大阪工場 - 住友化学

大阪工場
(大阪府大阪市)
敷地面積 271,100m2
大阪工場(春日出)の沿革
大阪駅(梅田)から西に約 5 キロ、ユニバーサル・スタジオ・ジ
多様なニーズに対応する
ファインケミカルの中核工場
防疫薬、
■染料
農薬を生産する中核工場
大阪工場は、国内で初めて合成染料が製造された地であり、現
ャパンなど近年開発が盛んな大阪市此花区に大阪工場は立地
在では環境にや
しています。大阪工場の前身は、1916 年、合成染料の国産化を
さしいセルロース
奨励する国策のもと設立された日本染料製造(株)でした。わが
繊維用の反応染
国で初めて合成染料の生産が行われたのが当工場で、その後
料を生産してい
民営化、1944 年の住友化学工業(株)(当時)との合併等を経
ます。
て住友化学(株)大阪工場となりました。以来、時代の要請に応
住友化学の染料
じて有用な技術や新しい製品を生み続け、当社のファインケミ
は、 厳 しい品 質
カル製品の中核工場として発展してきました。
管理のも とに 生
研究部門との連携
産しており、その優れた品質により世界各国に輸出されていま
大阪工場は、研究・開発成果の早期上市を果たすため、構
す。
内に所在する 6 研究所をはじめとする研究開発部門と積極的に
■高分子添加剤・有機ゴム薬品
連携し、新製品や新技術の導入を進めてきました。これまで培
高分子添加剤・有機ゴム薬品は、各種プラスチック、ゴムの製
った技術を活かし、現在では半導体表示材料、高分子添加剤、 造時または加工時に使用され、製品の品質向上に不可欠なも
のです。大阪工場で生産するスミライザーシリーズは加工時の
有機ゴム薬品、医薬化学品、染料、農薬など幅広い製品群を
生産しています。
安定性向上、使用時の強度の低下、亀裂の発生防止に効果を
大阪工場の製品概要
発揮しています。
大阪工場は、少量多品種・切替生産を特徴とする工場であり、
コンピューターによって制御された各製造プラントにおける種々
の化学反応により、付加価値の高い製品を生産しています。
これらの製品は、需要家の方々のニーズにきめ細かく対応して
使いやすい製品形態に仕上げています。
■半導体表示材料
長年培ってきた技術力、分析力を活かし、高感度、高解像力を
備えた各種
のフォトレジ
ストおよび
LCD 用カラ
ーフィルター
材料などの
信頼性の高
い製品を生
産していま
未来に向かって
大阪工場では研究開発部門などと協力して次世代ディスプ
レイ材料である高分子有機 EL の量産体制を構築し、生産を開
始しました。
今後も製造・販売・研究が一体となった開発・生産体制の強
化を推進し、グループ全体に貢献する事業所を目指します。
国内事業所所在地
○ 本社・支店
● 工場・研究所
す。
■医薬化学品
1936 年、ピラロゾン系解熱鎮痛剤の生産を開始し、これは我が
国の医薬品合成の発祥とされています。以来、大阪工場では
次々と医薬化学品を生み出してきました。
大阪工場