人々の暮らしに、未来の夢に。 ニコンの技術が貢献します。

人々の暮らしに、未来の夢に。
ニコンの技術が貢献します。
ナノメートルクラスの回路パターンの半導体製造からバイオサイエンスの進化、映像の可能性、さらに数十億光年彼方の
宇宙を捉える挑戦まで、ニコンはさまざまな分野に貢献しています。その基礎となるものは、歴史の中で培われてきた「光利用
技術」と「精密技術」。そこから多彩な技術・製品・サービスを展開しています。世界中の人々の暮らしを、未来を切り開く
最先端産業を、人類の挑戦を、ニコンはこれからも支え続けます。
精機事業
精機事業
家電製品、パソコン、自動車など、あらゆる産業分野にエレクトロニクスが活用され現代
半導体装置事業
FPD装置事業
社会はその多くの恩恵を受けています。ニコンは、エレクトロニクスの中核である半導体を
製造する半導体露光装置を開発・製造。さらに、液晶テレビ、パソコンやスマートフォンに
欠かせない液晶パネル・有機ELパネルの製造装置であるFPD露光装置の開発・製造も
行っています。ニコンは、発展を続けるエレクトロニクス社会を支えていきます。
●半導体露光装置 ●FPD露光装置
→p12-13
光利用技術
映像事業
カメラは、デジタル技術の向上によって、だれでも簡単によい写真が撮れる道具へ
と進化し、人々の身近なアイテムとなっています。プロフォトグラファーにとっては、
デジタルカメラの目覚しい高機能・高性能化が、彼らの創造性や表現力を大きく飛
躍させています。ニコンは、長い歴史に支えられたカメラづくりのノウハウとテクノ
ロジーによって、映像の可能性を広げ続けています。
●デジタルカメラ ●フィルムカメラ ●交換レンズ ●スピードライト ●アクセサリー ●ソフトウェア ●双眼鏡・望遠鏡
→p14-15
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映像事業
ニコンの全体像
インストルメンツ事業
マイクロスコープ・ソリューション事業
産業機器事業
インストルメンツ事業
バイオサイエンスなどの研究分野から電子部品、自動車・航空機などの産業にいたる
まで、インストルメンツ事業の各種顕微鏡・測定機は、多彩な分野に貢献しています。
さらに、高精度な測量機も取り扱い、ビルの建設や都市開発などにも貢献してい
ます。ニコンは、
“ミクロを見つめる目”
、そして
“確かな精度を持つ目”
で、社会の発展を
支えています。
●生物顕微鏡 ●工業用顕微鏡 ●実体顕微鏡 ●測定機 ●X線/CT検査システム
●測量機
→p16-17
精密技術
その他の事業
長年培った技術の蓄積を生かしたニコンの事業展開。その領域は、新規事業である
メディカル事業のほか、メガネレンズなどの身近な製品から、産業用の光学素材や
ファクトリーオートメーション(FA)に不可欠なエンコーダ、さらには宇宙開発に関わる
その他の事業
メディカル事業
カスタムプロダクツ事業
ガラス事業
エンコーダ事業
メガネレンズ事業
最先端技術の開発など多岐にわたっています。ニコンは、これらの事業の製品・
技術を通じて、科学技術や産業・社会の進化に貢献しています。
メディカル事業/カスタムプロダクツ事業/ガラス事業/エンコーダ事業/
メガネレンズ事業
→p18-19
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ここに、情報社会の進化を担う技術がある。
ニコンは、1980年、半導体製造に不可欠な装置である半導体露光装置の第1号機を発売
しました。回路パターンを縮小してウェハに露光する半導体露光装置は、超高解像の投影
レンズ、極めて精密な駆動や緻密な制御などから「史上もっとも精密な機械」といわれてい
ます。半導体の高性能化、高集積化には回路パターンの微細化が重要です。
半導体装置事業では微細化のために、投影レンズの解像力を極限まで高め、さらに、投影
レンズとウェハの間に純水を満たして高NAを実現する液浸露光技術や、高い重ね合わせ
精度と高生産性の両立を可能としたストリームラインプラットフォームなど、数多くの画期的な
技術を開発してきました。
また、FPD装置事業では需要が拡大しているスマートフォンやタブレット端末用の中小型の
高精細液晶パネル、有機ELパネルの製造のためのFPD露光装置を提供しています。さらに、
