【問 1】 答 イ 前進復帰(ロールフォワード) :ロールフォワードとは,データベースに物理的な障害(ハ ードディスクが壊れる等)が発生した場合の修復方法です。データベースのバックアッ プを使ってバックアップ時点の状態に復元した後,ジャーナル(ログ)ファイルの更新 後情報を使用してロールフォワード処理を行い,障害発生前の状態に戻します。 後退復帰(ロールバック) :ロールバックとは,データベースに論理的な障害(プログラ ムの強制終了など)が発生した場合の修復方法です。一時的に保持された更新データを 破棄し,データベースをトランザクション開始前の状態に戻します。 以上のことから,選択肢イが正解です。 【問 2】 答 ウ 前進復帰(ロールフォワード)では,システム障害が発生した時点でコミットが完了し ているデータについては,すべてコミット完了まで回復されます。個々のトランザクショ ンについて検証します。 T1:チェックポイント以前にコミットされているので,前進復帰で回復するものではあり ませんが,チェックポイントをリストアした時点で回復されます。 T2,T3:システム障害発生時点でコミットされていないので,前進復帰で回復できるもの ではありません。 T4,T5:システム障害発生以前にコミットが完了しているので,前進復帰で回復できます。 したがって選択肢ウが正解です。 【問 3】 答 エ 問題の SQL は,納品表から商品番号が G1 となっている顧客番号を抽出して,それを基 に顧客表から顧客番号と顧客名を抽出するという処理です。 ア,イ:WHERE 句で納品表の商品番号が G1 であることを条件としているが,これと顧 客表の属性の関連を示していません。 ウ:納品表と顧客表を FROM 句に記述して,WHERE 句で商品番号が G1 であることを条 件としています。これも顧客表の属性の関連を示していません。 エ:納品表と顧客表の間で顧客番号が同じであることを条件としています。かつ,商品番 号が G1 であることも条件としているので,正解です。
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