。 ・福祉作業所関連のコーヒーショップを招 致し幕間に営業してもらいました。 ・ライブ後の例会で、ライブ当日のリハー 練習風景 サルから本番までの様子をスライドショ ーで鑑賞し、当日の感動を振り返るとと もに、会員同士で来年度への抱負を確認 し合いました。 ライブ当日 東京ヨハンソン みんなでフォークダンス! - 254 - 私たちは、夢みるくじ らのメンバーです。 私たちは、仲間を思い やり、楽しく、元気に 一生懸命ダンスを踊り ました! 通信8号 ライブのチラシ - 255 - 【会員の感想】 ・みんなで練習を重ねて踊りました。来年も頑張りたいです。 ・たくさん見に来てくれて、嬉しかったです。バンドが来て良かったです。 ・夢みるくじらに入って4年を迎えました。今年が一番楽しかったです。みんなが見に来てく れて良かったです。 ・4月から練習を頑張ってきて、本番もみんなとやって、無事に終わって良かったです。来年 も頑張ります。 ・去年は間違えたけど、今年は間違えずに踊れて自信になりました。 ・本当に楽しかったです。前回お休みしていたので心配だったけど、覚えていて踊れました。 来年も楽しく踊りたいです。 ・一番前だったので、ドキドキでしたが、一生懸命踊りました。すごく楽しかったです。また 頑張ります。 ③ 決算報告書 収入 大同生命厚生事業団助成金 100,000 支出 芝市民ホール会場使用料 19,670 芝市民ホール設備使用料 47,260 郵送代(作業所等への招待状発送等) 3,426 印刷代(チラシ、プログラムの印刷) 1,336 消耗品(CD、DVD、インク、紙など) 26,930 衣装代(布、糸、チロリアンテープなど) 59、497 支出合計 158,119 - 256 -
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