《合唱劇版初演》 合唱劇 北守将軍と三人兄弟の医者 オーボエ:西沢 澄博 ヴィオラ:清水 暁子 コントラバス:助川 龍 ピアノ:郷津由紀子 宮沢賢治音楽劇場 その (劇団山形) 舞台監督 安達俊章 平野礼子 美 術 安藤 淳 照 明 月 日︵日︶ 午後2時 分 開演︵午後2時開場︶ ■日 時 東京公演 山形市民会館 大 ホール 問い合わせ先 [山形] 鈴木 023 662 4723 合唱団じゃがいもホームページ http://www.the-jagaimo.com/ 入場料︵山形公演︶ : 一般券 1500円 学生券 1000円 中学生以下無料 チケット取り扱い 辻楽器店、 富岡本店、山形プレイガイド 主催 合唱団じゃがいも、山形市、 山形市民会館管理運営共同事業体 後援 山形県芸術文化協会、山形市芸術文化協会 山形県合唱連盟 ■会 場 30 − : − 分 開演 ︵午後2時開場︶ 月 日 ︵日︶ 午後2時 ■会 場 JR︵千代田線直通︶亀有駅南口 徒歩一分 30 《委嘱作品・初演》 オツベルと象 19 11 29 1 31 合唱団じゃがいも 第 回定期演奏会 合唱劇 ●指揮 鈴 木 義 孝 演出 恵 川 智 美 山形公演 ■日 時 2015 2016 沢 賢 治 作曲/萩 京 子 原作/宮 沢 賢 治 作曲/吉 川 和 夫 原作/宮 42 ●平成27年度県民芸術祭参加 ●平成27年度山形市芸術祭参加 平成26年度県民芸術祭開幕公演 合唱オペラ「森は生きている」 (写真撮影:鈴木康弘) 「オツベルと象」宮沢賢治 ……ある牛飼いがものがたる オツベルときたら大したもんだ。稲扱器械の六台も据えつけて、十六人の百姓どもが足で踏んで器 械をまわし、のんのんのんのんのんのんと、大そろしない音をたててやっている。そのうすくらい仕事 場を、オツベルは大きな琥珀のパイプをくわえ、吹殻を藁に落さないよう気をつけながら、ぶらぶら 往ったり来たりする。 そしたらそこへ白象がやって来た。白い象だぜ、ペンキを塗ったのでないぜ。どういうわけで来 たかって?そいつは象のことだから、たぶんぶらっと森を出て、ただなにとなく来たのだろう。 そいつが小屋の入口に、ゆっくり顔を出したとき、オツベルは、ちらっと鋭く象を見たが、何 でもないというふうで、いままでどおり往ったり来たりしていたもんだ。 「北守将軍と三人兄弟の医者」宮沢賢治 むかしラユーという首都に、兄弟三人の医者がいた。いちばん上のリンパーは普通の人の医者だった。その弟 のリンプーは馬や羊の医者だった。いちばん末のリンポーは草だの木だのの医者だった。そして兄弟三人は、 青い瓦の病院を三つならべて建てていた。 さて三人は三人とも、実に医術もよくできてまた仁心も相当あって、もはや名医の類であつたのだが、ま だいい機会がなかったために別に位もなかったし、遠くへ名前も聞えなかった。ところがとうとうある日 のこと、ふしぎなことが起ってきた。 北守将軍ソンバーユーが9万の軍勢を連れて30年ぶりに戻って来たのだ。 吉川 和夫(きっかわ かずお) 合唱団じゃがいも プロフィール ユコの森』、合唱童話「やまなし」。ほかに混声合唱と和太鼓のための組曲「さくらのはなびら」、 連作合唱曲「どうして あんなに」、音楽童話「むくどりのゆめ」などがある。CDには「トゥバラー マ∼吉川和夫作品集」、国立劇場委嘱作品シリーズ・現代の日本音楽6「論義ビヂテリアン大祭̶ 聲明と狂言の語りによる」、 「魂の行方 吉川和夫作品集」など。宮城教育大学教授。 さん、吉川和夫さん、演出家の加藤直さんや山元清多さん、 恵川智美さんを迎え、宮沢賢治の作品を合唱劇として依嘱 初演するなど、合唱界では斬新でユニークな創作活動に取り 組んでいます。 また、親子がいっしょに活動することも大切にしています。 1954年名古屋市出身。東京芸術大学大学院修了。作曲を戸島美喜夫、野田暉行、間宮芳生各氏 に師事。1987年、萩京子、寺嶋陸也とともに作曲家グループ「緋国民楽派」を立ち上げる。NHK オーディオドラマ『ソフィーの世界』の音楽で放送文化基金賞受賞。新作雅楽《木々の記憶》が ニューヨークで初演。合唱団じゃがいも委嘱では合唱劇『ポラーノの広場』『銀河鉄道の夜』『マ 萩 京子(はぎ きょうこ) 東京都生まれ。東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。1979年よりオペラシアターこんにゃく座の 座付作曲家兼ピアニスト。2004年より代表。主なオペラ作品に『北守将軍と三人兄弟の医者』『金 色夜叉』『ロはロボットのロ』『にごりえ』『まげもん』『好色一代男』『夏の夜の夢』『ネズミの 涙』『銀のロバ』『おぐりとてるて』など多数。オペラ以外の作品では、合唱組曲『飛行機よ』『朝 のパン』など。合唱団じゃがいも委嘱では、合唱劇『黄色のトマト』『どんぐりと山猫』『注文の多 い料理店』がある。1987年、吉川和夫、寺嶋陸也とともに作曲家グループ「緋国民楽派」同人。 「合唱団じゃがいも」は1974年から山形市を拠点に活動を 続けている混声合唱団で、定期演奏会(山形、東京)や文翔 館コンサート、学校公演などを中心に活動しています。 定期演奏会では、作曲家の林光さん(芸術監督)や萩京子 子供達はみずから自分たちを「子じゃが」と呼び、大人といっ しょに歌っています。 去年は、県民芸術祭の開幕公演として合唱オペラ『森は生 きている』を上演し、その後、東京、そして震災復興支援事 業として寒河江市と石巻市でも公演し好評を得ました。 ホームページ http://www.the-jagaimo.com/ 至 天童 西門 山形県立 博物館 東大手門 霞城 セントラル NHK ● 13 ホテル ● キャッスル 至 上山 ■会場/山形市民会館 az● ● 県民会館 山形市民会館 大ホール 山形駅 「黒テント」で佐藤信、加藤直らの演出助手を務めた後、オペラ演出に活動を移す。文化庁在外 研修員として95年より渡伊。 『椿姫』『フィガロの結婚』等スタンダードなものから『ザザ』『花言 葉』他の日本初演作品まで幅広く手がける。合唱曲『原爆小景』、 『魂の舟̶葬送の音楽』、 『鼠 たちの伝説』等も演出。他に新国立劇場委託『愛怨』、竹田恵子オペラひとりっ切り『にごりえ』、 こんにゃく座『銀のロバ』、東京文化会館オペラボックス『カルメン』、合唱団じゃがいも『マユコ の森』など。主催するlabo opera絨毯座第2回公演でサントリー音楽財団第8回佐治敬三賞受 賞。武蔵野音楽大学、二期会オペラスタジオ、日本オペラ振興会新人歌手育成部講師。 霞城 公園 国道 号 恵川 智美(えがわ ともみ) 文翔館 ● 山形 市役所● 市立病院 済生館 ● 大ホール 〒990-0039 山形市香澄町2−9−45
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