平成27年知多北部広域連合議会第1回定例会会議録目次

平成27年知多北部広域連合議会第1回定例会会議録目次
2月24日
会議録署名議員の指名
会期について
………………………………………………………………………………5
…………………………………………………………………………………………5
例月出納検査結果報告(平成26年7月分~平成26年12月分)
平成26年度定期監査結果報告
…………………………………5
………………………………………………………………………5
知多北部広域連合情報公開条例及び知多北部広域連合個人情報保護条例の一部改
正について
……………………………………………………………………………………………5
知多北部広域連合行政手続条例の一部改正について
……………………………………………6
知多北部広域連合介護保険条例の一部改正について
……………………………………………8
知多北部広域連合指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する
基準等を定める条例の一部改正について
…………………………………………………………14
知多北部広域連合指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防
支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例
の制定について
………………………………………………………………………………………15
知多北部広域連合地域包括支援センターの設置者が包括的支援事業を実施するた
めに必要な基準を定める条例の制定について
……………………………………………………17
平成26年度知多北部広域連合一般会計補正予算(第2号)
……………………………………18
平成26年度知多北部広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
平成27年度知多北部広域連合一般会計予算
……………………19
………………………………………………………21
平成27年度知多北部広域連合介護保険事業特別会計予算
………………………………………28
知多北部広域連合議会会議録(第54号)
1
招集年月日
平成27年2月24日(火)
2
招集の場所
東海市しあわせ村
3
4
6
健康ふれあい交流館1階多目的ホール(議場)
応招議員(16人)
1番
早
川
直
久
2番
藏
3番
井
上
純
一
4番
坂
5番
鈴
木
隆
6番
千
賀
重
安
7番
早
川
光
8番
柴
﨑
智
子
9番
大
村
聡
10番
冨
田
一太郎
11番
江
端
菊
和
12番
夏
目
豊
13番
森
本
康
夫
14番
澤
15番
水
野
照
三
16番
大
高
不応招議員
な
5
午前9時30分
し
開閉の日時
開
会
平成27年
2月24日
午前
閉
会
平成27年
2月24日
午前11時17分
出席議員
応招議員と同じである。
-1-
9時30分
滿
秀
規
ゆかり
橋
潤
一
髙
秋
7
欠席議員
な
8
し
職務のため議場に出席した議会事務局職員
事 務 局 長
9
久
野
裕
和
書
記
千
田
直
子
説明のため議場に出席した者
広域連合長
鈴
木
淳
雄
副広域連合長
久
野
孝
保
副広域連合長
宮
島
壽
男
副広域連合長
神
谷
明
彦
選任副広域
連
合
長
近
藤
福
一
会計管理者
奥
屋
博
康
事 務 局 長
山
内
政
信
総 務 課 長
伴
則
幸
事 業 課 長
水
野
和
雄
事業課長補佐
永
智
仁
事業課長補佐
兼認定係長
花
井
東
海
市
健康福祉監
神
野
規
男
東
海
市
健康いきがい対策監
兼高齢者支援課長
坂
大
府
市
福祉子ども部長
今
村
昌
彦
大
府
市
高齢者支援室長
近
知
多
市
健康福祉部長
永
井
誠
知
多
市
福 祉 課 長
竹之越
康
正
東
浦
町
健康福祉部長
成
田
二
東
浦
町
福 祉 課 長
長
正
人
井
治
〈関係市町〉
昭
-2-
祐
藤
坂
治
豊
10
議事日程
日程 議案番号
11
件
1
会議録署名議員の指名
2
会期について
名
3
報告
1
例月出納検査結果報告(平成26年7月分~平成26年12月
分)
4
〃
2
平成26年度定期監査結果報告
5
議案
1
知多北部広域連合情報公開条例及び知多北部広域連合個人情報
保護条例の一部改正について
6
〃
2
知多北部広域連合行政手続条例の一部改正について
7
〃
3
知多北部広域連合介護保険条例の一部改正について
8
〃
4
9
〃
5
10
〃
6
11
〃
7
平成26年度知多北部広域連合一般会計補正予算(第2号)
12
〃
8
平成26年度知多北部広域連合介護保険事業特別会計補正予算
(第2号)
13
〃
9
平成27年度知多北部広域連合一般会計予算
14
〃10
知多北部広域連合指定地域密着型サービスの事業の人員、設備
及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について
知多北部広域連合指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並
びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援
の方法に関する基準等を定める条例の制定について
知多北部広域連合地域包括支援センターの設置者が包括的支援
事業を実施するために必要な基準を定める条例の制定について
平成27年度知多北部広域連合介護保険事業特別会計予算
会議に付した事件
議事日程に同じである。
-3-
備
考
(2月24日
午前9時30分
開会)
議長(早川直久)
皆さん、おはようございます。
定刻となりました。
ただいまの出席議員は16人で、定足数に達しております。
ただいまから平成27年知多北部広域連合議会第1回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
本日の日程につきましては、お手元にお配りいたしました日程表のとおり進めたいと思い
ますので、よろしくお願いいたします。
議案説明のため、地方自治法第121条の規定により、広域連合長以下関係職員の出席を求
めましたので、御報告申し上げます。
──────────────────────
議長(早川直久)
会議に先立ち、広域連合長から挨拶をいただきます。
広域連合長(鈴木淳雄)
皆さん、おはようございます。議長のお許しを得まして、知多北部広域連合議会の開会に
当たり、一言御挨拶させていただきます。
本日は、広域連合議会の平成27年第1回定例会をお願いいたしましたところ、議員各位に
は大変お忙しい中、御出席をいただき、厚くお礼申し上げます。
介護保険が始まってから、早いもので、既に15年がたとうとしております。第5期事業計
画も最終局面を迎えているところでございます。これまでに、当連合圏域内の介護サービス
施設も充実しつつあり、制度の認知とともに、利用される方も年々増加をしております。こ
うした中で、おおむね円滑に介護保険制度の運営をすることができておりますことは、議員
各位の格別の支援と、住民の皆様の御理解の賜物と、この場をお借りいたしまして、厚くお
礼申し上げます。
さて、来年度からは、2025年を見据え、地域住民と一体となった地域包括ケアシステムを
構築するため、在宅医療と介護の連携、認知症対策等、新たな「第6期介護保険事業計画」
に沿っての事業運営を行うこととなります。今回の定例会におきましては、その第6期事業
計画に沿った介護保険事業が円滑に行えるよう、条例の一部改正、平成27年度予算等、重要
な議案を提出させていただいております。議案の内容につきましては、後ほど御説明いたし
ますが、何とぞよろしく御審議いただきまして、御議決賜りますようお願い申し上げ、開会
の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
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-4-
議長(早川直久)
ありがとうございました。これより会議に入ります。
日程第1、「会議録署名議員の指名」を行います。
会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、2番藏滿秀規議員、3番井上純一議員
を指名いたします。
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議長(早川直久)
日程第2、「会期について」を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の会期は、本日1日間といたしたいと思います。これに御異
議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、会期は1日間と決定しました。
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議長(早川直久)
日程第3、報告第1号「例月出納検査結果報告(平成26年7月分~平成26年12月分)」及
び日程第4、報告第2号「平成26年度定期監査結果報告」を一括議題といたします。
本2件は、監査委員より当職あてにそれぞれ報告書が提出されておりますので、その写し
の配布をもって報告とさせていただきます。
以上で、日程第3、報告第1号「例月出納検査結果報告(平成26年7月分~平成26年12月
分)」及び日程第4、報告第2号「平成26年度定期監査結果報告」を終わります。
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議長(早川直久)
日程第5、議案第1号「知多北部広域連合情報公開条例及び知多北部広域連合個人情報保