大画面化が進む液晶テレビ用パネルの製造にも、ニコン独自のマルチレンズシステムで対応
しています。
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精機事業
半導体装置事業の製品
ArF液浸スキャナー
NSR-S630D
ArFスキャナー
NSR-S322F
高い精度と生産性で定評のあるストリームラ
液浸スキャナーで実績のあるストリームライン
インプラットフォームを採用した10ナノメート
プラットフォームを採用するとともに、重ね合わ
ル台のプロセス量産用に開発された半導体
せ精度とスループットをさらに向上。お客様の
露光装置です。特にマルチプルパターニング
先端デバイス製造における高精度化と安定
プロセスにおいて重要となる装置間重ね合
量産のニーズに応えています。
わせ精度(Mix and Match Overlay)
を大
きく向上させ、お客様の安定的量産のニーズ
に応えます。
FPD装置事業の製品
FPDスキャナー
FPDスキャナー
FX-67S
FX-101S
第5 ~第6世代(約1.5メートル角前後)の大
マルチレンズシステムを採用し、第10世代とよ
型ガラスプレートによる中小型パネルの生産
ばれる約3メートル角の大型ガラスプレートに対
に対応したFPD露光装置です。生産性の向
応したFPD露光装置です。1枚のガラスプレー
上と、高解像度・高精度アライメントの両立に
トから、60インチ以上の大型パネル6 〜 8枚を
よる安定した露光性能で、スマートフォンやタブ
取ることが可能で、量産に貢献します。
レット端末用の高精細液晶パネルおよび有機
ELパネル製造に適しています。
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映像の楽しみをさらに大きく、多くの人に。
デジタルカメラによって、撮る、見る、加工する、共有する、といった映像の可能性がますます
広がっています。ニコンは、1948年の小型カメラ「ニコンⅠ型」発売以来、培ってきたフィルム
カメラの技術に最新のデジタル画像処理技術やネットワーク技術を融合させ、高性能な製品を
開発してきました。ファミリーユースからプロフォトグラファーのための一台まで、多彩なライン
ナップで幅広いニーズにお応えし、世界の写真文化の向上に大きく貢献しています。また、
画像編集ソフトやオンライン上の写真共有サービス「NIKON IMAGE SPACE」などを通じて、
デジタルイメージングならではの楽しさを提供。さらに、見る楽しさを広げる、双眼鏡、フィールド
スコープやルーペ、そして、ゴルフに便利な携帯型レーザー距離計なども提供しています。
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映像事業
デジタル一眼レフカメラ
D4S
レンズ交換式アドバンストカメラ
Nikon 1 J5
双眼鏡
EDG 8×42
有効画素数1623万画素の高精細・高画質、
高級感と操作性を追求したシンプルかつモダン
EDGシリーズは、最先端の光学技術を駆使し
ISO50相当からISO409600相当までの極め
なデザインのボディーに、有効画素数2081万
たフラッグシップモデルです。対物レンズには
て広い撮像感度、約11コマ/秒の高速連続
画素、新開発の裏面照射型CMOSセンサーと
色収差を抑えるEDガラスを採用。色にじみが
撮影など優れた機能を搭載。特に、AFシステ
新画像処理エンジン「EXPEED 5A」
を搭載。
なく、明るくクリアな視野を得ることができ、野鳥
ムは動きの激しいスポーツや予測困難な報道
AF追従で世界最速※1の約20コマ/秒の高速
などの姿をくっきりとらえることができます。
などの撮影現場で的確に被写体をとらえます。
連続撮影と、世界最短※2の撮影タイムラグを
動画撮影でも高感度性能が向上し、ノイズ
実現し、ニコンデジタルカメラではじめての4K
の少ない滑らかな撮影が可能。プロフォトグラ
動画撮影機能も搭載。自分撮りができるチルト
ファーにふさわしいフラッグシップモデルです。
式液晶モニターなども備え、本格仕様と高い
操作性を追求しました。
※1 2015年4月2日現在、発売済みのレンズ交換式デジタルカメラに
おいて。ニコン調べ。
※2 2015年4月2日現在、発売済みのレンズ交換式デジタルカメラに
