西和賀町通学路交通安全プログラム ~方針及び具体的取組方法~ 平成27年4月 西和賀町教育委員会 1.目 的 平成 24 年 8 月、通学路において児童生徒が死傷する事故が全国で多発したことを受けて、緊急通 学路合同点検が全国一斉に行われた。本町においても、2つの小学校の通学路において点検を行い、 その結果をもとに必要な対策を講じてきた。平成 26 年 12 月現在、緊急通学路合同点検により指摘 された危険箇所の対応策は整っており、すべて「対策済」という状況にある。 しかし、通学路の状況は日々変化するものであることから、引き続き通学路の安全確保に向けた 取組を行うため、関係機関の連携体制を見直し、「西和賀町通学路安全プログラム」を策定した。 本プログラムは、西和賀町の児童が安全に、安心して登下校できるよう、通学路の安全確保を図る ための取組を関係機関がスムーズに連携して円滑に進められることをねらい、策定したものである。 2.通学路安全推進会議の設置 以下の関係機関から推進委員を推薦していだき、「通学路安全推進会議」を設置する。 ・西和賀町教育委員会(2 名) 担当指導主事 スクールガード担当 ・西和賀町立各小学校(2 名) 各校副校長 ・西和賀町建設課(1 名) 課長もしくは担当者 ・西和賀町町民課(1 名) 課長もしくは担当者 ・スクールガード(1 名) リーダー ・北上警察署(1 名) 交通安全担当 ・県南広域振興局土木部(1 名) 所長もしくは担当者 3.取組方針とPDCAによる取組 (1)方針の基本的考え 継続的に、通学路の安全確保を図っていくために、通学路の状況把握に努め、改善の要求や必要性 があった場合は、すみやかに関係機関との連携により、対応策を講じる。 状況把握から対応策を講じるまでの一連の取組は、通学路安全確保のためのPDCAサイクルに よって、実効性をもたせるようにする。 (2)PDCAサイクルによる具体的取組 Plan 前年度までの通学路点検や対応策の実施状況確認 今年度の、安全確保のための通学路点検の実施についての計画立案 関係機関への点検への協力及び連携推進への協力依頼 Do Check 合同点検の実施 合同点検から把握された、問題点や課題を確認。 対応策の方向性を検討 Action 関係機関の連携による対応策の実施 4.具体的取組内容 (1)通学路安全推進(通学路点検)計画の周知【4月】 ・4月に、当該年度の推進計画を、関係機関に送付。 ・各小学校のPTA組織の確定後に、各地区安全担当保護者へ、通学路危険箇所報告様式を送 付。 (2)通学路危険箇所の把握【5~6月】 ・各小学校から提出された通学路危険箇所を、教育委員会担当者で確認、整理。 ・合同通学路点検にかける箇所の検討。 ・合同通学路点検実施通知の関係機関への送付。 (3)合同通学路点検及び通学路安全推進会議【7~8月 小学校の夏季休業中】 ・危険箇所の確認。(実地踏査) ※点検 ・危険箇所への対応策検討。 ※会議 (4)具体的改善策の推進【9月~12月】 ・対応策を進める関係機関ごとの対策実施。 ・関係機関との連携による対策の実施。 (5)対策状況の報告【1月】 ・関係機関は、それぞれの対策状況を、取組報告様式にて教育委員会に提出。 ・教育委員会による実施状況の取りまとめと周知 ・対策の進捗状況によっては、通学路安全推進会議を招集。 (6)当該年度の実施状況の公表【2月】 ・町内広報紙等により、実施状況(概要)を公表。 ・次年度への引継ぎ内容の確認 5.取組の評価 (1)各地区安全担当者からの評価 今年度の実施状況は、改善要望を報告してきた各地区安全担当保護者へ周知し、評価を得る。 (2)関係機関からの評価 実施状況を取りまとめ各関係機関に周知にあわせて事業評価表を送付し、その回答を集約すること をもって、取組の評価とする。 6.実施状況の公表について (1)町民へ広く公表する内容 実施状況の概要を、広報・HP等に担当者がまとめ公表する。 (2)関係機関へ公表する内容 ①対策箇所一覧表 緊急合同点検の結果に新規箇所を加えたものを一覧表として対策状況を共有する。 ②対策箇所図 異動等による関係機関担当者変更に際して、情報の引継ぎを確実に行うために共有する。
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