護条例の一部改正について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
事務局長(山内政信)
ただいま上程になりました議案第1号「知多北部広域連合情報公開条例及び知多北部広域
連合個人情報保護条例の一部改正について」御説明いたします。
提案理由でございますが、独立行政法人通則法の一部改正に伴い、引用条項及び特定独立
行政法人の名称を変更するため、改正するものでございます。
-5-
1枚はねていただきまして、条例案でございますが、第1条は知多北部広域連合情報公開
条例の一部改正で、同条例第7条第2号ウ中の引用条項と名称を改め、第2条は知多北部広
域連合個人情報保護条例の一部改正で、同条例第17条第2号ウ中の引用条項と名称を改める
ものでございます。
附則は施行期日で、この条例は、平成27年4月1日から施行するものでございます。よろ
しく御審議くださるようお願いいたします。
以上でございます。
議長(早川直久)
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですから、これをもって討論を終結いたします。
これより採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第1号「知多北部広域連合情報公開条例及び知多北
部広域連合個人情報保護条例の一部改正について」は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
議長(早川直久)
続きまして、日程第6、議案第2号「知多北部広域連合行政手続条例の一部改正につい
て」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
事務局長(山内政信)
ただいま上程となりました議案第2号「知多北部広域連合行政手続条例の一部改正につい
て」御説明いたします。
提案理由でございますが、行政手続法の一部改正に準じて、知多北部広域連合の機関が行
う行政指導及び処分の手続に関する規定を追加するため、改正するものでございます。
参考資料の新旧対照表を御覧ください。
目次中第4章の次に、第4章の2、処分等の求めを追加し、第3条は、引用章を変更する
ものでございます。
第33条は、行政指導をする際の許認可等をする権限等の根拠等を明示する規定を追加し、
及び項を1項ずつ繰り下げるものでございます。
-6-
1枚はねていただきまして、第34条の次に第34条の2として、行政指導の中止等の求めに
関する規定を追加し、続いて、章の追加と第35条の2として、処分等の求めに関する規定を
追加するものでございます。
第36条は、見出しを削るものでございます。
附則は施行期日で、この条例は、平成27年4月1日から施行するものでございます。よろ
しく御審議くださるようお願いいたします。
以上でございます。
議長(早川直久)
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
12番(夏目
豊)
それでは、2点お願いいたします。
1点目、今回の改正は行政指導に関するものですが、広域連合が行っている行政指導は具
体的にどのようなものがあるのかお伺いします。
2点目、第35条の2第1項に、「何人も、行政庁又は広域連合の機関に対し、処分又は行
政指導を求めることができる」と規定されていますが、行政庁と広域連合の機関との違いは
何かあるのか、2点、お伺いします。よろしくお願いします。
総務課長(伴
則幸)
御質問の1点目、「今回の改正は行政指導に関するものだが、広域連合が行っている行政
指導は具体的にどのようなものがあるのか」についてお答えをいたします。
広域連合が行っている行政指導といたしましては、例えば社会福祉法人等による利用者負
担額軽減制度事業費補助金交付要綱に基づく行政指導等がございます。
御質問の2点目、「第35条の2第1項に、何人も、行政庁又は広域連合の機関に対し、処
分又は行政指導を求めることができると規定されているが、行政庁と広域連合の機関との違
いは何かあるのか」についてお答えをいたします。
行政庁と広域連合の機関の違いにつきましては、行政庁とは行政主体の法律上の意思を決
定し外部に表示する権限を持つ行政機関を示し、広域連合でいえば、広域連合長を指すこと
になります。
また、広域連合の機関といたしましては、本条例の第2条第6号で、「執行機関若しくは
これらに置かれる機関又は、これらの職員であって法令により独立に権限を行使することを
認められたものをいう」と規定し、適用除外といたしまして、第3条で議会の議決によって
なされる処分等が規定されてございます。
具体的な違いといたしましては、処分を行う権限を有する者が行政庁としての連合長、行
政指導を行う場合が広域連合の機関としての連合長となりまして、同じではございますが、
根拠が異なるということでございます。
よく似た言葉に行政官庁というものがございますが、これは、国のために意思決定を行い
-7-
これを外部に表示する行政機関を示すもので、国務大臣等を指し、ここでいう行政庁とは異
なり、地方公共団体の機関は含まないものでございます。
以上でございます。
議長(早川直久)
夏目議員、再質問はありますか。
12番(夏目
豊)
ありません。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、これで討論を終結いたします。
これより採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第2号「知多北部広域連合行政手続条例の一部改正
について」は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
議長(早川直久)
続きまして、日程第7、議案第3号「知多北部広域連合介護保険条例の一部改正につい
て」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
事務局長(山内政信)
ただいま上程となりました議案第3号「知多北部広域連合介護保険条例の一部改正につい
て」御説明いたします。
提案理由でございますが、介護保険法の一部改正に伴い、介護保険料等を変更するため、
改正するものでございます。
参考資料の新旧対照表を御覧ください。
第3条は、引用条項の変更でございます。
第5条は、保険料の改定及び低所得者に対する保険料軽減に関する規定を追加するもので、
-8-
1人当たりの平均保険料の額を6万878円とし、所得段階別の保険料の額を8段階から11段
階に増やすものでございます。また、低所得者の軽減措置を設け、第1段階の保険料の額3
万438円から公費負担を差し引き、本人負担を2万7,400円とするものでございます。
1枚はねていただき、第6条は、字句の整理、第7条は、引用条項を変更するものでござ
います。
第12条の2は、第5条第3項に低所得者の軽減措置を規定したため、保険料独自減免に関
する規定を削除するものでございます。
1枚はねていただき、第14条は、保険料独自減免の廃止に伴う利用者負担の減免に関する
規定を整備するものでございます。
本則附則の第9条として、介護予防・日常生活支援総合事業に関する経過措置に関する規
定を整備し、同総合事業について、平成29年4月1日から行うことと定めたものでございま
す。
附則は、第1条は施行期日で、この条例は平成27年4月1日から施行し、第2条は適用区
分で、改正後の条例の規定は平成27年度分の保険料から適用することを定めたものでござい
ます。
以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。
議長(早川直久)
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
12番(夏目
豊)
それでは、2点、お願いいたします。
1点目、第5条第3項に、所得の少ない第1号保険者について、公費負担割合により保険
料率を軽減する規定を追加していますが、国・県・市町の負担割合はどのようになっている
のか。
2点目、公費負担は、消費税の増税分が財源となっているとのことですが、10%に改正さ
れた場合、どのようになるのか、お伺いします。
以上2点、よろしくお願いします。
事業課長(水野和雄)
御質問の1点目「介護保険条例第5条第3項に、所得の少ない第1号被保険者について、
公費負担割合により保険料率を軽減する規定を追加しているが、国・県・市町の負担割合
は」についてお答えします。
公費負担の割合については、国が4分の2、県が4分の1、広域連合が4分の1をそれぞ
れ負担することとなります。
御質問の2点目、「公費負担は消費税の増税分が財源となっているとのことだが、10%に
改正された場合はどのようになるのか」についてお答えします。
-9-
平成29年度から消費税率が10%へと引き上げが行われますと、低所得者の第1号保険料軽
減強化が完全実施されることとなります。第1段階に該当する被保険者の保険料について、
公費負担により保険料基準額に対する割合を0.5から0.3に、金額にして1万2,100円を公費
負担し、本人負担1万8,300円に、第2段階に該当する被保険者の保険料基準額に対する割
合を0.75から0.5に、金額にして1万5,200円を公費負担し、本人負担、3万400円に、第3
段階に該当する被保険者の保険料基準額に対する割合を0.75から0.7に、金額にして3,000円
を公費負担し、本人負担4万2,600円に、それぞれ軽減することとなります。
議長(早川直久)
夏目議員、再質問はありますでしょうか。
12番(夏目
豊)
ありません。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
3番(井上純一)
1点、お伺いいたします。
ことしの8月から合計所得金額160万円以上の人の利用者負担が現行の1割から2割負担
となるとされているが、今回の保険料の改定には織り込んで算出しているのか。また、本広
