<小さいもの通信>第2回 宮脇修一さんが海洋堂の歩みを講演 7 月 18 日、海洋堂代表取締役社長の宮脇修一氏が講演! 企画展「小さいもの見~つけた!」開幕の翌日、7 月 18 日(土)14:00 ~ 16:00 に、海洋堂 代表取締役社長である宮脇修一さんを高知県立歴史民俗資料館にお招きし、「小さなものを作り 続けて」と題して海洋堂の歩みと小さいものづくりの醍醐味についてご講演をお願いしています。 海洋堂といえば、特撮やアニメ、動物などのフィギュアが有名です。いわば現代の「小さい もの」を作り続けているわけで、その海洋堂が今回展示される今清水さんのミニチュアコレクシ ョンを所蔵するようになったのは納得です。 海洋堂は、昭和 39 年(1964)大阪府守口市で模型店としてスタートし、昨年で 50 周年を迎 えました。1980 年代のアニメ・特撮ブームを契機に個人がオリジナルの模型を自作することが 流行し、それを「商品」として販売するようになります。平成 11 年(1999)に発売されたお菓 子のオマケ(食玩)の動物フィギュアが爆発的なブームとなり、海洋堂の名声は広く知られると ころとなりました。海洋堂と言えば、美少女や動物が印象的ですが、懐かしい昭和の道具や各地 の観光みやげ、博物館資料など、今清水さんのコレクションに通じるような小さいもののフィギ ュアも多数生み出しています。6 月 23 日にも、高知のおみやげフィギュアの販売を発表したば かりです。 宮脇修一氏は、創業者の修氏のご子息で、中学校卒業後から家業を手伝い、修氏とともに文 字通り海洋堂を作り上げてきました。ご講演では「好きなこと」を極めて仕事にしてきた氏なら ではの体験と信念にもとづくお話が聴けるでしょう。 なお、8 月 8 日(土)13:00 ~ 15:00 には、動物フィギュアの第一人者である海洋堂造形師 の松村しのぶさんが「フィギュア造形制作のうらばなし」と題して具体的な造形の技についてお 話しされます。 ともに、参加費無料ですが事前申込み要、観覧券が必要です(高校生以下、高知県・高知市 長寿手帳所持者は無料など割引制度もあります)。この機会にぜひご聴講下さい。 宮脇修一氏 (株)海洋堂代表取締役社長。1985 年に海洋堂が株式会社にな った際は専務取締役に就任。2005 年に社長就任後も通称は「セ ンム」のまま。ガレージキット最大の祭典「ワンダーフェステ ィバル」を主催するほか、高知県四万十町に「海洋堂ミュージ アム四万十」を開館するなど精力的に活躍している。著書に『「好 きなこと」だけで生きぬく力』(WAVE 出版、2012 年)など。
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