アカデミー か ら の お 知 ら せ 「信用事業基礎検定」で成績優秀者を複数輩出 ── JA水戸の人材教育計画とは? ── は、と言います。 「最初は半ば強制と感じられたかもし 昨年10月4日実施の「信用事業基礎検定」試験。そ れませんが(苦笑) 、目標に向けて全員で切磋琢磨す の成績で全国トップ3を独占、さらに6名を10位以内に る風土づくりはある程度実現したのではないかと思い 送り込んだのが茨城県の水戸農業協同組合(以下JA ます」と雨谷部長は話します。 お客様が本当に必要とするサービスのために るべく、水戸を訪ねま JA水戸 代表理事 組合長 八木岡努さん した。 「本店で表彰される 「結果を知り驚きまし まで信じられませんで た。 本店で功績をたた した」と話すのは今回 え表彰しましたよ」そ 全国 1 位の成績で合 う笑顔で話すのは八 格した河原井弥 那子 木岡努 組合長。JA水 さん。 「 『貸付』 の知識 み 戸では、昨年より「共 な 済金融部」を「金融部」 「共済部」に分けたばかり。 で苦労しましたが、担 証券外務員試験委員研修 (A) 今月は、当社がJA職員向けに標準的なカリキュラムをご提供す る「標準プログラム研修」の中から「JA信用事業の内部統制の基 本研修」をご紹介いたします。この研修は、JA信用事業を取り巻く 重要性の高い法令や不祥事件の事例解説を通し、コンプライアン 農林中央金庫 山形支店 人材育成班次長 渡邉正人さん 次のとおりとなっています。 JAバンク山形県では去る4月15日、21日に「JA信用事業 の内部統制の基本研修」を実施しました。法律知識なども 絡むため難易度が高いと思われがちですが、研修では具体 的事例を多数紹介、DVDなどの教材もうまく活用され、6時 間半の長丁場だったにもかかわらず「集中が途切れなかっ た」 「SNSなどの身近な事例がわかりやすかった」と好評で した。金融機関職員として不可欠な、コンプライアンスへの 高い意識づくりにつながる重要な研修です。より多くの方 に受講していただきたいと思います。 まずは、コンプライアンスはその企業の文化であるという前提を知り、 コンプライアンスが定着しない原因や経営陣と現場の意識のかい離と いった課題について考えながら、インターネット活用上のリスク、基本的 心構えなどの基礎知識を学習します。 金融機関として金融犯罪をどのように防止できるのか。反社会的勢 力へどう対応すべきか。関係遮断のポイントや各取引時の対応につい て、また施設管理のありかたなど、具体的な事例を紐解きます。 不祥事・不正を防ぐための心得 JA水戸 緑岡支店 河原井弥那子さん 「農協事業は多岐にわたるため、対応力も広く浅くな 当する同僚に教えてもらうなど周囲の協力で勉強を続 りがちです。専門性を高め、よりお客様のニーズに応 けられました。渉外担当として、いまはお客様により的 えられる体制にすることが課題です」と話します。 確なアドバイスができるようになりました」と話します。 研 修 事 務局から一言 スの重要性を知り、いかに向き合うべきかを学ぶものです。内容は 具体的な事例、課題 み はほぼゼロだったの します。ふるってご応募ください。 コンプライアンスについての基礎知識 水戸) です。驚きの結 果を生んだ秘密をさぐ 下記の県域職員向け全国研修の募集を開始いた 「JA信用事業の内部統制の基本研修」 内容についてご紹介 結果、仲間意識やライバル意識が自然と生まれたので 半年をかけて進めた受験の準備 8月開講の県域職員向け研修募集開始 今月の 注目トピック ひとはなぜ犯罪を犯すのかといった問いから、不祥事件を起こすとど うなるのか、 「クレッシーの不正のトライアングル (機会、動機、正当化) 」 について学習。金融機関における過去の不正・不祥事件の傾向や手口 について知り、その防止策とリスク管理体制の強化について考えます。 ワン ント ポイ 座 講 ●講師からのメッセージ 十六銀行 コンプライアンス統括部法務室長 宇佐美 豊 講師 内部統制、コンプライアンスという言葉を聞くと、 「難しい」と 思ったりしませんか。