おいて。
「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」のワイド
端使用でシングルエリアAF時。ニコン調べ。
フィールドスコープ
EDG85-A VR
レンズシフト方式VR(防振)
システムを世界で
初めて搭載したフィールドスコープです。観察
一眼レフカメラ用交換レンズ
時の揺れの軽減によって、EDGフィールドス
NIKKORレンズ
超広角から超望遠まで、
さらにフィッシュアイや
マイクロレンズなどの多彩なラインナップで、
初心者からプロフェッショナルまでの幅広い
コープの優れた光学性能を最大限に引き出し、
コンパクトデジタルカメラ
COOLPIX P900
ニーズにお応えします。さまざまな被写体を美
広 角24mm相 当から超 望 遠2000mm相 当
しくとらえる優れた描写力は、ニコン独自のノウ
(35mm判換算の撮影画角)までをカバーす
ハウと最新の技術によるものです。
ストレスのない快適な視界が得られます。
る光学83倍ズーム(ダイナミックファインズー
ム時166倍 ※1)を搭載。また、デュアル検知
光学VRにより達成した5.0段※2の手ブレ補正
効果や、約0.12秒※3の撮影タイムラグを実現
しています。
※1 最大画像サイズ設定時。画像サイズによって最大倍率は異なります。
ダイナミックファインズームの倍率は、広角端からの光学ズームと電子ズー
ムを合わせた総合倍率のことです。
※2 CIPA規格準拠。約350mm(35mm判換算の撮影画角)
で測定。
※3 CIPA規格準拠。測定条件(広角端、被写体輝度LV10、プログラム
オート、
シングルAF)
携帯型レーザー距離計
COOLSHOT 40i
ゴルフでの使用に最適で、軽量・コンパクトな
レーザー距 離 計です。
「ID Technology」を
搭載し、高低差をふまえた打つべき距離の目
安を表示することが可能で、起伏のあるゴルフ
コースでの使用に最適です。ニコン独自の「近
距離優先アルゴリズム」
により、
ピンフラッグまで
の距離が測定しやすくなっています。
コンパクトデジタルカメラ
COOLPIX AW130
水深30mまでの防水性能や、耐衝撃、耐寒
性能を備えた高性能アウトドアカメラです。有
効画素数は1605万画素 ※1で、タウンユース
にも適したデザインのコンパクトボディーに、開
放F値2.8、広角24mm相当から望遠120mm
相当(35mm判換算の撮影画角)の光学5倍
ズーム(ダイナミックファインズーム時10倍※2)
のNIKKORレンズを搭載しています。
※1 画像処理で減少することがあります。
※2 ダイナミックファインズームの倍率は、広角端からの光学ズームと電子
ズームを合わせた総合倍率のことです。
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生命科学や産業まで多様な課題を解決する。
生物顕微鏡や細胞培養観察装置、測定機、X線/CT検査システムなど各種製品と、それらに
よるソリューションの提案で、生命科学や産業の幅広い分野での問題解決に貢献しています。
マイクロスコープ・ソリューション事業では、細胞培養世界最大手のLonza社(スイス)
と業務
提携。再生医療用細胞等の受託生産事業の新事業基盤を確立し、日本の再生医療の早期
実用化に貢献していきます。また、従来の光学顕微鏡の解像限界を超えて、はるかに微細な
観察を可能にする超解像顕微鏡は、生命のメカニズムや原理の解明を探求する研究者を
支え、先端研究現場に寄与しています。
産業機器事業では、電子部品、自動車、航空機など、高度なものづくりを手掛ける産業の現
場では、徹底した品質管理が欠かせません。このようなメーカーの要望に応える測定・検査ツー
ルとして、工業用顕微鏡、測定機、X線/CT検査システムなど、幅広い製品ラインナップを展
開しています。
その他にも、
ニコンと米国のトリンブルナビゲーションとの合弁企業であるニコン・
トリンブルが、建設・測量分野で高精度測量や生産性向上に貢献しています。
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インストルメンツ事業
マイクロスコープ・ソリューション事業の製品
超解像顕微鏡
超解像顕微鏡
