[土地連からのお知らせ No.444] 平成 27 年 10 月 30 日 国営豊沢川農業水利事業建設所開所式が開催 ~「 今 日 も 水 は 流 れ て い ま す か 」 ~ 10 月 29 日花巻市において、国営 かんがい排水事業豊沢川地区の建 設所が開設されました。当日は、建 設所の看板掲示式に続き、開所式が 行われ、豊田育郎 東北農政局長が 「この事業を通じて、若者が希望を 持てる強い農業の実現に取組んで いきたい」と式辞を述べました。 【式辞を述べる豊田 東北農政局長】 また、平賀 巌 同地区国県営事業 促進協議会会長(豊沢川土地改良区理事長)は、 「ダムの整備や小水力発電施 設の設置によって維持管理費の節減や多面的機能の強化が図られる」 と謝辞を 述べました。 続いて、及川正和 本会会長の「本地区の整備が早期に完了し、地域農業の 確固たる基盤が築かれることを願う」 との乾杯の音頭で祝賀会が開催されまし た。 【謝辞を述べる平賀 促進協会長】 【乾杯の音頭を述べる及川 本会会長】 「 今 日 も 水 は 流 れ て ま す か 」は 、 昭 和 13 年 に 豊 沢 ダ ム が 計 画 さ れ た 際、豊沢川土地改良区の前進である組合の代表を務めた平賀千代吉翁 の言葉として石碑に刻まれている言葉です。 豊沢ダムは、造成から 50 年が経過し、老朽化が著しく進んだため、67 億円 の総事業費によって堤体や取水施設の改修、小水力発電施設の新設等を、平成 34 年度の完工を目指して本年度から実施されることになりました。 この事業によって、花巻市と北上市の水田 4,250ha に、これからも「今日も 水は流れていますか」と言い伝えられることでしょう。
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