本研修では、 可能な限り難しい言葉を避 け、実務に即した形で研修を進めていきます。また、実例の紹 介などにより、 皆さんがより身近に感じる内容となっています。 〈プロフィール〉1986年東海銀行 (現三菱東京UFJ銀行)入行。2013年4月より 現職。公認不正検査士 (CFE) 。 ホームページに掲載しているコラムのご紹介 「地銀や信金といったライバルの中でもJAを選んでい 緑岡支店の戸井田浩美支店長 ただけるよう、まずは最低限の地力をつける必要があ も 「今回の経験は自信になるだ ると思いました」と話すのは金融部部長の雨谷雅彦さ けでなく、お客様へも還元でき ん。4月の就任後すぐに職員の教育計画を企画。最初 るはず。お客様が本当に求めら 得した土地の「長期」譲渡所得について、譲渡益から1,000万円を差し引ける制度)が創設されました。この れるサービスにつなげていけれ うち、平成21年に取得した土地について、本年 (平成27年)以降の譲渡について、特別控除ができます。 の取り組みとして「信用事業基礎検定」受験を職員に JA水戸 緑岡支店 支店長 戸井田浩美さん 呼びかけます。 「最初に教育計画について周知し、皆 【税務に関するコラム】── 気をつけたい、平成21年に取得した土地の譲渡 平成21年度税制改正により、 「特定の土地等の長期譲渡所得の特別控除」 (平成21年及び22年中に取 本制度は、 「 所有期間」が5年を超える「長期」譲渡所得に限定されていて、土地建物の「所有期間」は、 ば」と話します。 取得した日から、譲渡をした日の属する年の1月1日までの期間をいいますから、平成21年に取得した土 さんに目的を理解してもらいました。それから過去問 「知識と経験の両輪、そして変わらぬ親身な対応で、 題を始めとする教材を配布したり、新人にはあらかじ より愛されるJAにしていきたいですね」と八木岡組合 税理士 め通信講座を受けて基礎知識 長。地域の方々との確かな信頼関係を築いていくため 河野 利 明 講師 をつけてもらいました」 。講師を に、JA水戸の挑戦は続きます。 地が「長期」になるのは、平成27年1月1日以降というわけです(平成22年取得の土地は、平成28年以 降の譲渡から特別控除ができます)。 こ う の としあき 制度の本格運用が、法律改正後、約6年の時を経て訪れるという、非常に珍しい制度です。 土地売却に関する資金計画のシミュレーションを行う場合や、もちろん確定申告の時も、控除計算を 失念しないように、くれぐれもご注意ください。 呼び1日がかりの講習会を開い (本コラムの詳細は5月から当社ホームページにアップ中です。) たところ、休日にも関わらず100 人近くが受講。皆で取り組むん だという呼びかけを徹 底した 今月のコラム JA水戸 金融部 部長 雨谷雅彦さん 金融法務教室「JA検査と内部統制」 税務に関するコラム「相続税・贈与税の平成27年度税制改正」 (今月、当社ホームページにアップいたします。) 詳しくはHPへ http://nc-academy.co.jp/sp/external.html 平成26年度当社検定 試験成績優秀者の全 〈JA水戸 緑岡支店〉 親しみやすく、気軽に寄っていただける開かれた店づくりを心掛けている。月に一度は大掃 除を実施し、 来店する方々に気持ちよく利用してもらえる清潔な環境づくりを実現している。 JAバンク情報 JAバンク 2015.6 24 国表彰式は6月4日に もっと知るなら 開催する予定です。 …コチラから 詳細情報をゲット! 問合せページURL 研修申込ページURL http://nc-academy.co.jp/sp/procedures/ http://nc-academy.co.jp/sp/procedures/application/ 25 JAバンク情報 JAバンク 2015.6
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