ひとつ、ひとつ、決めて進める「政治」 ■「改革断行国会」の成果 戦後最長となった今年の通常国会では、60 年ぶりの農協改革法、患者本位の医療制度改革法、電気・ガ ス事業を自由化する電力システム改革法をはじめ、多くの重要法案が成立しました。最大の課題であっ た平和安全法制も、衆参合わせて 200 時間を超える審議を通じて成立。戦後以来の大改革を成し遂げる、 まさに「改革断行国会」となりました。 平和安全法制関連法（安全保障関連法の改正、国際平和支援法の制定） 日本を取り巻く国際環境が激変する中、限定的な集団的自衛権の行使を認めるなどの法改正で、さらに抑止力を高め、 国民の命と平和な暮らしを守るとともに、国際社会と協調し世界平和に積極的に貢献していきます。 農協法の改正 電気事業法の改正 より現場に近い地域農協の自立と創意工夫を引き出し、 日本の農業の競争力及び農家の収入を高めるため、60 年ぶりに改正しました。 エネルギー市場の自由化、電力料金の低下に向け、電気事 業の送配電の分離や電力小売りの全面自由化など電力シ ステム改革が今回の改正で完成しました。 女性活躍推進法 国民健康保険法の改正 企業に女性登用の行動計画の作成と公表を義務付ける など、法的に女性活躍の環境を整備しました。 医療保険の財政基盤の安定化や治療の選択肢を拡大する 患者申出療養制度の創設など患者本位の制度になります。 このほか、学校教育法等の改正（小中一貫校を制度化するなど、学校教育制度の多様化及び弾力化）、国家行 政組織法の改正（肥大化した内閣府など行政組織のスリム化）、労働者派遣法の改正（派遣期間の見直しや派 遣業者の全面許可制など派遣労働者の雇用安定・保護）など、様々な重要法案が成立しました。 ■２年９か月のアベノミクスの成果 G D P 名目 GDP（年率） 472.3 (2012 年 10-12 月期) 0.82 有 効 求 人 倍 率 四 半 期 % % 兆円 (2012 年 10-12 月期) 835 (2012 年) この２年半で 約 28 兆円の増加 倍 23 年ぶりの 高水準 % 7 年ぶりの 高水準 % 17 年ぶりの 高水準 兆円 2014 年度は 過去最高水準 万人 過去最高 （2015 年 4-6 月期） 1.21 96.7 （2015 年 4 月） (2012 年度最終集計) 12.4 兆円 （2015 年 7 月） (2012 年 4 月) 1.72 春闘の賃上げ率 倍 (2012 年 11 月) 93.6 4 月 1 日 時 点 兆円 499.9 万人 2.20 （2015 年度最終集計） 19.2 （2015 年 4-6 月期） 1,341 （2014 年） アベノミクスは第２ステージへ 「一億総活躍」社会を実現します。 これからの３年間、安倍政権と自民党は未来を見据えた、新たな国づくりを力強く進めていき ます。アベノミクスは「第２ステージ」へと移ります。 目指すは「一億総活躍」社会。50 年後も人口１億人を維持するとの国家目標を明確にすると ともに、すべての日本人が家庭で、職場で、地域で、もっと活躍できる社会を創ります。 そのために、新しい「三本の矢」を放ちます。 1 希望を生み出す強い経済 GDP600 兆円の達成を明確な目標として掲げ、「戦後最大の経済・国民生 活の豊かさ」を実現するため、雇用増、給料上昇により、消費を拡大しま す。また「生産性革命」を大胆に進め、投資や人材も日本へ呼び込みます。 「ふるさと」を活性化させ、地方にダイナミックな「成長のチャンス」を 生み出し、北海道から沖縄まで地方創生を進めます。 2 夢をつむぐ子育て支援 少子化の流れに終止符を打ち、希望出生率 1.8 を実現します。そのために、 待機児童ゼロの実現、幼児教育無償化の拡大などを行い、子育てに優しい 社会、誰もが結婚や出産の希望を叶えることができる社会を創ります。 教育再生の主役は、子どもたち。多様な場で学べる環境を整えるなど、教 育制度の複線化を進めます。また、誰もが努力次第で大きな「夢」をつむ いでいける社会を創ります。 3 安心につながる社会保障 高齢者及び現役世代の「安心」につながる社会保障を構築します。とりわ け、仕事と介護が両立できる「介護離職ゼロ」という明確な旗を掲げ、介 護施設の整備や介護人材の育成、在宅介護の負担軽減など、本格的な取組 みをスタートさせます。 また、意欲ある高齢者にもっと活躍してもらうことで、ずっと元気な「生 涯現役社会」の構築を目指します。
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