平成 27 年度ステージラボ 公立ホール・劇場 マネージャー

平成 27 年度ステージラボ 公立ホール・劇場 マネージャーコース 募集要領
1 目 的
地域創造は、地域の芸術文化に携わる公立ホール・劇場の幹部職員の方々を対象に、地域における創造的な表現
活動の環境づくりに取り組む人材の育成と、相互交流の促進を目的とした少人数のゼミ形式による双方向型の研修
を実施します。
(
「文化政策幹部セミナー」と同時開催)
2 内 容
(1) テーマ
今、日本の公立劇場或いは地域劇場は、コミュニティシアターとしての役割を果たしているのであろうか。その
新しい役割とはどのようなものなのか。これからの地域劇場のあるべき姿を求めて、多様な視点から再考する機会
にしたいと思います。コミュニティシアターの「リアルな改革」のために。
(2)コーディネーター
桑谷 哲男(杉並区立杉並芸術会館「座・高円寺」館長)
3 開催期間
平成 27 年 10 月 6 日(火)から 10 月 8 日(木)まで 〔3 日間〕
※6 日(火)13:15~19:15 (予定)※終了後交流会
7 日(水)10:00~19:00 ( 〃 )
8 日(木)10:00~17:45 ( 〃 )
4 会 場
一般財団法人地域創造(東京都港区赤坂 2-9-11 オリックス赤坂 2 丁目ビル 9 階)
5 対象者
主に公立ホール・劇場等において、管理職程度の職責を持つ職員(館長、事務局長、事業課長等)の方
(原則として所属の組織形態が株式会社及び有限会社の方は対象外とさせていただきます。)
6 募集定員
15~20 名程度
7 申込方法・申込期限
地域創造ホームページ(http://www.jafra.or.jp/j/guide/box/)から「参加申込書」及び「アンケート回答票」をダ
ウンロードし、必要事項をご記入のうえ、電子メールでお申し込みください。
○参加申込期限 平成 27 年 7 月 26 日(日)必着 メール:[email protected]
※申込書の受信連絡は行いません。確認が必要な場合は、お問合わせいただくか、メール送信の際、必ず「開封確認」の設定をお願い申し上げます。
8 参加者の決定
締切り後、アンケート記載内容、参加希望者の経験、応募状況などを考慮のうえ(アンケート重視)
、参加の可
否の調整を行い、申込者あて文書により連絡させていただきます。
(8 月上旬予定)
9 参加費
無料 (交通・宿泊、食事はご自身で手配、費用負担ください。
)
10 問い合わせ先
一般財団法人地域創造 担当:宇野、湯澤、角南
〒107-0052 東京都港区赤坂 2-9-11 オリックス赤坂 2 丁目ビル 9 階
電 話:03-5573-4066
FAX:03-5573-4060
Eメール:[email protected]
平成 27 年度ステージラボ 公立ホール・劇場 マネージャーコース
メッセージ&プロフィール
コーディネーター 桑谷 哲男
杉並区立杉並芸術会館「座・高円寺」館長
メッセージ
公立劇場或いは地域劇場が、芸術文化の中核拠点となり、そしてまちづくりの拠点施設になるため
には、解決しなければならない課題があります。時代の変化に応えるために時間がかかっても立ち止
まり、一つ一つ丁寧に再検討する必要があります。
また、戦後 100 年を迎えるまでには後 30 年です。その 5 年前の 2040 年には「日本は人口減少問題
を抱え、全国約 1,800 ある市区町村のうち 523 の市区町村の人口が 1 万人を切り、消滅する可能性が
高い」と、昨年 5 月に創成会議が衝撃的な発表をしました。地方消滅の未来は、地域劇場と芸術文化
消滅の未来にも関わってきます。
耳の痛い話ですが、そのために全国の公立劇場で正論とされている考え方のすべてに、今一度“な
ぜ”と問い、検証していく必要があります。例えば、
「公立劇場は地域に対して何が出来るのか」と
問い、また「指定管理者制度はこのままでいいのか」
、
「経営体制は改革する必要がないのか」等々
と、多くの課題について真摯に議論をしたいと思います。
各地の公立劇場がこれらの難題に対し、個別に取り組み、独自に改革・解決しようとしても限界が
あります。まさしく各館で責任あるポジションで仕事をしている皆さんと、どのような未来にも対応
出来るスタンダードな公立劇場論のヒントを探したいのです。
今年度の「公立ホール・劇場 マネージャーコース」が、継承と革新すべきものとについての意見
交換の場となり、公立劇場を見直す機会にしたいと考えています。
プロフィール
桑谷 哲男(くわや てつお)
日本大学芸術学部演劇学科卒。大学在学中より日生劇場で舞台照明家としてスタートし、自由劇場、
黒色テント等の劇団、田中泯、宇野萬等の舞踏、海外招聘等の公演を始め国内外で照明デザイナーと
して活動。それ以後、活動の場を公立劇場に移す。1982 年「長野県県民文化会館」の舞台技術チーフ、
1992 年「世田谷パブリックシアター」テクニカルマネジャー、2002 年「可児市文化創造センター」
館長、2007 年「座・高円寺」支配人、現在館長。4 つの公立劇場の設立準備と運営に関わる。
全国公立文化施設協会、世界劇場会議等のパネラーやコーディネーター。愛媛県、足立区、いわき
市等の劇場アドバイザーや委員。近年は「上田市交流文化芸術センター」
「長野市芸術会館」
「小田原
市芸術文化創造センター」等の施設計画や建築設計コンペ審査委員、また長野県県民文化会館アドバ
イザー、小金井市民交流センター運営委員、津市久居ホール整備有識者委員等を務める。洗足学園音
楽大学特別講師、早稲田大学非常勤講師、現在は日大芸術学部非常勤講師。新しい公立文化施設のあ
り方について積極的な提言を行う。特定非営利活動法人劇場創造ネットワーク理事