製品ご使用の前に - Fujitsu

製品ご使用の前に
J2S0-0456-01Z0 (00)
2015 年 7 月
富士通株式会社
APC と PowerChute は、Schneider Electric Industries SAS およびその関連会社の米国およびその他の国における商標です。
Oracle と Java は、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商
標または登録商標である場合があります。
すべてのSPARC 商標は、SPARC International,Inc.のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
SPARC64 は、米国SPARC International,Inc.のライセンスを受けて使用している同社の登録商標です。
1.ライセンスの取り扱いについて
本製品は、1 パッケージにつき 1 システムにインストールしてご使用いただけます。
製品媒体には、複数プラットフォームのフォルダが存在しますが、ご使用いただけるのは、ご購入いただい
た製品の対象プラットフォームのみです。
2. 動作保証対象となるネットワークマネジメントカード(以下、NMC)
本製品が動作保証する製品は、弊社が販売する以下の製品のみです。富士通から提供しているファームウ
ェアのみサポートします。他社から提供されたファームウェアはサポート対象外です。
 NMC(PG-UPC07, PY-UPC01) (RoHS 指令対応製品)
 Smart-UPS RT 5000 (PG-R1SR5K3, PG-R1SR5K4, PY-UPAC5K) 標準搭載品
 Smart-UPS RT 10000 (PG-R1SR1AK, PY-UPAR0K)標準搭載品
3.NMC の設定について
 本製品を導入される際は、NMC に同梱されている CD-ROM 内のツールを使って IP アドレス、サブネ
ットマスク等のネットワーク設定を行ってください。なお IP アドレスは必ず固定 IP のご使用をお願い
します。
ツールを使う際には、NMC に同梱されている専用 RS-232C ケーブルでパーソナルコンピュータのシリ
アルポートと接続します。
 設定完了後は、運用中の誤作動を防止するため、専用 RS-232C ケーブルは必ず取り外してください。
4.本製品に同梱される Java Runtime Environment(以下、JRE)の用途について
本製品に同梱の JRE は本製品専用です。他アプリケーションではご使用しないでください。
PowerChute Network Shutdown Enterprise v3.0.1 for Oracle Solaris
Copyright 2013-2015 FUJITSU LIMITED
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製品ご使用の前に
5.UPS 本体の設定について
(1) サーバの突発リブート防止
UPS 本体の感度の初期設定は、"Normal"(標準)に設定されています。設定の変更は行わないでください。
初期設定から変更されますと、停電時や瞬電時にサーバがリブートするなどの予期せぬ影響を与える場合
があります。
(2) サーバがシャットダウンする前の電源供給停止の防止
サーバがシャットダウン処理を終了する前に電源供給が停止しないよう、PowerChute Network
Shutdown Enterprise(以下、PCNS)および、NMC では下記の条件を満たす設定を行ってください。
(a) コンセントグループ無し、かつ、SPARC M10 以外の場合: ①+②+70[秒] ≦ ③+⑤+120[秒] ≦ ⑥
(b) コンセントグループ有り、かつ、SPARC M10 以外の場合: ①+②+70[秒] ≦ ④ ≦ ⑤ ≦ ⑥
(c) コンセントグループ無し、かつ、SPARC M10 の場合: ①+70[秒] ≦ ③+⑤+120[秒] ≦ ⑥
(d) コンセントグループ有り、かつ、SPARC M10 の場合: ①+70[秒] ≦ ④ ≦ ⑤ ≦ ⑥
項
設定項目
設定先
①
サーバのシャットダウンにかかる時間
−
設定 ○:有り, −:無し
(a)
(b)
(c)
−
−
−
(d)
−
The command file needs this much time to PCNS ○
○
○
○
complete (コマンドファイルの実行時間)
※1
※1
Shutdown Delay
NMC
③
○
−
○
−
(シャットダウン待機時間)
Power off Delay
④
−
○
−
○
(電源停止までの待機時間)
Low Battery Duration
⑤
○
○
○
○
(バッテリ残量低下持続時間)
Runtime Remaining
⑥
○
○
○
○
(ランタイム残り時間) *設定不可能
※2
※2
※2
※2
※1:SPARC M10 の場合、コマンドファイルの実行時間にサーバのシャットダウンにかかる時間を設定し
てください。
※2:ランタイム残り時間は参照のみの項目です。
条件に満たない場合、Oracle Solaris のシャットダウン処理中に UPS からの電源供給が停止し、ハードディ
スクやファイルが破壊される可能性があります。
サーバのシャットダウンにかかる時間は、運用中に増加します。定期的にサーバをシャットダウンする時間
を確認(手動でシャットダウンし、かかった時間を計測) の上、適切な値を設定してください。
②
PowerChute Network Shutdown Enterprise v3.0.1 for Oracle Solaris
Copyright 2013-2015 FUJITSU LIMITED
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製品ご使用の前に
6.UPS 冗長化構成を組む場合の注意事項
 本製品を利用して冗長構成を組むことができるのは、同一シリーズの UPS です。異常発生時の負荷分
担の観点から、すべて同一容量の UPS で冗長構成を組むことを推奨します。
 UPS の冗長構成を組む場合は、1 台の UPS からサーバへの給電が停止しても運用が継続できるよう、
負荷機器の合計消費電力に対して十分な容量を持った UPS を設定してください。
 冗長構成時、スケジュールシャットダウン直後の即時再起動はできません。別途起動時刻を設定してく
ださい。
 通信用ポートを設定する際には、必ず初期値である「80」を設定してください。
 自動インストールを行うと"Connection to UPS" で"Timeout" となり、PCNS がインストールされませ
ん。対話型インストールで PCNS のインストールを行ってください。
7.リモート通報機能(REMCS エージェント)について
Schneider Electric 製 UPS の故障イベントは SPARC M10 では、
リモート通報の対象となります。
SPARC
Enterprise では、リモート通報の対象外となります。
8.マルチ PCNS インスタンス機能について
PCNS v2.2.4/v2.2.5 のマルチ PCNS インスタンス機能は、PCNS v3.0.1 では、削除されました。
9.インストールガイドのバージョン表記の誤記について
本製品媒体内の対象プラットフォームを示す各フォルダに格納されているインストールガイド(PDF ファイ
ル)において、製品版数が v3.0 と誤って記載されています。正しくは v3.0.1 です。読み替えをお願いいたし
ます。
― 以上 ―
PowerChute Network Shutdown Enterprise v3.0.1 for Oracle Solaris
Copyright 2013-2015 FUJITSU LIMITED
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