域連合内の対象者は何人となり、全利用者に占める比率はどうか、お伺いいたします。
事業課長(水野和雄)
御質問の「8月から合計所得金額160万円以上の人の利用者負担が現行の1割から2割負
担となるとされているが、今回の保険料改定には織り込んで算出しているのか。また、本広
域連合内の対象者は何人となり、全利用者に占める比率はどうか」についてお答えいたしま
す。
利用者負担が2割となることを保険料の改定に織り込んでいるかにつきましては、国から
示された係数に、各サービスの給付見込額を乗じて算出していますので、保険料の改定に織
り込んでございます。
次に、対象者数につきましては、平成26年12月の利用実績から積算しますと、利用者
8,831人のうち、所得160万円以上の者が1,289人で14.6%となっております。このうち、同
一世帯内のほかの第1号被保険者との収入合計額が基準額以下の方は1割負担に戻すことと
されておりますので、対象者は10%前後になると見込んでおります。
以上であります。
議長(早川直久)
-10-
井上議員、再質問はありますか。
3番(井上純一)
ありません。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
4番(坂
ゆかり)
議案第3号「知多北部広域連合介護保険条例の一部改正について」、まず1つ目に、第5
条の保険料率及び保険料の額について、2点お尋ねします。
1点目は、介護保険料の算定はどのようにされたのか。また、県内自治体と比べ、どのく
らいの水準にあるのかということについてお伺いします。
2点目は、公費負担による減免と現行の独自減免制度の対象者、減免額の違いはどのよう
になるのか、また、対象人数はどのようになるかについてお尋ねいたします。
次に、第14条について、利用者負担の減免に保険料を滞納していない場合という項目を新
たに設けた理由は何か、お伺いします。
事業課長(水野和雄)
御質問の1点目の、「第5条関係の1番目、介護保険料の算定はどのようにされたのか。
また、県内自治体と比べ、どのくらいの水準にあるのか」についてお答えします。
第1号被保険者の介護保険料については、第6期知多北部広域連合介護保険事業計画の策
定に伴い、目的の達成のために必要な介護サービス給付費等の積算に基づき、3年間に必要
となる介護保険料として算定しております。
また、平成27年1月末時点の県の調査において、知多北部広域連合は県内51保険者のうち
上から16番目となっておりますが、基準保険料月額は、県平均を下回っております。
御質問の2番目、「公費負担による減免と現行の独自減免制度の対象者、減免額の違いは
どのようになるのか。また、対象人数はどのようになるのか」についてお答えします。
現行の減免制度においては、第1段階から第3段階までの被保険者のうち、所定の条件に
該当した場合、第1段階及び第2段階の被保険者については2分の1を、第3段階及び第3
段階特例の被保険者については3分の1又は3分の2の保険料を減免しております。本年度
は平成27年1月の時点で56人が対象となっております。
平成27年度からの第6期においては、保険料の段階設定が見直され、現行の第1段階と第
2段階を合わせて新たに第1段階とし、同様に現行の第3段階特例が新第2段階に、第3段
階はそのまま新第3段階となり、広域連合の独自減免にかえて、公費負担による保険料軽減
強化を図ることとなります。現行の減免制度では、所定の条件に該当する被保険者のみが対
象でしたが、新第1段階に該当した被保険者は全て公費による負担軽減の対象となります。
所得段階の設定基準や保険料基準額が異なるため単純な比較はできませんが、負担軽減の対
-11-
象者は約8,700人と大幅に増加することとなります。
御質問の2点目、第14条関係、「利用者負担の減免に保険料を滞納していない場合という
項目を新たに設けた理由は何か」についてお答えします。
保険料の滞納があると、給付制限により自己負担額が1割から3割に増えることがありま
す。そのため、負担を減らすために利用料の減免を申請しながら、給付制限により自己負担
額が増えてしまうという状況を理解していただくために、保険料を滞納していないという項
目を新設したものでございます。
なお、現時点において、利用料減免の対象で保険料を滞納している被保険者はいないため、
この改正によって利用料減免の対象から外れる被保険者はおりません。
以上であります。
議長(早川直久)
坂議員、再質問はありますか。
4番(坂
ゆかり)
ありません。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
なければ、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
4番(坂
ゆかり)
議案第3号「知多北部広域連合介護保険条例の一部改正について」、反対の立場で討論い
たします。
第6期事業計画では、保険料の引き上げ率は約2.8%と低く抑えられております。また、
公的負担の導入によって、低所得者の保険料率の軽減がされ、現行の保険料独自減免の対象
者と比べ、8,700人と対象者数は広がっています。
しかし、今回の介護保険条例の一部改正では、保険料の独自減免に関する規定が削除され
ています。このことによって、現行の独自減免制度の対象となっている低所得者の保険料負
担は増えることが考えられます。
また、利用者の立場に立った介護サービスが提供できるような制度にしていくためには、
第14条の利用者負担の減免に保険料を滞納していない場合という項目を規定する必要はない
と考えます。
以上の理由から、本議案に反対いたします。
議長(早川直久)
-12-
ほかにありませんか。
2番(藏滿秀規)
議長のお許しをいただきましたので、議題となっております議案第3号「知多北部広域連
合介護保険条例の一部改正について」、原案に賛成の立場で討論をいたします。
本件は、介護保険法の一部を改正する法律を初めとする関係法令等の施行及び介護保険事
業計画推進委員会により調査・協議を経て策定された第6期介護保険事業計画に基づいて、
介護保険条例の一部を改正するものであります。
御承知のとおり、高齢社会に向かう現在、当広域連合においても、介護保険サービス利用
者は年々増加するとともに、介護保険サービス施設の整備を進められている現状にあります。
増加する介護保険サービスに対応する労働力確保の観点から、介護従事者処遇改善を目的と
した介護報酬の改正も行われ、介護給付費はますます増加の一途をたどることは想像できま
す。
第6期事業計画において、構成市町の人口の推計、施設整備等、様々な要素を考慮しつつ
給付費総額を推計しており、今までの事業計画の実績から見ても、その精度は高いと考えら
れます。
一方、介護サービスに必要な費用は、介護保険制度の中でその負担割合が定められており、
第1号被保険者の負担、いわゆる保険料も、この負担割合によって決定されるものでありま
す。
本件は主に介護保険制度に基づく保険料の改正であり、所得段階の多段階化により、より
細かな被保険者の負担応力に応じた保険料設定となっております。
従って、本件は今後の介護保険事業を事業計画に沿って円滑に運営するために必要で、か
つ適正な改正であると認め、賛成の討論といたします。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですから、これをもって討論を終結いたします。
これより採決いたします。
お諮りします。本案につきましては、起立により採決いたします。本案を原案のとおり決
することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
ありがとうございます。起立多数であります。よって、議案第3号「知多北部広域連合介
護保険条例の一部改正について」は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
議長(早川直久)
-13-
続きまして、日程第8、議案第4号「知多北部広域連合指定地域密着型サービスの事業の
人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
事務局長(山内政信)
ただいま上程となりました議案第4号「知多北部広域連合指定地域密着型サービスの事業
の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」御説明いたします。
提案理由でございますが、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する
基準の一部改正に伴い、サービス名称を変更するとともに、暴力団の排除に関する規定を加
えるため、改正するものでございます。
参考資料の新旧対照表を御覧ください。
第2条は、引用条について、第4条は、名称について、それぞれ変更するものでございま
す。
第5条から第8条までを1条ずつ繰り下げ、第5条として暴力団の排除に関する規定を追
加するものでございます。
附則は、第1項は施行期日で、この条例は平成27年4月1日から施行するもので、第2項
は、知多北部広域連合指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準
等を定める条例の一部改正で、引用条の変更及び暴力団の排除に関する規定を追加等するも
のでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。
議長(早川直久)
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
12番(夏目
豊)
1点お願いいたします。
暴力団の排除に関する規定を今回、加えていますが、市町では暴力団排除条例を規定して
いますが、広域連合では、このように暴力団排除条例を制定する必要はないのか、お伺いを
いたします。
総務課長(伴
則幸)
