交通委員会通信交通委員会通信〔前記補習臨時増刊号〕本日で前期の補習が修了し、明日からが実質的な夏休みになります。楽しく、無事故で過ごして欲しいので、大切なことをお知らせします。１自転車に乗るとき、通りで自動車に気をつけることはもちろん、自転車同士の事故にも遭わないように気をつけましょう。＊皆さんも含めて、世の中の小学生～高校生は夏休みです。だから子ども同士で移動する時の交通手段と言えば自転車になります。自転車に乗る人は、車やオートバイには気をつける人が多いのですが、自転車同士となるとさほど気にとめていない人も多いのです。ところで、皆さんは知っていましたか？自転車どうして衝突し、相手にけがをさせてしまい加害者になった時、とんでもない金額の賠償を求められることがあることを。以下はその実例です。賠償額(＊) 事故の概要当時１１歳だった少年は帰宅途中、ライトを点灯しマウンテンバイクで坂を下っていたが、９，５００万円知人と散歩していた女性に気づかず、正面衝突。女性は突き飛ばされる形で転倒し、頭を強打。女性は一命は取り留めたものの意識は戻らず、４年以上が過ぎた今も寝たきりで意識が戻らない状態が続いている。６，７７９万円男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行して交差点に進入、横断歩道を横断中の女性(38)と衝突。女性は脳挫傷等で３日後に死亡した。５，４３８万円男性が昼間、信号表示を無視して高速度で交差点に進入、青信号で横断歩道を横断中の女性と衝突。女性は頭蓋内損傷で１１日後に死亡した。５，０００万円女子高生が夜間、携帯電話を操作しながら無灯火で走行中、前方を歩行中の看護師(57)の女性と衝突。看護師には重大な障害(手足がしびれて歩行が困難)が残った。４，０４３万円男子高校生が朝、赤信号で交差点の横断歩道を走行中、旋盤工(62)の男性が運転するオートバイと衝突。旋盤工は頭蓋内損傷で１３日後に死亡した。日本損害保険協会調べなどによる＊兵庫県、自転車保険の加入義務化全国初の条例〔2015/3/18〕兵庫県議会は 18 日、自転車の購入者に保険の加入を義務付ける条例案を可決した。県によると、自転車保険加入の義務化は全国初。自転車と歩行者の事故で多額の賠償が発生するケースがあることを受け、利用者の安全運転への意識を高めるとともに、被害者救済に役立てる狙い。取り締まりが難しいことなどから罰則は設けなかった。事実上の努力義務となる。自転車保険の加入については、京都府や愛媛県など４都府県が条例で努力義務を定めているが、今回の条例では「利用者は、自転車損害賠償保険等に加入しなければならない」としており、加入を義務付けた。＊自転車に関する保険のことをお話ししておきたかったのですが。皆さんの中には自転車に対して保険をかけている人もいれば、そうでない人もいます。ぜひ確認をしておいてください。 ≪休日に自転車に乗る時に、気をつけて欲しいこと≫ ①自転車に乗る時は、スマートフォンや携帯電話を操作しない(ながら運転の禁止)。 → 高校生が事故を起こしている原因の多くは、スマホ・携帯のながら運転です。 ②とにかく、人ごみや人の多い所では、絶対にスピードを出さない。 → 人の多い場所はちょっとしたことで接触事故につながります。 ②幼稚園児や小学生がいたら、スピードを落とし、距離をとるなどの安全に注意する。 → 体力差は歴然としています。子どもにぶつかると確実に相手をけがさせ、加害者となります。また、近所の公園や駐車場など、子どもが遊んでいる場所は飛び出しがあるかもしれません。 ④ 高齢の歩行者や自転車に乗っている人には、間隔を十分にとる。 → ⑤ ほんのちょっとした接触でも、怪我をされるかもしれません。以上のことを守るため、余裕を持って行動し、自転車の点検と整備をしっかりと日頃からしておきましょう。 ☆☆ ★★ ☆☆ ★★ ２自転車に乗って郊外の大型商業施設や駅の駐輪場を利用する場合は、鍵はツーロックで！＊相変わらず自転車の盗難は後を絶ちません。いろいろなことを楽しんだ後に、自転車が盗難に遭っていたらせっかくの楽しい気分も台無しです。自転車には２箇所以上鍵をかけ、自己防衛をしましょう。