研究用顕微鏡
N-SIM
N-STORM 4.0
ECLIPSE Niシリーズ
生物・医学分野の最先端研究で使用される顕
カリフォルニア大 学サンフランシスコ校から
ハーバード 大 学 から「Stochastic Optical
「Structured Illumination Microscopy
Reconstruction Microscopy(確率論的な再
微鏡は、多種多様な実験手法に対応するフレ
(構造化照明顕微鏡法)
」のライセンスを受け、
構築光学顕微鏡法)
」のライセンスを受け、分
キシビリティが求められます。ECLIPSE Niシ
ニコンの光学技術との組み合わせにより、従来
解能を従来の光学顕微鏡の10倍以上に高め
リーズは、その要求に応えるため、定評のある
の光学顕微鏡の約2倍の分解能(約100ナノ
ました。細胞内の構造体から生命現象の分子
優れた光学性能に加えて、システム拡張性と
メートル)
を実現。生きた細胞内の微細な構造
レベルの理解に踏み込む情報が得られます。
操作性をさらに向上させた研究用顕微鏡です。
の観察を可能にします。
産業機器事業の製品
細胞培養観察装置
BioStation CT
インキュベーター内の安定した環境で細胞を
培養しながら、その経過を観察記録することが
できます。研究者の負担を軽減するとともに、
細胞へストレスを与えることなく確実な追跡観察
が行えます。
CNC画像測定システム
高精度非接触センサー 3D計測システム
光学測定技術とコンピューター画像処理技術を
非接触3D形状計測システムとして、世界最高
用いて、各種精密機器・電子部品などの寸法を
精度※とともに、高速化と小型化も実現しまし
自動測定する装置です。透明体や複雑な形状
た。従来の測定機では取得が困難だった被検
NEXIV VMZ-R4540
HN-C3030
など多様な被検物に対応します。独自開発した
物の面全体の形状、うねり、摩耗、変形、微小
高精度リニアエンコーダの搭載により、より精密
な凹凸などを短時間で解析することができます。
な測定を可能にしました。
※2014年10月23日現在、ニコン調べ
X線/CT検査システム
トータルステーション
X線の透過作用を用いて、電子部品、射出
測定対象物までの距離と角度を高精度に計
成型物、鋳物などの内部構造を写し出し非破
測する測量機です。クラス最小・最軽量で、
壊検査を行うシステムです。XT H 450は、
急傾斜などの危険な測量現場や高層建築の
高出力のX線源によって大型の鋳物やター
建設現場などで実力を発揮します。また、曲
XT H 450
Nivoシリーズ
ビンブレードなどの高密度な金属製品の検査
面を使った親しみやすいデザインで、測量機
を実現しました。また、近年の産業用途では、
のイメージを一新します。
いっそう精度の高い検査が求められ、XT H
450は、450kVの高出力のX線源で世界最
高の解像度の透過画像を実現し、
このニーズ
に応えています。
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コア技術から、多彩な成果が生まれている。
ニコンは創業以来、
「光利用技術」と
「精密技術」をベースに社会のさまざまなニーズにお応えしてきました。
その成果は、カメラや半導体露光装置、顕微鏡などの他にも、生活や産業に欠かせない製品やシステム、
さらには宇宙開発に関わる最先端技術の開発など多岐にわたっています。いつの時代も人々の暮らしや
社会の未来を見つめることから、新たな製品や独自の技術が生まれ、事業が広がっています。
メディカル事業
健康・医療分野への新たな貢献。
ニコンのコア技術である光利用技術や
ニコンのコア・コンピタンスの応用例
創薬支援分野
精密技術をベースとした高密度マーカー
(試薬)検査などに関連する技術を活
用して、医療分野における予防、診断、
病理マーカー探索
治療、予後管理の各段階でのアンメッ
トメディカルニーズ(未充足の医療ニー
ズ)に応える新たな技術や機器、サービ
小型POCT機器
バイオマイクロアレイ
血液診断(低侵襲)
低侵襲病理診断支援
スの開発を進めています。
2014年4月には株式会社LSIメディエ
ンス(旧三菱化学メディエンス株式会
社)と業務提携し、臨床現場即時検査
予防分野
診断分野
予後管理分野
治療分野