御質問の「暴力団の排除に関する規定を加えているが、市町では暴力団排除条例を規定し
ている。広域連合では、暴力団排除条例を制定する必要はないのか」についてお答えをいた
します。
暴力団排除条例が制定された背景を調べましたところ、愛知県内では、県警からの要請に
基づき、平成23年12月に大多数の普通地方公共団体において条例制定がなされ、当広域連合
の構成市町においても、平成23年12月議会において制定されております。その際、特別地方
-14-
公共団体である広域連合にはその要請がなかったとのことでございます。
暴力団排除条例の内容につきましては、目的、暴力団の定義、基本理念、自治体の責務、
住民等の責務、自治体の事務及び事業における措置等を規定してございます。これらは、広
く様々な事業を展開する普通地方公共団体においては、その基本的なものを示し、住民や事
業者に対しても、暴力団の排除に自主的に取り組むよう規定しているものでございます。
今回、過去のいきさつも踏まえ、再度制定の必要について議論いたしましたが、当広域連
合では、一般に貸し出すための施設等を所有しておりませんし、ホテルや集会施設等の施設
を有する住民等もございません。また、構成市町がそれぞれ暴力団排除条例を制定しており
ますし、当広域連合は、介護保険の一事務のみを実施していることを考慮し、今回一部改正
や制定する条例内において、今後万一暴力団の介入がなされた場合においても、それを排除
するため、この条文を規定し、明文化したものでございます。
以上でございます。
議長(早川直久)
夏目議員、再質問はありますか。
12番(夏目
豊)
ありません。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
なければ、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、これをもって討論を終結いたします。
これより採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第4号「知多北部広域連合指定地域密着型サービス
の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について」は原案のと
おり可決されました。
──────────────────────
議長(早川直久)
続きまして、日程第9、議案第5号「知多北部広域連合指定介護予防支援等の事業の人員
及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基
-15-
準等を定める条例の制定について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
事務局長(山内政信)
ただいま上程となりました議案第5号「知多北部広域連合指定介護予防支援等の事業の人
員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する
基準等を定める条例の制定について」御説明いたします。
提案理由でございますが、介護保険法の一部改正に伴い、指定介護予防支援等の事業の人
員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する
基準等を定めるため、制定するものでございます。
1枚はねていただきまして、条例案を御覧ください。
第1条は、この条例の趣旨を定め、第2条は、指定介護予防支援等の事業の人員及び運営
に関する基準を定めるものでございます。
第3条は、事業に要した費用の請求及び受領に係る記録の整備等を定め、第4条は、申請
者の資格は法人である者と定めるものでございます。
第5条は、暴力団の排除として、暴力団を利することとならないように定め、第6条は、
委任規定でございます。
附則は、第1項は施行期日で、この条例は平成27年4月1日から施行し、第2項は経過措
置で、この条例の施行の際、既に完結しているものに係る記録については適用しないことと
定めたものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。
議長(早川直久)
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
4番(坂
ゆかり)
1点お願いします。
第2条第2項で、省令第28条第2項中「2年間」とあるのを「5年間」と読み替えるもの
とした理由は何か、お伺いします。
事業課長(水野和雄)
御質問の「第2条第2項で、省令第28条第2項中『2年間』とあるのを『5年間』と読み
替えるものとした理由は何か」についてお答えします。
愛知県の条例と同様に、記録の整備について、記録等の保存年限を延長することにより、
計画の見直し等に過去の記録を活用し、利用者へのサービスの向上を図ることと等を趣旨と
するものでございます。
議長(早川直久)
-16-
坂議員、再質問はありませんか。
4番(坂
ゆかり)
ありません。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
なければ、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですから、これをもって討論を終結いたします。
これより採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第5号「知多北部広域連合指定介護予防支援等の事
業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に
関する基準等を定める条例の制定について」は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
議長(早川直久)
続きまして、日程第10、議案第6号「知多北部広域連合地域包括支援センターの設置者が
包括的支援事業を実施するために必要な基準を定める条例の制定について」を議題といたし
ます。
提出者から提案理由の説明を求めます。
事務局長(山内政信)
ただいま上程となりました議案第6号「知多北部広域連合地域包括支援センターの設置者
が包括的支援事業を実施するために必要な基準を定める条例の制定について」御説明いたし
ます。
提案理由でございますが、介護保険法の一部改正に伴い、地域包括支援センターの設置者
が包括的支援事業を実施するために必要な基準を定めるため、制定するものでございます。
1枚はねていただき、条例案を御覧ください。
第1条は、この条例の趣旨を、第2条は、包括的支援事業を実施するために必要な基準を
定めるものでございます。
第3条は、暴力団の排除として、暴力団を利することとならないように定め、第4条は、
委任規定でございます。
-17-
附則は施行期日で、この条例は、平成27年4月1日から施行するものでございます。よろ
しく御審議くださるようお願いいたします。
以上でございます。
議長(早川直久)
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですから、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですから、これをもって討論を終結いたします。
これより採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第6号「知多北部広域連合地域包括支援センターの
設置者が包括的支援事業を実施するために必要な基準を定める条例の制定について」は原案
のとおり可決されました。
──────────────────────
議長(早川直久)
続きまして、日程第11、議案第7号「平成26年度知多北部広域連合一般会計補正予算(第
2号)」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
事務局長(山内政信)
ただいま上程となりました議案第7号「平成26年度知多北部広域連合一般会計補正予算
(第2号)」について御説明いたします。
今回の補正予算は、財政調整基金を取り崩し、特別会計に繰り出すもので、第1条歳入歳
出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,639万9,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ29億
2,545万6,000円とするものでございます。
8ページ、9ページをお願いいたします。
まず、歳入につきまして、4款繰入金、1項1目財政調整基金繰入金は、財政調整基金を
取り崩し、一般会計へ繰り入れるもので、2,639万9,000円を増額するものでございます。
10ページ、11ページをお願いいたしします。
歳出につきまして、2款総務費、1項1目一般管理費は2,639万9,000円を増額し、介護保
険事業特別会計へ繰り出すものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。
-18-
議長(早川直久)
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですから、これをもって討論を終結いたします。
これより採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第7号「平成26年度知多北部広域連合一般会計補正
予算(第2号)」は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
議長(早川直久)
続きまして、日程第12、議案第8号「平成26年度知多北部広域連合介護保険事業特別会計
補正予算(第2号)」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
事務局長(山内政信)
ただいま上程となりました議案第8号「平成26年度知多北部広域連合介護保険事業特別会
