民間企業の平均給与は 前年より 10,000 円増加(0.3%増)

賃金情報 2015 年 10 月号
浅山社会保険労務士事務所/株式会社浅山式賃金研究所
民間企業の平均給与は 前年より 10,000 円増加(0.3%増)
平均給与額は 男女ともに前年より増加。ピーク時(平成9年)から-52万円!
民間企業に勤める人の平成 26 年に支給された平均給与は、昨年の 414 万円(年額)から 1 万円(0.3%増)上回り、
415 万円(年額)となりました。この調査は、昭和 24 年分から始まり、今回で第 66 回目を迎えます。正規社員とア
ルバイトなどの非正規に分けた調査によると、
正規が478 万円、
非正規は170 万円で、
前年に比べ、
正規は1 万円
(1.0%)
増、非正規は 2 万円(1.1%)増となっています。今回の国税庁調査について、まとめましたのでご覧ください。
※ 詳しくは浅山社会保険労務士事務所まで
平均給与額の推移
平成9年からの平均年収の推移をグラフにすると以下のようになります。民間企業の給与は、昨年に引き続き増加し、
ピーク時の平成9年と比べると52万円減りました。
(参考)
「日本の総所得額の
減少」は「日本の総消費額の
減少」とつながります。
(H9 年と H26 年の比較)
(減少した平均年収の差)
467 万円-415 万円
=52 万円
ピーク時の 15 年前と比べて、
24 兆 6,185 万円もの「内需の縮小」
となりました。
(減少した日本の総所得)
52 万円×4,756 万人
(給与所得者総数)
=24 兆 7,312 万円
給与所得者の給与階級の割合
年収 300 万円以下の人は全体の約 40%を超え、また全体の約 60%が年収の 400 万以下となっています。
100 万円超
200 万以下
100 万以下
200 万円超
300 万以下
300 万円以下の人が
全体の 40%を超える
300 万円超
400 万以下
労働者数の推移
1年を通じて働いた給与所得者は約 4,756 万人。前年
より増加しました。
男性は、前年より約 51 万人増加して約 2,805 万人。
女性は、前年より約 59 万人増加して、約 1,951 万人
となり、男女ともに増加しました。
※国税庁の調査についてのご質問は、浅山社会保険労務士事務所(TEL043-255-6410)までご相談ください。