iPSのアッセイ・測定
(POCT:Point of Care Testing)に
用いる機器の開発・製品化を行ってい
ます。また2015年5月には、網膜画像
診断機器市場における代表的企業で
再生医療分野
低侵襲経過観察
あるOptos Plcを完全子会社化しま
した。同社の技術・ノウハウを統合す
低侵襲手術支援
手術ロボットの目
ることで、網膜再生医療領域における
事業基盤を拡大していきます。
カスタムプロダクツ事業
宇宙に向けられた最先端技術。
カスタムプロダクツ事業は、ニコンの先端技術を生か
して高度なニーズにお応えしています。そのひとつが
宇宙探索の分野であり、惑星分光観測衛星「ひさき」
プロジェクトへの参加があります。
「ひさき」は、金星や
火星、木星などを遠隔観測する世界初の惑星観測専
用の宇宙望遠鏡。この望遠鏡システムで重要な役割
を果たす主鏡を製造しました。また、大型光学赤外線
惑星からの光を集める主鏡は、高い精
望遠鏡「すばる」プロジェクトに2つの大型観測装置を
度と信頼性を実現するため、母材には
納入し、歴史に残る成果を支えてきました。宇宙という
未知の領域に、ニコンの技術が生かされています。
提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
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「ひさき」の主鏡
SiC(炭化ケイ素)
を採用。これは非常
に硬く加工が難しい材料。ニコンの精
密加工技術を駆使することで完成させ
ました。(写真は母材にアルミを使った試作品)
その他の事業
ガラス事業
蓄積した技術が生きる光学部品。
ニコンは、日本光学工業として創立した翌年の1918
年、光学ガラス製造の研究に着手。現在も高品質な
光学ガラスやFPDフォトマスク基板が、原料の熔解か
ら加工まで一貫した工程で製造されています。そして、
半導体露光装置の高性能レンズに用いる合成石英ガ
ラスやフッ化カルシウム(蛍石)の製造で蓄積された技
光学部品
術は、レーザー用部品など多彩な光学部品に生かされ
ています。さらに、光学素材や光学部品の分析・計測
ニコンの光学素材は高均質性を特長
サービスも行い、多くの分野での品質保証に貢献して
とし、優れた光学的特性を発揮します。
います。
さらに、高 度な加 工 技 術が高 性 能
光学部品を実現しています。
エンコーダ事業
ロボット技術の進化に貢献。
エンコーダは、ロボットや工作機械などにおいて回転量
や回転角度を検出するためのセンサーとして活用されて
います。主力製品のアブソリュートエンコーダは、ニコン
多回転アブソリュートエンコーダ
MAR-M50A
独自の「M系列」パターンを採用して小型化と高信頼性
を実現。リニアエンコーダやデジタル測長機 「デジマイ
クロ」、高精度ロータリーエンコーダなどとともに、さまざ
まな産業の測定の高度化、自動化、省力化などに生か
反 射 型 の 光 学 系を採 用し、高さ
12.74mmの薄型化を実現。産業用
ロボット、サービスロボット等に使用す
されています。また、写真の人間型ロボットでは、関節
る小型ACサーボモータへの搭載に
部分などに採用され、次世代ロボットの発展にも貢献
最適です。
しています。
提供:本田技研工業株式会社
メガネレンズ事業
快適な視界を提供する光学技術。
ニコンは目とメガネレンズについて半世紀以上にわたり
研究し、最先端技術を応用して数々の画期的な製品
やサービスを開発してきました。そのひとつが「フェイス・
プロフィール」です。メガネを使用するお客様一人ひと
りの顔の形状や使用するフレーム、目とメガネレンズの
位置関係を計測し、レンズを設計するオーダーメイドシ
プレシオ・ハイパワー
ステムです。より自然で快適な見え心地を提供するた
レンズ本来の性能を100%発揮する
めに最新の技術を開発し続けるニコン。メガネレンズ
ためにフェイス・プロフィールを採用し
事業はエシロール・インターナショナルとの合弁会社で
ある、ニコン・エシロールが担当しています。
た遠近両用レンズ。お客様に合わせ
てオーダーメイドで一枚一枚製造する
プレミアム・グレードのレンズです。
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