計補正予算(第2号)」について、御説明いたします。
今回の補正予算は、介護報酬の改定等、介護保険制度改正に対応するシステム改修を行う
ため、補正するものでございます。
まず、第1条は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,640万円を追加し、総額を歳
入歳出それぞれ188億1,032万2,000円とするものでございます。
8ページ、9ページをお願いいたします。
まず、歳入につきまして、2款国庫支出金、2項4目事業費補助金1,000円は、介護報酬
改定等に伴うシステム改修事業費補助金の頭出しとして計上してございます。
6款繰入金、1項4目事務費繰入金2,639万9,000円は、一般会計から繰り入れるものでご
ざいます。
10ページ、11ページをお願いいたします。
歳出につきまして、1款総務費、1項1目一般管理費2,640万円の増額は、介護保険制度
改正に対応するため、システム改修委託料でございます。
以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。
-19-
議長(早川直久)
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
4番(坂
ゆかり)
8ページの歳入、2款2項4目の事業費補助金ですが、介護報酬改定等に伴うシステム改
修事業費補助金1,000円が計上されているが、理由は何か、お尋ねします。
事業課長(水野和雄)
御質問の「歳入、8ページ、2款2項4目事業費補助金、介護報酬改定等に伴うシステム
改修事業費補助金1,000円が計上されているが、理由は何か」についてお答えします。
システム改修事業費補助金は2月末に交付申請を行い、3月中に交付決定される見込みで
す。現時点におきまして、補助金額が確定していないため、補助金を受け入れするための枠
として1,000円を計上したものでございます。
以上でございます。
議長(早川直久)
坂議員、再質問はありませんか。
4番(坂
ゆかり)
ありません。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
なければ、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
4番(坂
ゆかり)
議案第8号「平成26年度知多北部広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」に
ついて、反対の立場で討論いたします。
厚生労働省は、平成27年度介護報酬改定案を社会保障審議会介護給付費分科会で決定しま
した。この改定は、介護報酬全体の引き下げ幅は2.27%で、介護職員の処遇改善加算の上乗
せを除けばマイナス4.48%となり、中でも特別養護老人ホームの基本報酬は、約6%の大幅
な引き下げが行われます。介護報酬の引き下げは、介護の様々な分野で深刻な矛盾や困難を
引き起こすと厳しい批判の声が上がっています。
以上の問題点が指摘される改定を実施すべきではないと考え、この予算案には介護報酬改
定のためのシステム改修委託料が盛り込まれており、反対です。
以上、反対討論を終わります。
-20-
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
2番(藏滿秀規)
議長のお許しをいただきましたので、議題となっております議案第8号「平成26年度知多
北部広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」について、原案賛成の立場で討論
をいたします。
本件は、介護報酬の改定等、介護保険制度改正に対応するようにシステム改修を行うため
に補正するものでございます。
介護保険を円滑に行うには、電算システムの導入は不可欠なものとなっております。本件
は、介護保険制度の改正に伴い、全国の介護保険者が国の補助を受け、改修を行うもので、
導入しなければ介護保険事業をとり行えなくなると言っても過言ではございません。
従いまして、本件は今後の介護保険事業を円滑に運営するために必要で、かつ適正な改修
であると認め、賛成の討論といたします。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですから、これをもって討論を終結いたします。
これより採決いたします。
本案につきましては、起立により採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成
の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
ありがとうございました。起立多数でございます。よって、議案第8号「平成26年度知多
北部広域連合介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
議長(早川直久)
続きまして、日程第13、議案第9号「平成27年度知多北部広域連合一般会計予算」を議題
といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
事務局長(山内政信)
ただいま上程となりました議案第9号「平成27年度知多北部広域連合一般会計予算」につ
いて御説明いたします。
一般会計予算書の1ページを御覧ください。
-21-
第1条は歳入歳出予算で、総額を歳入歳出それぞれ30億4,044万円とするものです。前年
度当初予算に対して2億7,300万円、率にして9.9%の増でございます。
第2条は債務負担行為で、地方自治法の規定により、債務負担行為することができる事項
等について、4ページの第2表のとおり定めるものでございます。
第3条は一時借入金で、地方自治法の規定による一時借入金の最高額を10億円と定めるも
ので、前年度と同額でございます。
それでは、10ページ、11ページを御覧ください。
歳入につきまして、1款分担金及び負担金、1項負担金29億6,546万1,000円は、前年度比
2億5,177万円の増でございます。
なお、負担金の内訳については、右の説明欄のとおりでございます。
2款国庫支出金、1項国庫負担金1,353万円は新規項目で、低所得者保険料軽減措置に対
する4分の2の国の負担分でございます。
3款県支出金、1項県負担金676万5,000円につきましても新規項目で、同じく低所得者保
険料軽減措置に対する4分の1の県の負担分でございます。
その下、2項県補助金205万7,000円は、低所得者利用者負担対策費補助金で前年度比62万
1,000円の増でございます。
その下、3項県委託金は、生活保護法に基づく審査判定委託料で、前年度と同額でござい
ます。
4款財産収入、1項財産運用収入36万9,000円は、財政調整基金の預金利子でございます。
12ページ、13ページを御覧ください。
5款繰入金、1項基金繰入金5,000万円は、財政調整基金から繰り入れるものでございま
す。
6款1項繰越金200万円は、前年度と同額で予備費相当額でございます。
7款諸収入、1項預金利子2万円は、歳計現金等の預金利子、その下2項雑入23万3,000
円は、雇用保険被保険者負担金等でございます。
次に、歳出について御説明いたします。
14ページ、15ページを御覧ください。
1款議会費、1項議会費161万5,000円は、前年度比69万6,000円の増で、27年度は隔年実
施の行政視察を実施するため、増額するものでございます。
2款総務費、1項1目一般管理費30億3,320万4,000円は、前年度比2億7,114万1,000円の
増でございます。
増額の主な要因といたしましては、16、17ページを御覧ください。
15節工事請負費332万1,000円は、マイナンバー制導入に伴い、新たにマシン室の改修工事
を行うものでございます。
18、19ページを御覧ください。
28節繰出金27億5,471万4,000円は、主に特別会計繰出金の介護給付費分で、給付対象者の
増加等により前年度比2億5,859万1,000円増加しております。
また、一般管理費のうち介護給付費分の繰出金を除いた経常経費、職員の人件費について
-22-
は、職員数に増減はなく22人で、人事異動等により279万5,000円の増を見込みました。
続いて、2項選挙費は、選挙管理委員4人分の報酬、3項監査委員費は、監査委員2人分
の報酬が主なものでございます。
3款事業費、1項介護保険円滑実施特別対策事業費274万6,000円は、前年度比82万8,000
円の増で、主に社会福祉法人利用者負担軽減補助金で、実績を考慮したものでございます。
20ページ、21ページを御覧ください。
4款公債費20万円及び5款予備費200万円は、前年度と同額でございます。
以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。
議長(早川直久)
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
12番(夏目
豊)
それでは、質問させていただきます。
1番目は、10ページ、歳入の4款1項1目1節利子及び配当金です。6万1,000円から36
万9,000円と増加していますが、その理由についてお伺いします。
2番目、14ページの歳出、2款1項1目3節職員手当等で、1つ目として、時間外勤務手
当について、今年度に比べ353万9,000円増加している理由についてお伺いをします。
2つ目、昨年、総務課と事業課の時間外の差の大きさについて質問させていただいた際に、
課の枠を超えた応援協力体制の充実を図ると答弁がされていますが、今年度の実績はどうだ
ったのか、お伺いをします。
以上、よろしくお願いします。
総務課長(伴
則幸)
御質問の1点目、「歳入の10ページ、4款1項1目利子及び配当金で6万1,000円から36
万9,000円と増加しているがなぜか」についてお答えをいたします。
