道 滑川市立東部小学校 学校だより第10号 平成27年2月25日発行 学 校 教 育 目 標 ともに学び、 心豊かで たくましい 子どもの育成 「わがまま」から「自立」へ 校長 西元 正史 「せっかく買ってやった服なのに、ださいと言って着ないんですよ。まったくうちの子の わがままにも困ったものです」高学年になった娘をもつ知人が愚痴をこぼしていました。は たして親が勝手に買った服を着ないのはわがままと言いきっていいのでしょうか?個人差 はありますが、子供は思春期に差しかかる頃から、自分なりのものの見方や考え方を強く主 張するようになります。また、好みや生き方もはっきりし始め、それは決して親と同じとい うわけにはいかないのです。ここで話題になっている「服の好みを主張する」ことは、わが ままではなく「自立」への1歩として考えなければなりません。ただし、はっきり自立して いるとは言い切ることはできません。なぜなら、まったく着ないという選択は、自分の考え や好みは主張するが、わざわざその服を買ってきてくれた親への感謝や配慮の気持ちが足り ないからです。真に自立した人間は、自分の考えをしっかりもちながらも、相手への思いや りの気持ちから、好みではない服だけど家の中で着ようとか、お礼だけは言っておこうとい ったような、人に対する気配りができるはずです。 では、単に「あれがいやだ。これもいやだ」とわがままを言うのではなく、自分はこうし たいという自立の芽生えのような言動が見られるようになったときには、どう対応したらよ いのでしょうか?あくまで個人的な考えですが、前述の例のように「親が買った服を着るの は嫌だ」と言ってきたときに、まずは「あなたはどんな服がいいの?」とその子の好みを聞 いて、「そんな服もいいね」と認めてやった上で、やっぱりせっかく買ってきた服なのだか ら着るように言います。そして、一人で買い物に行くことはできないかもしれませんが、次 からは服を選ぶのを本人に任せるようにします。このように、自立の芽が出てきたと思った ところで、今までかけてきた手を少しずつ引いていく構えが大切です。それを子供の思いを まったく無視したり、いつまでも手をかけ過ぎていたりすると、わがままを言い張るばかり の自立できない人間になってしまう恐れがあります。 転ばないように、苦労しないように、いつまでも手をかけてやりたいのが「親心」です。 それに対して、自分で考え、選び、やってみたいというのが「子心」です。たとえ同じよう 言動であっても、わがままから自立に向かうものかどうかを見定め、手の引きどころをしっ かり見極めていきたいものだと思います。 子育てが終わってからようやくそのことがはっきり見えてきました。 1月、2月の主な行事を紹介します! 1月10日(土)6年邦楽体験教室 1月23日(金)スキー教室 1月23日(金)冬となかよし集会 浜谷先生から三味線の歴史や弾き方を教わ り、実際に三味線を弾いてみました。 極楽坂スキー場で、4、5、6年生がスキ ー学習を行いました。 3年生が計画を立て、1、2年生をリー ドして集会を開きました。 1月27日(木)給食カルタ大会 1月29日(木)6年薬物乱用防止教室 2月17日(火)給食会食 給食をテーマにして自分たちで作った給食 カルタで大会を行いました。 薬物の種類やこわさとともに、勇気をもっ て薬物を断ることを学びました。 給食のお世話をしてくださる小幡さんと 2年生が会食をしました。 2月14日(土) 学習参観、親学び講座、学級懇談会 親学び講座では、1~5年生の保護者が学 年ごとにエピソードを基に話し合いました。 いろいろな方のお話を聞くことができてよ かったという声が聞かれました。 使用済みはがきの回収にご 協力ありがとうございました。 書き損じはがきの回収では、たくさん のはがきを出していただきありがとう ございました。はがきは、富山県PTA の方へ送らせていただきます。 衣料品の提供にご協力あ りがとうございました。 たくさんの古ジャージ、トレパン、タ オル、古ワイシャツ等を学校へ持ってき ていただきありがとうございました。衣 料品は、ガールスカウト団体から、ネパ ールやマリ共和国へ送らせていただき ます。 2月18日(水)一日体験入学 2月18日(水)ミニにこ集会 2月19日(木)大縄跳び集会 4月に入学する園児たちを、1年生がお世話 をして、一日体験入学を行いました。 ボランティア委員会等の発表を聞いた後、 楽しいゲームをしました。 全校児童が、色団に分かれて、大縄跳びで 競い合いました。青団が優勝しました。
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