▼ 初 代 校 長 ホワイト神 父 ▼ 校長 阿南 孝也 洛星の初代校長を務められたフランシス・ホワイト神父が、6月6日、シカゴのヴィアトール修 道院にて帰天されました。97才でした。ホワイト神父は1949年来日され、初代理事長を務め られたカリエ神父、村田神父、ナドウ神父がたと共に、校地の取得や学校開設の認可申請な ど、開校準備に奔走されました。京都府知事から白梅町を校地とする「学校法人ヴィアトール 学園」の認可が得られたのが、偶然にも、開校前年1951年のクリスマス12月25日であったこ とを大変喜ばれたと伺っています。 洛星中学校開校から3年半、洛星高等学校の開校を見届けた後、1955年9月、アメリカに 帰国されました。在任期間は長くはありませんでしたが、洛星の創立者であるホワイト初代校 長の蒔かれた種は大きく成長し、豊かな実りをもたらしたのです。 天の国はからし種に似ている。人がこれを取って畑に蒔けば、どんな種よりも小さいのに、 成長するとどの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる。 マタイによる福音書 13章31・32節 創立者の精神を受け継ぐ洛星は、宗教教育に力を入れてきました。神のみ言葉である聖 書を学び、人の痛みに気づく心を育み、人々の幸せ実現のために働くことのできる青年の育 成に努めてきました。 一人ひとりの生徒が、神からいただいた賜物を研き伸ばすことは、創立以来、洛星に与えら れた重大な使命であると認識しています。授業を大切にし、自ら学ぶことのできる青年となれ るよう指導してきました。様々な学校行事は、生徒たちが主体的に取り組むことを重視してきま した。またクラブなどの自主的な活動にも力を入れてきました。これらの洛星の特長は、創立 者であるホワイト神父の導きによるものと感謝しています。 19才でヴィアトール修道会士となられたホワイト神父は、シカゴの修道院で行われた修道 生活75周年のお祝いインタビューの中で日本でのことを語られ、今なお洛星を誇りに思って くださっていることを知りました。 洛星で学ぶ子どもたちが、ホワイト初代校長に見守られながら、心、頭、体のバランスのとれ た青年として成長してくれることを願ってやみません。 ‐前期中間考査を終えて‐ 定期考査の結果を受けて、ぜひ各自の生活を振り返ってください。学習の妨げとなるものがあ れば、勇気を持って取り除き、改善をはかりましょう。点数にだけ目を向けるのではなく、学校生 活、家庭生活全体の反省の機会として生かし、よりよいスタートにつなげてください。
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