増額の理由といたしましては、財政調整基金において1億円を新たに1年間の定期預金と
したため、預金利子分を見込んだものでございます。
御質問の2点目の1番目、「歳出14ページ、2款1項1目3節時間外勤務手当について、
今年度に比べ353万9,000円増加しているが、理由は」についてお答えをいたします。
時間外勤務手当が増えた要因といたしましては、介護保険システムの更新に伴うテスト及
び並行稼働における確認作業、また、法改正に伴う新総合事業の導入に向けての事業者との
基準調整やメニュー作成等の特殊要因を考慮したことによるものでございます。
御質問の2番目、「昨年、総務課と事業課の時間外の差の大きさについて質問した際、課
の枠を超えた応援協力体制の充実を図ると答弁がありましたが、今年度の実績はどうだった
のか」についてお答えをいたします。
課の枠を超えた応援体制の今年度の実績につきましては、滞納整理強化月間においては、
総務課と事業課で協力をしてその事務に当たっておりますし、夜間に開催する講座等では、
-23-
駐車場係や受付等、協力してございます。
また、今年度5回開催されました介護保険事業計画推進委員会に関しましては、その会議
録の作成に当たり、総務課の職員がマニュアルを作成して、事務の効率化を図るとともに、
音声データから文字を起こす作業を分担して行う等、協力体制を図っており、27年度も同様
に実施してまいります。
以上です。
議長(早川直久)
夏目議員、再質問ありますか。
12番(夏目
豊)
ありません。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
4番(坂
ゆかり)
1つ目に、16ページ、歳出、2款1項1目15節の工事請負費、広域連合マシン室改修工事
について、目的はマイナンバー制度の導入ということでしたけれども、内容について具体的
にお伺いします。
2つ目は、24ページの給料及び職員手当の増減額の明細について、1点、平成27年度の給
与改定の内容はどのようか。また、影響額はどれだけか。引き下げ額の平均と最高の引き下
げ額はどのようか、お伺いします。
2点目については、夏目議員の質問に対する答弁がございましたので、割愛させていただ
きます。
総務課長(伴
則幸)
御質問の1点目、「16ページ、歳出、2款1項1目15節工事請負費、広域連合マシン室改
修工事について、内容と目的について」お答えをいたします。
マシン室の改修工事につきましては、社会保障、税番号制度、いわゆるマイナンバー制に
対応するためにLGWANを導入するため、電算室の電源の強化及びセキュリティー強化の
必要が発生したことによるものでございます。
具体的には、現在よりも電力量を50アンペアほど増量し、また、現在、普通の鍵による入
口のドアでございますが、これをカードキーに変更するものでございます。
続きまして、御質問の2点目、「24ページ、給料及び職員手当の増減額の明細の平成27年
度の給与改定の内容はどのようか。また、影響額はどれだけか。引き下げ額の平均と最高の
引き下げ額はどのようか」についてお答えをいたします。
広域連合職員の給与に関する条例では、東海市の職員の例によると規定されておりますの
-24-
で、平成27年度給与についても、東海市の例により改定することになります。
予算積算に当たりましては、給与表の給与月額を平均で2%引き下げるものでございます
が、年齢の若い職員では、上がる者もございます。また、定期昇給後の給与月額が現在の給
与月額よりも下回る場合については、3年間現在の給与を保証するため、実際給与が下がる
職員はございません。
以上でございます。
議長(早川直久)
坂議員、再質問はありますか。
4番(坂
ゆかり)
給与月額が下がる職員もあるというお答えだったんですけれども、1つ例として、どのぐ
らいの引き下げられる方があるかというのは、お伺いします。
総務課長(伴
則幸)
予算作成におきましては、改正予定の東海市の職員の給与条例のところから給与表をいた
だきまして、そこと当広域連合の職員の給与表を見比べて、下がっている者については、そ
の分、並行で移動させておりますし、上がる者については、その分上がるということで計算
をして、予算を積算させていただいておりまして、下がる職員についての計算はしてござい
ません。
下がる職員はないということで、その分の差額は計算してございません。
以上です。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
6番(千賀重安)
1点、質問させていただきます。
14ページの歳出、2款1項1目2節の給料についてですが、法改正によって全国一律基準
による予防給付が地域支援事業に移行する等、大きな改革がされております。これに対応し
て、人員増加等の検討はされたか、お答え願います。
総務課長(伴
則幸)
御質問の「歳出の14ページ、2款1項1目2節給料、法改正により、全国一律基準による
予防給付が地域支援事業に移行する等、広域連合の事務量が増大すると思われるが、人員増
加等の検討はされたか」についてお答えをいたします。
法改正及び制度改正に伴う事務の増加につきましては、年度当初より、派遣職員でないと
対応できない事務なのか、あるいは嘱託職員、臨時職員で対応可能なものか等、事務の中身
-25-
について、性質と量に分けて洗い出しを行ってございます。その中で、特に質、量ともに負
担が大きいものといたしまして、小規模通所介護事業所の指定及び居宅介護支援事業所の指
定に関する事務が、保険者であります広域連合に移譲されてまいります。これらの事務に対
応するためには、職員増が必要であると判断をいたしまして、構成市町の人事担当部局と調
整をしてございます。
以上でございます。
議長(早川直久)
千賀議員、再質問はありますか。
6番(千賀重安)
この件に関しましては、私は昨年の一般質問でも意見を申し上げたんですが、今の答弁で
増加することは一応認めておるというふうに解釈いたします。
予算書では22人で増加しておりませんが、今の話で、実はこの27年度から実際そういった
事務作業、これが増加することは明らかなんです。これに対応する考え方として、先ほど夏
目議員にお答えされたように、残業量、約3割ぐらい、たしかアップしております。このよ
うに認識して、これで対応して、来年度からは増やしていくと、そういうような考えになっ
ておるかどうか、確認させていただきます。
総務課長(伴
則幸)
具体的な職員増につきまして、27年度給与のところについて、金額は、同じ22人でござい
ます。派遣職員の人員増につきましては、当然構成市町から派遣をしていただくことになり
ますので、いきなり広域連合にお一人あるいはお二人というわけにはいきません。そこにつ
きまして、28年度以降について派遣、増員ができないかということを人事当局と調整させて
いただいておるということでございます。
以上です。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
なければ、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
4番(坂
ゆかり)
議案第9号「平成27年度知多北部広域連合一般会計予算」について、反対の立場で討論し
ます。
反対理由の1つは、この予算案には工事請負費として広域連合マシン室改修工事が計上さ
れていることです。これは、社会保障・税番号制度に関係するシステム整備のための経費で
-26-
すが、社会保障・税番号制度、いわゆるマイナンバー制度の問題点としては、個人のプライ
バシー情報が容易に照合、集積され、プライバシーの侵害が常態化すること、徴収強化や給
付抑制の手段とされかねないこと、また、システム構築に莫大な費用がかかり、具体的なメ
リットや費用対効果が示されていないことが指摘されています。
2つ目の理由は、給与改定についてです。
人事院は、給与制度の総合見直しの名のもとで、世代間の給与配分を見直すとして、月例
給与を平均2%引き下げる中、50歳代後半層では最大4%引き下げ、高年齢者職員の賃金抑
制を実施すること、また、地域手当で支給割合を3%から最高20%に見直しを勧告しました。
人事院は、総合見直しでも給与水準、給与総額は変わらないと説明していますが、日本共
産党国会議員の質疑の中で、給与配分の見直しで格差が拡大するだけでなく、給与総額が
200億円減少することになることが明らかになっています。人事院の労働基本権制約の代償
機関としての役割をみずから投げ捨てるものであり、こうした勧告を実施すべきではありま
せん。
議案質疑の中で、職員の影響額は平均2%引き下げとありました。3年間、定期昇給の中
で引き下げにならないよう調整するということですが、今、民間の賃金引き上げの傾向に逆
行するものであり、消費購買力の低下、地域経済の立て直しにマイナスの影響を及ぼします。
以上、申し述べ、反対討論とします。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
2番(藏滿秀規)
議長のお許しをいただきましたので、議題となっております議案第9号「平成27年度知多
北部広域連合一般会計予算」について、原案賛成の立場で討論をいたします。
本予算は、広域連合の組織運営と介護保険事業運営に必要な予算を計上しているものであ
ります。昨年度と比較しまして、総額でかなりの増額となっておりますが、それは介護サー
ビスの充実、利用者の増大等の理由による介護給付費の伸びに対する市町の法定負担分に相
当する、歳入では市町負担金、歳出では特別会計繰出金に起因するもので、事務費等の経費
は、前年度予算と比較しても削減に努められており、適切な編成方針による積算のもとで計
上されたものと判断をいたします。
関係市町においても財政的に非常に厳しい状況が続いているところであり、執行部におか
れましては、予算執行に当たり、常にコスト意識を持って取り組んでいただきたいとの要望
を添え、原案賛成の立場の討論とさせていただきます。
