1 平成26年度事業概要 当財団は,福岡市が重点戦略として位置づけている「MICE 誘致」を推進するため,マリ ンメッセ福岡,福岡国際センター及び福岡国際会議場の3施設を管理運営する法人として, 大規模な学術会議,展示会等の誘致・開催支援を積極的に行いながら,お客様のニーズを 的確に把握し,安全・安心で利用しやすい施設や質の高いサービスの提供に努めてきた。 平成26年度の各施設の利用率は,マリンメッセ福岡 86.0%,福岡国際センター87.2%, 福岡国際会議場 71.0%で,各施設とも好調な利用率を維持している。 入場者数は3施設合計で約 209 万人を記録し,福岡市の地域経済の活性化及びウォータ ーフロント地区の活性化に寄与した。 また,厳しい経営環境が続く中,事業運営に当たっては,収入の確保や経費節減など効 率的な経営により,収支状況は黒字を維持している。 今後とも,地域経済の活性化や学術・文化の振興に努め,利用率及び顧客満足度の向上 並びに長期的・安定的な経営基盤の強化に向けた取り組みを進め,福岡市の国際経済文化 都市としての確立と福岡市民の生活の質の向上に貢献する。 (1) コンベンション施設の利用促進 経済波及効果や情報発信力の高い国際会議,国内会議及び展示会・見本市並びに文 化・スポーツ等の各種催事の誘致を行った。また,特別後援として下記の催事の開催 支援を行い展示会の定着化に努めた。 ① 平成26年度に開催された催事 ア 国内外の会議・大会等 ・第87回日本消化器内視鏡学会 ・第12回日本臨床腫瘍学会 ・第46回全国保育団体合同研究集会 ・第6回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・福岡開会式 イ 他 特別後援展示会への支援 ・第10回福岡インターナショナル・ギフトショー/第3回福岡国際ビューティー・シ ョー(平成26年6月) ・全国陶磁器フェア in 福岡2015(平成27年3月) ② 他 大規模な催事等の誘致 平成26年度に下記の催事の誘致を行い,開催が決定した。 ア 学術会議等の誘致 ・第17回国際高分子会議(IPC2016)International Polymer Conference(平成28年 度) ・第25回日本乳癌学会学術総会(平成29年度) ・第58回電池討論会(The 58th Battery Symposium in Japan)(平成30年度) イ アリーナ機能など多目的施設の特性を活かした誘致 ・ママキッズ福岡2015(平成27年度) ・平成28年全国郵便局長会通常総会(平成28年度) ・全国建設業労働災害防止福岡大会(平成31年度) 他 他 ③ 広報宣伝 より分かりやすく迅速に施設情報を発信するため,従来のホームページに加え次のサ ービスを実施し,一般の来場者だけでなく,新たに展示会等を検討する主催者や業界関 係者等にも施設の利便性等をPRした。 ・スマートフォン対応のホームページの開設 ・フェイスブック公式アカウントの開設 他 (2) サービスの向上,催事ノウハウの蓄積 お客様の視点に立った満足度の高い様々なサービスの提供に努めた。さらに,他都市 の施設との人的交流や情報交換により催事ノウハウの蓄積を行いながら,主催者へ催事 運営について積極的なサポートを行った。 また,お客様の安全・安心を第一に考え,防災・防犯などについても適切なアドバイス に努め,利用者等のニーズに応じた利便性の向上を図った。 ① 福岡国際会議場の主な取組み ・60インチ画面の映像機器5台設置 ・キャスター付き机等の消耗什器備品の購入 ・椅子の座部の張替の実施 ・こまめに清掃による清潔な施設の環境づくり他 ② マリンメッセ福岡の主な取組み ・最寄りの駅まで徒歩による帰宅を促す「歩いて帰ろう!キャンペーン」の実施 ・会場周辺サインの更新及び誘導・案内の改善他 (3) コンベンション施設の保守管理・改修事業 主催者や来場者などのお客様に気持ちよく快適に施設を利用していただけるよう,利便 性の向上や安全性の維持向上を図るとともに,施設の経年劣化等に適切に対応するための 保守・改修に努めた。 ① マリンメッセ福岡(大規模改修は、福岡市において実施) ・動力盤等電気設備補修 ・防災センター前入口扉補修 ・1・2階通路塗装補修 (参考)福岡市が実施した平成 26 年度の主な改修事業 ・空調用自動制御設備一部更新 ・副電気室空調機更新 ・音響設備一部更新 ・非常用発電機蓄電池取替 ② ③ 福岡国際センター ・舞台音響設備一部更新 ・空調用自動制御設備修理 ・中央監視設備更新 ・倉庫跡駐車場整備 福岡国際会議場 ・映像設備一部更新 ・外壁タイル補修 ・吊物機構一部更新 ・電話交換機設備更新 (4) 各施設の利用状況 ① マリンメッセ福岡 既存催事の定着化を図るとともに展示会や興行系の新規催事の誘致営業に努め,年 間利用日数は 288 日,利用率は 86.0%となった。 ○催事種目別利用状況(利用率 86.0%) 区 分 展示会 会議・集会 コンサート・興行 アマチュアスポーツ 合 計 利用の割合 利用件数 利用日数 入場者数 36 件 120 日 333,174 人 41.6 % 27.6 % 8 件 16 日 65,189 人 5.6 % 5.4 % 48 件 139 日 650,871 人 48.3 % 53.9 % 2 件 13 日 158,426 人 4.5 % 13.1 % 94 件 288 日 1,207,660 人 100.0 % 100.0 % 日 数 入場者数 ※利用率=288日/335日 【主な催事】 名 称 第 24 回西日本食品産業創造展’14 開 催 日 入場者数 5月21日~23日 22,000人 6月9日~11日 32,700人 平成26年度金鷲旗・玉竜旗高校柔剣道大会 7月22日~29日 153,400人 