ゲノム編集技術を用いた安定発現細胞の作製

A-7
ゲノム編集技術を用いた安定発現細胞の作製
近年、Crispr/Casシステムの開発により、細胞のゲノムそのものを編集することが簡便になった。
弊社ではその技術を応用して、安定発現細胞作製システムを構築した。
本システムを利用すれば、目的遺伝子を安定発現する細胞を短期間で作製することができる。
目的遺伝子安定発現細胞作製のイメージ
目的遺伝子
細胞ゲノム
目的遺伝子を
安定発現
作製済
遺伝子導入スポット
・遺伝子を安定して発現
・他の遺伝子に影響を与えない
ベース細胞
安定発現細胞作製の短縮化イメージ
2~3ヶ月
従来法
2週間
3週間
クローニング 細胞へ導入
ベクター作製 抗生物質セレクション
弊社
システム
2週間
3週間
2週間
2週間
単クローン化
スクリーニング
不要
不要
約1ヶ月
弊社システムのメリット・デメリット
※ゲノム上で転写活性を有し、かつその領域が
欠失してもフェノタイプに影響を及ぼさない領域
作成期間
ゲノム上の位置
遺伝子型
細胞種
従来法
△
ランダム
ヘテロ
選択可
弊社システム
○
Safe harbor※
ホモ
293H細胞
2015年6月TRC第12回医薬ポスターセッション No.A-7