以上です。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
-27-
ないようですから、これをもって討論を終結いたします。
これより採決いたします。
本案につきましては、起立により採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成
の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
ありがとうございます。起立多数であります。よって、議案第9号「平成27年度知多北部
広域連合一般会計予算」は原案のとおり可決されました。
ここでお諮りいたします。この際、暫時休憩をいたしたいと思います。これに御異議あり
ませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、暫時休憩いたします。
再開は10時50分といたします。
──────────────────────
(午前10時40分
休憩)
(午前10時50分
再開)
──────────────────────
議長(早川直久)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
──────────────────────
議長(早川直久)
続きまして、日程第14、議案第10号「平成27年度知多北部広域連合介護保険事業特別会計
予算」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
事務局長(山内政信)
ただいま上程となりました議案第10号「平成27年度知多北部広域連合介護保険事業特別会
計予算」について御説明申し上げます。
特別会計予算書の1ページをお願いいたします。
第1条は歳入歳出予算で、総額をそれぞれ192億6,886万円とするものでございます。前年
度当初予算に対して10億8,417万円、率にして6.0%の増でございます。
第2条は債務負担行為で、地方自治法の規定により、債務負担行為することができる事項
等について、4ページの第2表のとおり定めるものでございます。
第3条は歳出予算の流用で、地方自治法の規定により、流用することできる場合を定める
ものでございます。
-28-
それでは、10ページ、11ページを御覧ください。
歳入につきまして、1款保険料、1項介護保険料は50億894万4,000円、前年度比3億
8,395万2,000円の増でございます。第1号被保険者の総数を7万5,706人と見込んでおりま
す。
2款国庫支出金、1項国庫負担金は33億2,942万8,000円、前年度比1億7,537万2,000円の
増でございます。
その下、国庫補助金は2億984万4,000円、前年度比6,507万1,000円の増でございます。
なお、調整交付金は、全国で調整され交付されるもので、当広域連合の場合は、保険給付
費の0.3%を計上したものでございます。また、地域支援事業交付金のうち、介護予防事業
分と包括的支援事業・任意事業分についても計上しております。
3款支払基金交付金、1項支払基金交付金は、12、13ページを御覧ください。52億689万
5,000円で、前年度比8,065万3,000円の増でございます。
4款県支出金、1項県負担金は26億7,535万円で、前年度比1億1,923万2,000円の増でご
ざいます。
その下、2項県補助金は7,720万7,000円で、前年度比1,184万8,000円の増でございます。
5款財産収入、1項財産運用収入は253万3,000円で、介護給付費準備基金利子でございま
す。
6款繰入金、1項一般会計繰入金は14ページ、15ページを御覧ください。27億5,471万
4,000円で、一般会計からの繰入金でございます。
その下、2項基金繰入金は介護給付費準備基金の繰入金、7款繰越金200万円は前年度と
同額で予備費相当額でございます。
8款諸収入、1項延滞金、加算金及び過料は第1号被保険者延滞金等、2項預金利子は歳
計現金の預金利子、16、17ページを御覧ください。3項雑入、第三者納付金等でございます。
続きまして、歳出につきまして、18、19ページをお願いいたします。
1款総務費、1項総務管理費は1億8,085万6,000円で、前年度比1億346万7,000円の増で
ございます。主な理由といたしましては、13節委託料のうち、平成28年度導入予定の介護保
険システム更新のための開発委託料等1億1,564万1,000円の増によるものでございます。
2項徴収費は468万4,000円で、前年度比236万6,000円の増でございます。主な理由としま
しては、保険料改定に伴い、仮徴収額変更通知書約5万9,000件分の封入封かん委託料の増
によるものでございます。
20ページ、21ページをお願いいたします。
3項介護認定審査会費は1億5,358万6,000円で、前年度比145万7,000円の増、その下、4
項趣旨普及費は268万5,000円で、前年度比40万6,000円の増でございます。
5項事業計画推進委員会費56万6,000円、前年比105万5,000円の減で、これは委員会の開
催回数が6回から3回に減ることによるものでございます。
22ページ、23ページをお願いいたします。
2款保険給付費、1項介護サービス等諸費は、要介護と認定された被保険者への保険給付
費で166億6,928万4,000円、前年度比7億6,694万3,000円の増、2項介護予防サービス等諸
-29-
費は、要支援と認定された被保険者への保険給付費で8億2,169万7,000円、前年度比7,997
万6,000円の増、3項その他諸費は、国民健康保険団体連合会に対する審査支払手数料で
1,002万6,000円、前年度比400万4,000円の減で、審査支払手数料の1件当たりの単価が下が
ったことによるものでございます。
続いて、24、25ページをお願いいたします。
4項高額介護サービス等費は、3億128万2,000円、前年度比5,025万3,000円の増で、制度
改正により、一定以上所得者の利用者負担見直しに伴う増額分でございます。
5項高額医療合算介護サービス等費は、5,144万8,000円、前年度比649万1,000円の増、6
項特別給付費は、広域連合独自の利用者負担減免制度に係る給付費で262万3,000円、前年度
比10万3,000の減、7項特定入所者介護サービス等費は、介護保険施設に入所等されている
利用者を対象に、所得に応じた負担限度額を超えた部分の負担軽減を図るもので、6億
2,299万円、前年度比632万6,000円の増でございます。
26、27ページをお願いいたします。
3款地域支援事業費、1項介護予防事業費1億1,980万7,000円、前年度比1,287万6,000円
の増で、新たに住所地特例者の新総合事業費を計上したためでございます。
2項包括的支援事業・任意事業費は、28、29ページをお願いいたします。3億1,913万
2,000円で、前年度比5,587万6,000円の増でございます。
主な理由といたしまして、新たに在宅医療・介護連携推進事業及び認知症総合支援事業を
行うためでございます。
3項その他諸費は、住所地特例者の新総合事業に伴う審査支払手数料、4款基金積立金は、
介護給付費準備基金利子分で、5款諸支出金は、第1号被保険者の過年度分に係る保険料払
戻金及び還付加算金、6款予備費は200万円で前年度と同額でございます。
以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。
議長(早川直久)
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
12番(夏目
豊)
それでは、3点、お願いいたします。
1点目、12ページ、歳入の5款1項1目1節利子及び配当金12万円から253万3,000円と増
加している理由についてお伺いします。
2点目、14ページ、歳入、6款2項1目1節介護給付費準備基金繰入金、第6期介護保険
事業計画では、6億円の介護給付費準備基金を取り崩して、介護保険料上昇を抑制するとさ
れていましたが、27年度においては1,000円の頭出しだけとした理由について、また、今後
の予定についてお伺いをいたします。
3点目、18ページ、歳出、1款1項1目13節委託料、システム開発委託料について、新た
に開発するシステムと現行システムの違いと、導入スケジュールについてお伺いをいたしま
す。
-30-
以上、よろしくお願いいたします。
事業課長(水野和雄)
御質問の1点目、「歳入、12ページ、5款1項1目1節利子及び配当金で、12万円から
253万3,000円と増加している理由は」についてお答えします。
新たに8億円を1年間の定期預金としたため、預金利子分を見込んだためでございます。
御質問の2点目、「14ページ、6款2項1目介護給付費準備基金繰入金について、第6期
介護保険事業計画では、6億円の介護給付費準備基金を取り崩して介護保険料上昇を抑制す
るとされているが、27年度においては1,000円の頭出しだけとした理由は」についてお答え
します。
基金の取り崩しにつきましては、平成27年度はゼロ円、平成28年度は3,400万円、平成29
年度は5億6,600万円を予定しております。しかしながら、万一平成27年度に基金の取り崩
しが必要となった場合は、迅速に対応できるよう計上を行うものでございます。
御質問の3点目、「歳出、18ページ、1款1項1目13節委託料、システム開発委託料につ
いて、新たに開発するシステムと現行システムの違いと、導入スケジュール」についてお答
えします。
新たに開発するシステムと現行システムの違いについては、新しい総合事業に対応するほ
か、LGWANの導入、社会保障・税番号制度への対応等の機能を追加することでございま
す。
次に、導入スケジュールについては、現在、プロポーザルにより新たに導入するシステム