ディズニー・オン・アイス福岡公演 8月29日~31日 38,800人 冬スポ!!WINTER SPORTS FESTA season14 10月25日~26日 4,200人 [九州]外食ビジネスウィーク2014 10月28日~30日 15,800人 11月1日 5,000人 11月15日~16日 26,000人 平成27年福岡市消防出初式 27年1月10日 5,400人 平成26年度福岡市成人の日記念式典 27年1月12日 13,000人 福岡トヨタ 新春大商談会inマリンメッセ 27年1月24日~25日 6,700人 全国陶磁器フェアin福岡2015 27年3月18日~22日 42,200人 27年3月23日 7,500人 第 10 回福岡インターナショナル・ギフト・ショー 第 3 回福岡国際ビューティー・ショー 2014年第6回スペシャルオリンピックス日本 夏季ナショナルゲーム・福岡 開会式 福岡キャンピングカー&アウトドアショー2014 平成26年度九州産業大学学位授与式 ② 福岡国際センター 既存催事の定着化を図るとともに新規展示会等の誘致に努め,年間利用日数は 292 日,利用率は 87.2%となった。 ○催事種目別利用状況(利用率 87.2%) 区 分 利用件数 利用日数 利用の割合 入場者数 日 数 入場者数 展示会 50 件 170 日 223,492 人 58.2 % 45.9 % 会議・集会 13 件 26 日 51,770 人 8.9 % 10.6 % 1 件 36 日 80,000 人 12.3 % 16.4 % 13 件 27 日 70,410 人 9.3 % 14.5 % 9 件 16 日 26,362 人 5.5 % 5.4 % その他 11 件 17 日 35,078 人 5.8 % 7.2 % 合 97 件 292 日 487,112 人 100.0 % 100.0 % 大相撲 コンサート・興行 アマチュアスポーツ 計 ※利用率=292日/335日 【主な催事】 名 称 平成26年全日本選抜体重別選手権大会 開 催 日 入場者数 4月5日~6日 4,700人 第53回「博多どんたく港まつり」前夜祭 5月2日 6,000人 人権社会確立第34回全九州研究集会 5月26日 4,000人 5月31日~6月1日 16,000人 九州ビジネスシヨウ&エコフェア 6月18日~19日 19,000人 福岡九州クボタ 夏の大展示会 6月25日~30日 13,400人 8月2日~3日 12,900人 2014国立ボリショイサーカス福岡公演 8月14日~17日 15,000人 FOOD EXPO IN FUKUOKA 10月7日~9日 4,500人 平成26年大相撲十一月場所 11月9日~23日 80,000人 リビング福岡ハンドメイド&こだわり品フェア2014 12月12日~13日 9,800人 ビューティーワールドジャパン福岡 27年3月2日~3日 4,200人 27年3月22日 7,500人 鉄道フェスタ IN 福岡 第46回全国保育団体合同研究集会 福岡アジアコレクション2015 ③ 福岡国際会議場 一般会議や展示会などの既存催事の定着化を図るとともに学会等の誘致に努め,利 用実績室数は延べ 5,709 室,利用率は 71.0%となった。 ○催事種目別利用状況(利用率 71.0%) 区 分 利用件数 入場者数 区 分 利用実績 利用可能 室数 室数 利用率 国際会議・学会 19 件 53,584 人 多目的ホール 1,103 室 1,340 室 82.3% 学会(国内) 17 件 19,243 人 メインホール 266 室 335 室 79.4% 一般会議 864 件 180,303 人 国際会議室 260 室 335 室 77.6% 展示会 86 件 55,825 人 中小会議室 4,080 室 6,030 室 67.6% コンサート・興行 35 件 33,315 人 その他 57 件 49,281 人 5,709 室 8,040 室 71.0% 1,078 件 391,551 人 合 計 合 計 ※利用可能延室数=24室×335日=8,040室 ※利用率=5,709室(利用延室数)/8,040室(利用可能延室数) 【主な催事】 名 称 第 87 回日本内分泌学会学術総会 開 催 日 入場者数 4 月 24 日~26 日 2,800 人 5 月 15 日~17 日 6,500 人 5 月 21 日~24 日 6,700 人 6 月 12 日~14 日 3,000 人 7 月 8 日~9 日 2,000 人 7 月 17 日~19 日 5,000 人 9 月 4 日~5 日 2,000 人 9 月 30 日~10 月 3 日 4,500 人 第 28 回日本手術看護学会 10 月 10 日~11 日 3,500 人 日本気象学会 10 月 21 日~23 日 2,000 人 11 月 19 日~21 日 1,400 人 27 年 2 月 27 日~28 日 3,000 人 3 月 2 日~6 日 4,000 人 第 87 回日本消化器内視鏡学会総会 (2施設利用/マリンメッセ福岡) 第 55 回日本神経学会学術大会 (2施設利用/福岡国際センター) 第 56 回日本老年医学会学術集会 アドテック九州 2014/ad:tech kyushu 2014 第 12 回日本臨床腫瘍学会学術集会 (2施設利用/福岡国際センター) 第 55 回日本人間ドック学会学術大会 第 67 回日本胸部外科学会定期学術集会 2014 年度秋季大会 第 44 回日本臨床神経生理学会学術集会・第 51 回日本臨 床神経生理学会技術講習会 第 45 回日本人工関節学会 APRICOT/APAN2015
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