の業者選定を行っており、3月中に決定します。その後、平成27年4月に契約を行い、1年
かけて、来年3月末までにシステム開発を行い、平成28年4月から本番稼働の予定でござい
ます。
以上です。
議長(早川直久)
夏目議員、再質問ありますか。
12番(夏目
豊)
1点、お願いいたします。
12ページの利子及び配当金で、8億円運用変更したに至った理由についてお伺いいたしま
す。
事業課長(水野和雄)
御質問の資金運用の変更についてお答えします。
第4期におきまして、資金繰りに大変苦労したという反省を踏まえまして、速やかに運営
ができるように、運用できるように、普通預金としておりましたが、今年度、年度途中に5
期の最終年の資金繰りの見込みが立ったため、一部の費用を残して、定期預金として運用す
-31-
るということに変更しました。よろしくお願いします。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
4番(坂
ゆかり)
22ページの歳出、2款1項3目施設介護サービス給付費ですが、前年度と比べて減額とな
っていますが、その主な理由は何か、各施設の待機者数をどのように見ているか、お伺いし
ます。
事業課長(水野和雄)
御質問の「歳出、22ページ、2款1項3目施設介護サービス給付費について、前年度と比
べ減額になっているが、その主な理由は何か。各施設の待機者をどのように見ているのか」
についてお答えいたします。
施設介護サービス費が減額になった理由につきましては、現在、東海市民病院に45床の介
護療養型医療施設がありますが、平成27年5月に西知多総合病院として開院するに当たり、
介護療養型医療施設を廃止するためでございます。
次に、「各施設の待機者についてどのように考えるか」につきましては、平成26年4月に
行った待機者調査において、介護老人福祉施設の待機者数は724人でございました。平成27
年度から、介護保険制度の改正により、介護老人福祉施設の入所対象者が原則要介護3以上
となります。日本福祉大学の調査によると、介護老人福祉施設の利用者は2年間で半数入れ
かわるとの結果から、要介護3以上で、かつ待機期間2年未満の方が本当に必要としている
待機者であると考えられ、381人となります。平成26年4月に1施設100床が開設し、第5期
計画での整備を行っている2施設140床がありますので、141人が実待機者と見込んでおりま
す。
第6期計画において、介護老人福祉施設を1施設100床、地域密着型介護老人福祉施設3
施設87床の整備を実施し、待機者の解消を図ってまいります。また、介護老人保健施設の待
機者は、平成26年4月現在53人ですが、平成27年度に1施設100床が開設予定ですので、解
消できると考えております。
以上でございます。
議長(早川直久)
坂議員、再質問はありませんか。
4番(坂
ゆかり)
ありません。
議長(早川直久)
-32-
ほかにありませんか。
6番(千賀重安)
それでは、2点、質問させていただきます。
まず1点目、22ページの歳出、2款2項1目の介護サービス給付費についてですが、これ
は前年度比11.7%、金額にして約7,000万円の増加となっているこの理由は、訪問介護、福
祉用具等の介護予防給付費増か、あるいは新しい総合事業によるものか、お答え願います。
2点目、24ページ、歳出、2款4項1目高額介護サービス費についてですが、前年度と比
較しまして20%増となっておりますが、これは制度改正により平均給付額が増加するのか、
あるいは給付人員が増加するのか、お答え願います。
事業課長(水野和雄)
御質問の1点目、「歳出、22ページ、2款2項1目介護サービス給付費、前年度比11.7%、
約7,000万円増加の理由は、訪問介護、福祉用具等の介護予防給付費増か新しい総合事業に
よるものか」についてお答えします。
介護予防サービス給付費が前年比11.7%、約7,000万円増加した理由としましては、毎年
要支援認定者が増加しているため、訪問介護、福祉用具等を含め、多くのサービスにおいて
利用者数、給付費ともに増加傾向にあります。特に介護予防通所介護におきましては、平成
25年度実績と平成26年度実績を比較すると、年間で840人増え、このことにより、5,000万円
以上の増が考えられます。従って、平成27年度におきましても大幅な増加を見込んでいると
ころでございます。
さらに、平成27年5月に特定施設が2か所開設予定であることから、利用者数、給付費が
さらに伸びることを見込んでいるところでございます。
なお、新しい総合事業につきましては、平成29年度から行うこととしているため、この予
算には織り込んでおりません。
次に、御質問の2点目、「24ページ、2款4項1目高額介護サービス費、前年度比20%増
となっているが、制度改正により平均給付額が増加するのか、給付人員が増加するのか」に
ついてお答えいたします。
高額介護サービス費につきましても、介護給付費の伸びと比例して、年々増加しておりま
す。それに加え、平成27年8月利用分から一定以上所得の方の利用者負担割合が2割に引き
上げられることから、高額介護サービス費の受給対象者の増加とともに、平均支給額も高額
となることが予測されるため、約11%の増額を見込んでいるものでございます。
以上でございます。
議長(早川直久)
千賀議員、再質問ありませんか。
6番(千賀重安)
-33-
ありません。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですから、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
4番(坂
ゆかり)
議案第10号について、反対の立場で討論いたします。
反対の主な理由は、マイナンバー制度の導入のためのシステム開発のための経費が盛り込
まれていること、また、介護報酬の引き下げが盛り込まれた議案第8号と同趣旨の理由で反
対いたします。
以上です。
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
2番(藏滿秀規)
議長のお許しをいただきましたので、議題となっております議案第10号「平成27年度知多
北部広域連合介護保険事業特別会計」について、原案賛成の立場で討論をいたします。
本予算は、第6期知多北部広域連合介護保険事業計画に沿った予算編成がなされておりま
す。本事業計画は、介護保険事業計画推進委員を中心に、介護保険制度開始から今までに蓄
積されたいろいろなデータをもとに今後の推計を行い、協議、検討し、制度改革に対応し、
策定されたもので、大変よく考えられているものと理解をいたします。
この第6期事業計画に沿って、安定した介護保険制度の運営を行うことは、広域連合管内
の介護保険サービス利用者を初め地域住民に大きな安心をもたらすことにつながります。
予算の内容を見ましても、本予算は、昨年度と比較すると大きく増加をしておりますが、
それは介護保険サービスの基盤充実、高齢化に伴う給付費の伸びによるところが大きく、事
務費等の経費につきましては、制度改革に伴うシステムの更新を除けば、前年度予算と比較
して明らかに削減に懸命に努められていることが見てとれます。このことからも、本予算が
経費削減を念頭に、細やかな積算根拠に基づいて、適切に編成されたものと理解するところ
であります。
よって、本予算は、平成27年度の介護保険制度運営のために必要かつ適切な予算であると
考えます。執行部の皆様におかれましては、事業運営に当たり、広域連合管内の住民に喜ば
れる介護保険制度となるよう、より一層の努力を要望いたしまして、賛成の討論といたしま
す。
以上です。
-34-
議長(早川直久)
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
ないようですから、これをもって討論を終結いたします。
これより採決いたします。
本案につきましては、起立により採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成
の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
ありがとうございます。起立多数であります。よって、議案第10号「平成27年度知多北部
広域連合介護保険事業特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。
──────────────────────
議長(早川直久)
以上をもちまして、本定例会に付議された案件の審議は全て終了いたしました。
広域連合長から発言の申し出がありますので、これを許します。
広域連合長(鈴木淳雄)
議長のお許しを得まして、知多北部広域連合議会定例会の閉会に当たり、一言挨拶をさせ
ていただきます。
今回の定例会におきましては、私どもから提出をさせていただきました条例の一部改正を
初め平成27年度予算等、慎重に御審議をいただき、いずれも原案どおり議決を賜りましたこ
とを、まずもってお礼申し上げます。
来年度は第6期事業計画の始まりの年でございます。今まで以上に地域住民の皆様に安心
していただける介護保険制度の運営につきまして、広域的な長所を生かしつつ展開をしてま
いりたいと考えております。引き続き御指導、御協力をお願い申し上げますとともに、まだ
まだ議員の皆様におかれましては寒い日が続いておりますので、健康に御留意をくださるよ
うお願い申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
議長(早川直久)
これをもちまして、平成27年知多北部広域連合議会第1回定例会を閉会いたします。
(2月24日
午前11時17分
-35-
閉会)
この会議録は、書記の校閲したものと内容の相違ないことを証するため、地方自治法第123
条第2項の規定によりここに署名する。
議
長
(1番)
早
川
直
久
議
員
(2番)
藏
滿
秀
規
議
員
(3番)
井
上
純
一
-36-